第 1 章 社会動態 ●本格的な少子高齢・人口減少の到来 宮崎県は、昭和30年以降、急速に高齢化が進展しており、平成 27年における男女別人口構成比を「年齢階層別」でみると、男性 では25~29歳が、女性では20~24歳が最も少なくなってい ます。 将来にわたって社会や経済の活力を維持し、安心して暮らせる未 来を築くためには、将来の変化を予測しながら、重要課題に対して 適切に対応していく必要があります。 ●若者者の県外流出抑制と多様な労働力の確保 有効求人倍率は、平成21年度以降回復基調にあり、平成27年 度は1.07と着実に改善しつつあります。 しかしながら、高校生及び大学生の県内就職率は低く、就職や進 学などで若年者の県外流出が続いています。 全国的に労働力の確保が難しくなる中、今後は、地域産業界や教 育機関と連携し、若年者への企業情報の提供を強化することで県外 流出を抑制するほか、女性や就労意欲のある高齢者など多様な労働 力の確保を図ることが重要です。 第1章 社会動態 Ⅰ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 人口の推移 1,175,819 1,170,007 1,153,042 1,135,233 1,168,907 1,175,543 1 宮崎県の人口 1,151,587 (ア)総人口 1,104,069 617,847 619,574 本県の総人口は、平成 7 年の 117 万 584,827 617,383 602,198 617,188 5,819 万人をピークに減少し、平成 27 610,929 601,380 年は、110 万 4,069 人であった。 また、平成 27 年 10 月 1 日現在での人 552,160 口を男女 別にみると、男性が 51 万 556,245 9,242 人、女性が 58 万 4,827 人となっ 550,207 ており、平成 22 年国勢調査に比べて、 男性が▲13,793 人、女性が▲17,371 人 519,242 533,035 542,113 60 昭和55 減少している。 551,524 558,355 7 平成2 12 男性 ※詳細は「統計表 P49」を参照。 17 22 27 (年) 女性 出典:県統計調査課 「平成 27 年国勢調査 人口等基本集計結果の概要」 (万人) (イ)人口動態 県外転入 7 本県の人口をみてみると、昭和 45 年以 県外転出 出 生 死 亡 6 降の県外転出者数の大幅な減少によ (社会減) 5 り、昭和 49 年から昭和 55 年の間は社 会増が続いていた。 (社会増) (社会減) 4 しかし、昭和 56 年以降、社会減の状態 (社会減) 3 が現在まで継続している。また、平成 (自然増) 14 年までは、出生数が死亡数を上回り自 2 然増となっていたが平成 15 年以降は自 1 (自然減) 然減となっている。 0 昭和 45 ※詳細は「統計表 P49」を参照。 49 53 57 61 2 6 10 14 18 22 26 (年) 出典:「県統計調査課調べ」 2 人口構成 男性 (ア)男女別人口構成 0.01 0.09 0.36 平成 27 年における男女別人口構成を、 1.19 2.10 2.55 2.95 年齢階層別でみると、15~64 歳の生産 年齢人口では、男性の 25~29 歳が 2 万 921 人と最も少なく、女性では 20~24 4.25 4.18 3.62 3.19 2.97 3.45 3.25 2.78 歳が 2 万 1,670 人と最も少なくなって いる。 2.09 2.25 2.74 2.66 2.58 2.50 ※詳細は「統計表 P50」を参照。 6 5 4 3 2 1 0 100 ~ 95 ~ 99 90 ~ 94 85 ~ 89 80 ~ 84 75 ~ 79 70 ~ 74 65 ~ 69 60 ~ 64 55 ~ 59 50 ~ 54 45 ~ 49 40 ~ 44 35 ~ 39 30 ~ 34 25 ~ 29 20 ~ 24 15 ~ 19 10 ~ 14 5 ~ 9 0 ~ 4 万 女性 0.08 0.40 1.22 2.37 3.24 3.42 3.57 4.64 4.43 3.90 3.48 3.26 3.64 3.37 2.98 2.30 2.17 2.65 2.54 2.47 2.42 0 1 2 3 4 5 6 ※年齢別人口の推計にあたっては、国勢調査人口(平成22年10月1日現在)をもとに、住民基本台帳による 増減数を、各歳別に加減して推計しているため、「国勢調査抽出速報集計結果」とは一致しない。 -1- 第1章 社会動態 Ⅰ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 人口の推移 実績値 (イ)年齢別人口構成比 推計値 70% 平成 22 年 10 月 1 日現在では年 少人口(0~14 歳)は 15 万 8,588 60% 人(県人口の 14.0%)、生産年齢 50% 人口(15~64 歳)は 68 万 854 人 40% (60.2%)、老年人口(65 歳以上) 30% は 29 万 1,301 人(25.8%)となっ ている。 グラフからは、昭和 30 年以降、 高齢化が急速に進展しているこ 60.2% 57.3% 51.6% 37.0% 37.1% 25.8% 20% 23.6% 14.0% 10% 0% 11.4% 13.9% 5.5% 1.5% T9 14 S5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 H2 7 12 17 22 27 32 37 42 47 52 (年) とが分かる。 年少人口 (0~14歳) ※詳細は「統計表 P50」を参照。 生産年齢人口 (15~64歳) 老年人口 (65歳以上) 後期老年人口 (75歳以上) 出典:平成22年までは総務省「国勢調査」。ただし、昭和20年は「人口調査」。 平成27年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(H25.3 推計)」 (ウ)地域別人口構成比 昭和50 県人口に占める地域別人口の 割合を昭和 50 年以降について 9.3 16.2 31.0 8.9 16.5 32.1 8.5 16.6 8.4 10.4 9.1 14.1 3.3 宮崎・東諸県 8.0 10.2 9.0 13.4 3.0 南那珂 8.0 10.2 8.7 13.1 2.8 北諸県 60 みると、「宮崎・東諸県」の割合 が一貫して拡大し、「北諸県」も 29.3 55 平成2 拡大傾向が続いている。なお、 7 最も人口が多いのは「宮崎・東 12 諸県」で 428,113 人と県人口の 17 約 4 割を占め、次いで「北諸県」 33.7 8.1 16.6 7.9 10.0 8.5 12.6 2.6 西諸県 35.2 7.7 16.8 7.7 9.8 8.4 12.1 2.4 西都・児湯 36.1 7.4 16.7 7.5 9.8 8.3 11.9 2.3 日向・東臼杵 36.8 7.2 17.0 7.2 9.6 8.3 11.7 2.1 延岡 22 の 190,508 人となった。 37.8 6.9 17.1 7.0 9.4 8.2 11.6 2.0 38.8 6.6 17.3 6.8 9.2 西臼杵 27 0% ※詳細は「統計表 P51」を参照。 20% 40% 60% 8.1 11.3 1.9 80% 100% 出典:県統計調査課 「平成 27 年国勢調査(速報値)」 3 合計特殊出生率 3.50 本県の合計特殊出生率は、昭和 3.00 2.88 50 年の 2.11 から下降していた が、平成 16 年の 1.52 を境に増 2.50 加に転じ、平成 27 年は 1.72 と 2.00 2.11 なっている。なお、全国順位で 本県は 2 位であり、1 位は沖縄 県である。 ※詳細は「統計表 P51」を参照。 1.50 1.94 1.72 1.52 1.91 1.72 1.46 1.29 1.00 全 国 宮崎県 沖縄県 0.50 0.00 S50 60 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 (年) 出典:厚生労働省「人口動態統計」、国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集」 -2- 第1章 社会動態 Ⅰ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 人口の推移 4 市町村別の世帯数 平成 27 年 10 月 1 日現在の市町 村別の世帯数をみると、宮崎市 市 町 が 175,360 世帯で最も多く、次 いで都城市の 69,934 世帯、延岡 市の 51,710 世帯の順となって いる。 また、平成 27 年 10 月 1 日現在 の世帯数が前年を上回ったのは 綾町の 1 町で、他の市町村は全 て下回っている。 なお、1 世帯当たり人員は、五 ヶ瀬町の 3.05 人が最も高く、西 米良村の 2.14 人が最も低くな っている。 