業績ハイライト

業績ハイライト
平 成 27
年 3 月期の 決 算
貸出金残高は順調に増加しましたが、一方で利回りの低下により資金運用収益が減少したことや、
貸倒引当金戻入益
が減少したことなどから、経常収益は前事業年度比11億29百万円減少し408億71百万円となりました。
経常利益につきましては、経常収益の減少に加えて、
消費税率の引き上げなどにより営業経費が増加したことなどか
ら経常費用も増加したため、前事業年度比17億92百万円減少し56億57百万円となりました。
また、当期純利益につきましては、これらの要因に加えて、法人税等の実効税率の引き下げによる法人税等調整額の
増加要因もあり、前事業年度比16億88百万円減少し32億66百万円となりました。
預 金 ・ 貸出金等 の 状 況
平成27年3月末の総預金残高は、個人預金、法人預金ともに引き続き堅調に増加したことから前年比648億円増
加し2兆835億円となりました。また、預金以外の個人預かり金融資産残高は、前年比221億円増加し2,818億円と
なりました。
一方、総貸出金は中小・小企業を中心とした貸出金増加策の実施により事業性貸出金が増加したことに加え、住宅
ローンを中心に個人ローンが増加したことから前年比563億円増加し1兆3,450億円となりました。
(注)個人預かり金融資産残高は、投資信託、生命保険、公共債の合計であり、外貨預金は含んでおりません。なお、投資信託残高は、
今回より時価に変更しています。
■預金残高
■個人預かり金融資産残高
(単位:億円)
22,000
(単位:億円)
2,900
2,818
20,835
21,000
2,800
2,700
20,187
2,600
20,000
2,597
2,500
19,000
0
平成26年
3月末
平成27年
3月末
0
平成26年
3月末
平成27年
3月末
■貸出金残高
(単位:億円)
13,450
13,000
12,887
12,000
0
平成26年
3月末
平成27年
3月末
4
業 績 ハ イ ラ イト
自 己 資 本 比 率
平成27年3月末の自己資本比率(国内基準)につきましては、利益の積上げが自己資本の増加要
因となりましたが、バーゼルⅢへの移行に伴う経過措置による自己資本の減少要因があり、自己資
本は前年比5億円減少しました。一方リスク・アセットは貸出金の増加等により前年比879億円増
加したため、前年比0.92%ポイント減少し9.63%となりました。
■自己資本比率
(国内基準)
12
自己資本比率
10.55%
10
■自己資本額
(国内基準)
1,200
自己資本比率
9.63%
自己資本額
1,029億円
平成26年
3月末
平成27年
3月末
1,000
800
8
6
国内基準
4%
4
2
0
自己資本額
1,034億円
平成26年
3月末
平成27年
3月末
600
400
200
0
不 良 債 権 の 状 況
債 権 総 額中に占める金 融 再生 法 開 示 債 権(い わゆる不良債 権)比 率は、平成 26 年 3月末の
3.22%が平成27年3月末には2.81%となりました。
なお、当行は部分直接償却を行っておりませんが、部分直接償却を行った場合のこの比率をみま
すと、平成27年3月末で2.54%(平成26年3月末では2.88%)となっております。
■平成27年3月末の不良債権の状 況
債権総額
1兆3,604億円
※不良債権は金融再生法開示債権です。
※当行は部分直接償却を行っておりませんので、
その相当額に対して貸倒引当金を計上しております。
正常債権
1兆3,221億円
不良債権
382億円
(全体の2.81%)
5
不良債権
382億円
部分直接償却を
行った場合の
不良債権額
345億円
(全体の2.54%)
部分直接償却相当額
37億円