Nara Women's University Digital Information Repository Title 中等教育学校における6年一貫古文教育の理論と実践 -第1回 低学年 「古文世界へのいざない」- Author(s) 金沢, 節子 Citation 金沢節子: 研究紀要(奈良女子大学附属中等教育学校), 2005, Vol. 46, pp. 55-66 Issue Date 2005-05 Description URL http://hdl.handle.net/10935/1919 Textversion publisher This document is downloaded at: 2016-03-04T08:23:13Z http://nwudir.lib.nara-w.ac.jp/dspace , / , 11 : i/ 1 '(・人 ・; ・ ' :附 f L E ; f J L lf A L U T L : 校研究紀 暮 1 1 ・ ?, L l 61 j ミ 申7 2 0 0 5; I :5J J 中等教育学校 における 6年一貫古文教育の理論 と実践 金 沢 節 子 は じめに-この原稿の目的と構成 2 0 01 咋か ら 2咋間の筑波大学 への内地尉学 において、それ までの十年I L "の古文の授業実践 を総1 l T , ・ し、 いま した。 その研究の成果 と して、古 文教 育の現状の分析、 占文教荷の構造化 、 6年 l . ' H の生砧の成長 J J等数行学校における古文教育のあ り方-古文カ リキュ と古文 との関連の洞察等を研究 し、修士論文 「l 0 0 3 i f : ・ 現場 に復如 し、 1年J 暮 三 の同語 を担当す ることに ラム試案 を通 しての考察 -」を作成 しま した02 はぎまで、生徒の知的好奇心 に刺激 を受 けなが ら、f ! 1 ! 論の修 f Eや過イ掘 等 と向 きf Tい、実践研究 に取 i にま とめ る ことに しま した.授業実践 の前1 , E 1 とな った研究 研究紀要 で は、低学' l Fの実践研究 を簡 q ( 修士論文)牧びその理論 に基づ いた授業' R践の詳細 は、 さまざまな機会で発議 したい と思 っていま す。次年度以降 も、L l j 学 年、高学 印 と実践研究の まとめを紀 要に報; J l ' ・ したい と考えていますので、/ 分 i J . います. 割 して掲峨 してい きたい とJ 1 中等教育学校における古文教育の理論の概要 1-1 古文教育の構造化 戦後、i l J 典教育 について、言治教 育論、文字数持論、j j l族的 f 三 悦 論、 文化創造論、' = k' 用化論、国際 化論等、 多 くの論文が発表 され、活発で、刺激的 な論争がお こなわれて きたと 木紀要では、その論点 及 び論争をひとつひ とっ取 り上 げて、論証、検討す ることは しないが、 それ らの古典教育論を検討 し た結梨、それぞれの論点 は相容れない対立的 な主張でな く、む しろ、 そ こで論 じられて いるt・ l L l i には、 それぞれ に論拠があ り、 その多 くは補完 し合 うものであると考える。 古l ) Q教育論 には、古文を教え る ためには. J i t J . 識 しておかなければな らないj C切な安来が た くさんある。 そ こで、 それ らの論点を怯即 し 卸「 比放性 と国際性」 とい う_ ≡ : . っ てみ ると、古文教育は、〔 D 「ことば と文学J( 至汗 時代性 と現 代件」( の軸 と して とらえ ることがで きる。 古文教 荷 において は、「ことば と文学」「時代性 と現代性 」「 以族 性 と国際性」 は、 それぞれの軸につ いて、 どち らが大切か、優先す るか とい う側係ではない。-〟の 押解が深 まれば、他方 もよ り深 く理解 で きるという関係にあ り、また軸 と軸の関係 も同 じ樹係にあ る. ことばへの兜角 引ま文学のf _ l 担 解 を深 め、文学のf 棚 引まことばの. l t : I . : 味を深 め るO古い時代の ことばや文学 l ;い時代の ことばや文学 に側心 を高め、 日 へのPI ・ ! 