宮 崎 県 宮 崎 市 都 城 市 延 岡 市 日 南 市 小 林 市 日 向 市 串 間 市 西 都 市 えびの 市 北 諸 県 郡 西 諸 県 郡 東 諸 県 郡 市 計 三 股 町 計 高 原 町 計 国 富 町 綾 町 計 高 鍋 町 児 新 富 町 西米良村 湯 世 帯 数(各年10月1日現在) 村 木 城 町 川 南 町 郡 都 農 町 東 臼 杵 郡 門 川 町 西 高千穂町 臼 日之影町 杵 五ヶ瀬町 郡 計 計 諸 塚 村 椎 葉 村 美 郷 町 計 町 村 計 1世帯当たり人員 H25.10.1 H26.10.1 H27.10.1 H27.10.1 (県推計世帯数) (県推計世帯数) (H27国勢調査速報値) (H27国勢調査速報値) 469,386 175,585 70,806 53,279 23,404 19,846 25,213 8,300 12,205 9,006 397,644 9,924 9,924 4,073 4,073 7,771 2,897 10,668 8,857 6,537 584 1,973 6,153 4,017 28,121 6,912 703 1,198 2,478 11,291 4,753 1,584 1,328 7,665 71,742 471,213 176,993 71,183 53,264 23,343 19,828 25,334 8,293 12,173 8,951 399,362 10,036 10,036 4,047 4,047 7,756 2,914 10,670 8,906 6,567 583 1,973 6,119 4,022 28,170 6,951 710 1,180 2,446 11,287 4,772 1,556 1,313 7,641 71,851 注1)平成27年は国勢調査速報値世帯数。 -3- 462,620 175,360 69,934 51,710 22,644 19,484 24,780 7,946 12,002 8,566 392,426 9,967 9,967 3,914 3,914 7,562 2,938 10,500 8,675 6,376 509 1,958 5,930 3,941 27,389 6,840 689 1,128 2,329 10,986 4,668 1,493 1,277 7,438 70,194 2.39 2.29 2.36 2.42 2.39 2.37 2.49 2.36 2.56 2.28 2.35 2.55 2.55 2.38 2.38 2.59 2.50 2.57 2.43 2.73 2.14 2.67 2.72 2.64 2.60 2.66 2.53 2.49 2.35 2.57 2.73 2.64 3.05 2.77 2.59 出典:県統計調査課 「宮崎県の人口」 (平成 27 年 10 月 1 日現在) 第1章 社会動態 Ⅱ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 本県の雇用情勢 1 一人当たりの県民所得 平成 25 年における九州各県の 「一人当たりの県民所得」をみ (千円) 3,000 2,831 2,513 2,422 2,419 2,559 2,407 2,399 2,500 2,102 ると、福岡県が 283 万 1 千円 で九州 1 位となっており、宮 崎県は 240 万 7 千円で九州で 6 2,000 1,500 位となっている。なお、全国 順位では本県は 44 位で、1 位 は東京都の 450 万 8 千円であ 1,000 500 る。 0 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 出典:内閣府 「平成 25 年度県民経済計算」 ※県民所得は、県民雇用者報酬、財産所得(非企業部門の財産所得の純受取)、企業所得(企業の財産所得の純受取を含む)を合計したものである。 したがって、個人の所得水準を表すものではなく、企業利潤なども含んだ各都道府県の経済全体の所得水準を表している。 2 有効求人倍率の推移 (倍) 本県の有効求人倍率は、リー 1.40 マンショックの影響を受けた 平成 21 年度に 0.39 倍まで下 がったものの、その後回復し、 平成 27 年度には 1.07 倍とな 1.20 1.06 0.98 1.11 1.02 0.97 1.00 0.80 依然として低い水準にある 0.60 が、本県の雇用情勢としては 0.40 1.07 0.82 0.77 0.95 0.68 っている。全国と比較すると、 着実に改善しつつある。 1.23 全国 0.81 0.56 0.70 0.61 0.45 0.65 0.51 0.71 0.60 宮崎県 0.49 0.39 0.20 0.00 17 年度 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 (年度) 出典:「宮崎労働局統計」 3 正社員の有効求人倍率の推移 (倍) 1.00 正社員の有効求人倍率は、全 体の有効求人倍率と同様に、 0.77 0.80 低くなっている。その後、平 0.58 0.60 成 27 年度には 0.61 倍まで回 復しているものの、全国的な 0.49 0.48 0.61 0.41 0.44 0.26 0.20 0.53 0.33 0.40 雇用情勢の改善に伴い、全国 との差は拡大している。 0.68 全国 平成 21 年度が 0.21 倍と最も 0.34 0.30 0.38 0.27 宮崎県 0.21 0.00 20 年度 21 -4- 22 23 24 出典:「宮崎労働局統計」 25 26 27 (年度) 第1章 社会動態 Ⅱ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 本県の雇用情勢 4 完全失業率の推移 全国 (倍) 本県の完全失業率は、平成 22 年 6.0 5.1 が 5.0 倍と最も高く、その後、 ている。平成 26 年には 3.2 倍と 4.6 4.4 雇用情勢の改善に伴って減少し 4.0 5.1 4.1 4.0 3.9 4.9 4.3 5.0 4.0 4.4 4.1 4.0 なり、ピーク時より 1.8 ポイン 3.7 3.7 3.6 4.3 3.7 3.2 ト減少している。 3.4 3.2 2.0 宮崎県 0.0 18 17 年 19 20 21 22 出典:総務省「労働力調査」 23 24 25 26 27 (年) ※本県分はモデル推計値 5 新規学校卒業者の就職決定者数(県内、県外別) (ア)高等学校 (人) (%) 99.1 99.2 99.6 99.6 2,789 2,709 2,788 2,689 1,134 1,123 1,277 1,181 1,572 1,655 1,586 1,511 1,508 24年 3月末 25年 3月末 26年 3月末 27年 3月末 28年 3月末 4,000 高等学校卒業者の就職内定率は 98.3 平成 25 年以降 99%台で推移し 2,688 100 ている。平成 28 年 3 月末卒業生 では、2,689 人の就職内定者の 2,000 うち 1,181 人(43.9%)が県外就 95 1,116 職内定者となっている。 0 90 県外就職内定者数 県内就職内定者数 就職内定率 出典:「宮崎労働局統計」 (イ)大学 (人) (%) 2,000 100 98.4 大学卒業者の就職内定率は上昇 傾向にあり、 平成 28 年は 98.4% 1,282 と前年より 3.4 ポイント増加し た。 平成 28 年 3 月末卒業生では、 1,000 県内就職内定者が 527 人、県外 1,286 1,302 777 751 781 94.0 762 就職内定者が 852 人となってお 94.1 95.0 1,379 852 95 92.6 り、県外就職内定者が 6 割を占 めている。 1,343 520 566 535 521 527 24年 3月末 25年 3月末 26年 3月末 27年 3月末 28年 3月末 0 90 県外就職内定者数 県内就職内定者数 出典:「宮崎労働局統計」 -5- 就職内定率 第1章 社会動態 Ⅱ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 本県の雇用情勢 (ウ)短大 (人) 500 (%) 100 短期大学卒業者の就職内定率 は、平成 28 年は 97.3%と前年 より 1.8 ポイント増加した。平 成 28 年 3 月末卒業生では、県内 333 315 31 21 307 358 97.3 25 324 29 35 250 95.6 就職内定者が 295 人、県外就職 93.5 内定者が 29 人と県内就職内定 294 92.8 333 272 者が 9 割を占めている。 95 95.5 295 302 0 90 24年 3月末 25年 3月末 県外就職内定者数 26年 3月末 27年 3月末 県内就職内定者数 28年 3月末 就職内定率 出典:「宮崎労働局統計」 (エ)高等専門学校 (人) 200 (%) 100 100 高等専門学校卒業生の就職内定 100 100 117 114 率はいずれの年も 100%となっ 職内定者となっている。 