解 は、BI JJ ・ : の ことばや文化 との相 異をu ) Jらか に し、 I I t 界の小での F 7 本人の姿が見え、 また外 本の ことばや文学 の特 色のf = I l ・ ! 解 につ なが る。 それによ って、I 周の形が よ く妃えて くる。外国の ことばや文学 に触れ ると、H本治 や 日本文学 の特質が い っそ う明確 - 5 5 - 古 文 カ リ キ ュ ラ ム 構 想 表 一奈良女 大 附中等 教 育学校 モ デ ルー 蕗 価 S 他 t 科 ' { p ; I T . 清 l 午 方, . t I 呪 各 ? /i , i i に 揺 蒜 聖 克 ガf 夏f 一 i 軍 I を へ で ′ た 多 元 L I J , ; L i皇 . p l , r C 音 「r I T 文 」の 臼は 敦 材 古 文カ リキf ュ ラ 7 1 .k致 J < 0 川ム特 と一 人J , T 字 こ . 1. 諮 q) i 比 J i r 1 - 禦 . 1 .. 節 親 瑠 ;汀 指 油 の奈 日 さt ' I ' . 滞 加 を 味、入 と り よ . . _ x l学 . : I . 別 とl u g 史理 の 特 本 ;回 や ◆ き誠 7完 . 作 n 代 : i l i l p / ヒが d, t タ 還 る党 史 [ 畑 等 の i t 1 - I . モ f l i万 . I . %芸 .文 芸 とl i てヘ l t t 柁 く 一 しい「 - 56 - ′ .I - 紘 の 守 琴 ■ J L い l ∫ : . . t 控 的 ア シ で 塘 n1 ペ i ) 柿 人 i h ) ,こ つ い 、 L T 主 J L _ F ' i j J 二 帆 j ■ 午 r t 2イー 響 ?. 味 ・と を う 起 1, ・ 一 成1 5, 1: .川 作 成 図表 1 ・ i . ′ D 7 ,1 け 削 キ り の f l のに と 井 心 に J ' J J ' 求r r t 】 H 川 の 二 相 日 l i l [ : j 毘f T i もi ミ T i が好 と 丈 の余 と F ' 帽上 品 文 よ り抜 粋 になる。ひとつの文学作品とその中で用いられていることばは、おのずか ら時代牡 と民族的独臼性を 有 していると言えるのではないだろうか.三つの紬はこのような脚係にあると考えるOこの三つの軸 は、古文数行が もつ独白のものである. これ ら三つの軸は、① 「ことばと文学」を主軸 として、その軸に、③ 「 時代性 と現代性」の紬 と③ = 1 三 馳上を自由に移動 し、 「 民族性 と国際牲」の軸 が交わ り、教材の選定 と授梨での扱い方によって、_ 傾きも変えることができるという古文教荷の構造が浮かんで くるO古文教育をこのような捕遇で捉え ると、授黄の構想が多面的に立て られるO古文の授紫で、学' l I : 3 1 のl 三 憎 、教材の選定、学習内容等を考 繋するときに、教材 として 「ことばと文学」を選 び、「時代性 と現代性」、「 民族tI : . と国際性」を勘案 し、その学' ( 当 l J 効リ 王を予想 した教案の作成や授光尖践が行える。つまり、授光の計l L l l i と矧 手 引ま、二つの 軸の移動 と交差によって表わすことができる。 また、このことによって、古文への理解を一層深め、 多様なf T J 度か ら教材を選ぶ こともできる. し い等教育学校では、六年間の見通 しを もって古文のカ リキュラムを作成 しなければならない。その ためには、 この三っの軸か らなる古文数行の構造に迎づいた視点 と考I , *が必要である.前述の古文数 百の構造を奈良女子大学附属L : l j 等教帝学校の 6年-fl L 教育の 2-2-2制の枠組みに当てはめて、 6 標は、古文教育及び生徒の成長段階の二つのf J l 晒了 か らl ]機を設定 した。 