132 124 ており、その 8 割以上が県外就 100 121 100 95 103 107 0 98 117 109 17 14 16 15 12 24年 3月末 25年 3月末 26年 3月末 27年 3月末 28年 3月末 県外就職内定者数 県内就職内定者数 90 就職内定率 出典:「宮崎労働局統計」 (人) (オ)大学等 100 (%) 100 3,000 大学等全体でみると、平成 28 年 98 の就職内定率は 98.3%となり、 前年より 2.9 ポイント増加して 1,793 1,721 いる。いずれの年も県外就職内 定者が 5 割以上を占めている。 1,707 1,792 1,824 95 1,500 911 1,074 ※大学等 =大学+短大+高等専門学校 95 95 923 990 94 884 882 823 869 834 25年 3月末 26年 3月末 27年 3月末 28年 3月末 93 647 0 90 24年 3月末 県内就職内定者数 -6- 県外就職内定者数 出典:「宮崎労働局統計」 就職内定率 第1章 社会動態 Ⅱ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 本県の雇用情勢 6 有効求人倍率が高い(人手不足な)職種 有効求人倍率が3倍以上の職種(常用) 有効求人 倍率(倍) 職種 有効求人倍率が高く、人材不足が 他に分類されない保安の職業 (道路交通誘導員など) 進んでいる職種として、道路交通 1 誘導員などの「他に分類されない 2 とび工 保安の職業」が 17.88 倍と最も高 17.88 有効求人 倍率(倍) 職種 11 乗用自動車運転手 3.75 7.73 12 娯楽場等接客員 3.69 3 飲料・たばこ製造工 7.22 13 荷造作業員 3.58 く、次いで、「とび工」、「飲料・た 4 薬剤師 5.96 14 訪問介護員 3.48 ばこ製造工」の順となっている。 その他の生活衛生サービスの職業 5 (理容師・美容師補助者など) 5.75 15 電気機械器具検査工 3.42 6 伐木・造材・集材作業員 5.27 16 会社の管理職員 3.40 7 飲食物給仕係 4.96 17 金融・保険営業員 3.28 8 電話応接事務員 4.27 18 水産物加工工 3.20 9 土木技術者 4.07 19 保存食品・冷凍加工食品製造工 3.19 10 製品包装作業員 3.96 出典:「宮崎労働局統計」 (平成 27 年度) 有効求職者数 100 人未満を除く 7 本県と全国の賃金の動き (千円) 400 本県の平成 27 年の一人当たりの 平均月間給与総額を見てみると、 362 事業所規模 5 人以上では 262,774 (全国)事業所規模 30 人以上 (全国)事業所規模 5 人以上 363 357 358 314 314 317 270 274 358 350 円、事業所規模 30 人以上では 317 294,080 円となっている。 全国平均と比べると、依然として 294 300 275 低い傾向にはあるものの、平成 25 314 269 263 年以降は 3 年連続で増加傾向とな 250 っている。 246 247 246 ※詳細は「統計表 P52」を参照。 253 (宮崎)事業所規模 30 人以上 (宮崎)事業所規模 5 人以上 200 23年 24年 25年 26年 27年 出典: 全国:厚生労働省「毎月勤労統計調査全国調査」、 本県:統計調査課「毎月勤労統計調査地方調査」 8 本県と全国の月間総実労働時間の動き 本県の平成 27 年の一人当たりの (時間) 160 平均月間総実労働時間を見てみ (宮崎)事業所規模 30 人以上 155 ると、事業所規模 5 人以上では 152 153.7 時間、事業所規模 30 人以上 156 153 151 では 155.6 時間となっている。 全国平均と比べると、依然として (宮崎)事業所規模 5 人以上 150 152 150 151 149 149 146 145 149 147 るが、特に平成 27 年は全国平均 146 が横ばいとなる中で本県は増加 (全国)事業所規模 5 人以上 傾向となり、差が拡大している。 ※詳細は「統計表 P53」を参照。 154 151 149 本県の労働時間は多い状況にあ 152 145 (全国)事業所規模 30 人以上 140 23年 24年 25年 26年 27年 出典: 全国:厚生労働省「毎月勤労統計調査全国調査」、 本県:統計調査課「毎月勤労統計調査地方調査」 -7- 第1章 社会動態 Ⅱ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 本県の雇用情勢 9 「仕事と家庭の両立応援宣言」事業所登録件数 (件) 250 229 平成 18 年から取り組んでいる本事 業は着実に登録件数が増加してい 200 る。特に本年度は、ワークライフバ ランス推進強化のため、「仕事と家 150 庭の両立推進員」を設置し、今年度 109 の申込は平成 28 年 10 月末時点で 100 229 件となっている。平成 28 年 11 73 月 1 日現在の登録累計は 800 件(※ 56 廃業等により登録抹消した 10 事業 50 42 34 30 H18 19 60 47 59 71 所を除く)となっている。 0 20 21 22 23 24 25 26 27 28 (年度) 出典:「県雇用労働政策課調べ」 10 ふるさと宮崎人材バンクの利用者数 (ア)新規登録者数・就職決定者数 新規登録者数は、平成 23 年度の 394 人から減少傾向にあったが、平成 27 年度は 458 人(前年度比 136%増)に増加 している。また、就職決定者数は、平成 23 年度の 14 人から増加傾向にあり、平成 27 年度は 77 人(前年度比 156% 増) に増加している。 (人) 500 450 400 新規登録者数 (人) 90 458 就職決定者数 77 80 394 70 350 60 290 300 243 250 50 194 200 40 26 30 150 100 20 50 10 30 20 14 0 0 H23 H24 H25 H26 H23 H27 (年度) H24 出典:「県雇用労働政策課調べ」 H25 H26 H27 (年度) 出典:「県雇用労働政策課調べ」 (イ)登録者の現住地の状況 平成 28 年 3 月現在の登録者数は 398 人 (※)であり、登録者の現住地は、東京都 48% を中心とする関東が 48% (193 人)とほ 21% 15% 7% ぼ半数を占める。次に福岡県を中心とす る九州が 21% (84 人)、大阪府を中心と する近畿が 15% (60 人)と続いている。 ※人数の詳細については「統計表 P53」を参照。 0% 20% 40% 60% 80% 関東 九州 近畿 中部 中国 四国 東北 北海道 100% 出典:「県雇用労働政策課調べ」 -8- 第1章 社会動態 Ⅱ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 本県の雇用情勢 11 外国人労働者 男性 (人) 2500 2,119 (ア)外国人労働者数の推移 平成 27 年 10 月末現在における外国人 女性 1,885 1,730 2000 労働者数は男性 724 人、女性 1,395 人 で合計 2,119 人となっており、増加傾 1,395 1500 1,223 1,151 向にある。 1000 500 724 662 579 0 H25 H26 H27 (各年 10 月末現在) 出典:「宮崎労働局調べ」 (イ)国籍別 国籍は「中国(香港等を含む)」が最多の 1,004 人(全体の 47.4%)で、 次いで、 「そ (8.4%)となっている。 ※G7/8は、アメリカ、カナダ、イギリス、 フランス、ドイツ、イタリア、ロシアを示す。 (ウ)産業別 中国 (香港等を含む) 1,004人 (47.4%) ブラジル 4人 (0.2%) の他」の 379 人(17.9%)、ベトナムの 305 人(14.4%)、フィリピンの 177 人 合計 2,119 人 ペルー 4人 (0.2%) ネパール 38人 韓国 (1.8%) 50人 (2.4%) G7/8(※)+オース トラリア+ニュー ジーランド 158人 (7.5%) その他 379 人 (17.9%) ベトナム 305人 (14.4%) フィリピン 177人 (8.4%) 出典:「宮崎労働局調べ」 (人) 1000 944 900 産業別では、「製造業」の 944 人が最多 800 で、次いで、「農業、林業」が 307 人、「教 700 育、 学習支援業」が 235 人となっている。 600 500 400 307 300 200 132 43 14 3 75 9 28 52 公務( 他に分類されるものを除く) サービス業( 他に分類されないもの) 複合サービス事業 医療、福祉 -9- 教育、学習支援業 出典:「宮崎労働局調べ」 72 15 生活関連サービス業、娯楽業 1 宿泊業、飲食サービス業 卸売業、小売業 運輸業、郵便業 情報通信業 製造業 建設業 鉱業、採石業、砂利採取業 漁業 農業、林業 2 不動産業、物品賃貸業 0 金融業、保険業 100 0 235 187
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