l h「ことばと文学」「 時代性 と現代性」 「 民 ○古文教荷のL 妻 憎享 は、古文教育の構造化における三つの* ! L = . と国際他」それぞれについて、 6年f ; L . J で達成をE l 指す目隙である. 族1 0成長段階の臼際というのは、 2-2- 2制の各段階における個の成長を促すため、古文の学習に よってどのような心雌的、精神的成良を行成するかというEl 隙である。 このd ) ' 文カリキュラム構想表によって、 1i r l 生か ら6咋生までの各学年の目性 ・学習内' ii・投光方 法・・教材選定が、 6咋閲の一粒性 という批点か らi 日廟 の立繋が可能であると考える。 このような構造 的指針がなければ、教科こ ! : = を掘 りとして、その時の思いっ きにも流れやす く、高校では受験対韻的な 授三 掛こ陥 っていく畏れ もある。 ト 2 低学年の古文教育について 川 低学年の生徒の特色 - 「 周囲への依存 と個の萌芽」 さまざまな小学校から・ i F は ってきた新入生は、まだ児童の幼さを残 しているO ほとんどのJ l i 従は初 l 三 先 ・6i F生の上級生 も大人に見える0 日l l ‥ 1・臼]三・自立という 対面だが同級生がみな偉 く見え、 5i ことばが授灘や 1 1R活動で もI i Hか され、制服のない学校の雰闇気に糾 I l なものを感 じるが、自由や臼 : ; I _とは何かよくわか らない0 1年/ : l 三 か ら 2' , FJ 蛇 にかけて、/ = l J l 従は、ゆっくりではあるが確実に自己の 暮 三 旧 めがはじまる。親の此進にいた鮒 ヨ覚のt L r 界か らいっの間にか雛れ、E J 分の生き方を探 し始めるO 自分を探すことは同時に、白/ I )が安心 して依存できる環境への模索で もあるot t i J 級t l = . がど^J な発言を l i l : 諭にこころが鋤 するか、友人がI 諾頼できるのか、授業が楽 しく、先生や学校は信軸で きるのか、触l いている。授業は、「 周凶への依存 と個の萌芽」にとって窮要な役割を製たすO ( 2 ) 成長段階の目標 - 「 好奇心と探求心を呼び起 こし、豊かな感情を育てる。 」 壬 l _ I / l J i のこころの不r 安や戸惑い、感付のたかまりを、了 ! r ' 文のu J . ・ 好に触れることにより、 I ヨ分と周畑へ の好奇心 ・探究心へと訴辞 し、豊かな感情をfi ' て、個の芽! ] 三 えを伽す ことが E l 棚である07 ! ' [ ' 文世相の 様々な物語に描かれている、人間の勇気や意志の強 さ、他人か ら受 ける恩怠. : の深 さや人I mの戚実 さ、 . L ヨ険にともなう危険やそれを切り抜ける知恵、失敗か ら学ぶ ことの大切さ、 自然の弟 しさや. i i i みへの - 5 7 - 感謝などは、生徒の想像力や好奇心を呼び起 こし、豊かな感情 を育てるものと考える。古文のI L L r 界に は、生徒の豊かな感情を育てるための、「 心の母乳」がたっぷ りある。 ( 3 ) 学習の内容 まず、古文の宝帝 という絶好の環境を生か して、奈良に関す る和歌、説話、物語を学習 し、生徒を 古文の世界へ紡 う.例えば、「やまとは国のまはろばたたなづ く青垣やまこもれるやまと しうるは し」 の和歌とそれにまつわる俵延命の物語 は、大和の山々とそれ らに囲 まれた大和盆地をはさんで古代 と 現在の奈良を結びっけ、風土 と歴史のつなが りを実感 させて くれる。 このような奈良の風土 と文学、 例えば大和の山々を詠んだ和歌、 池、寺社、風物等にまつわる説話等に触れることによって、郷土、 古文、古いことばへの好奇心を呼び起 こし、 自己の住む環境を再発見することがで きる。 また、小 さ い時に絵本で読んだ昔話をその原文 もあわせて読み、現代の物語 との違 いや原文の面白さを感 じとる。 』『宇治拾遺物語』等の説話、 二年生では主に、『 平家物語』 に登場する人々の生 き方、『 今昔物語集 平安時代のユニークな姫君たちの物語等を取 り上 げたい。 混沌 とした自我の芽生えの時期に、荒唐撫 稽さとある種の現実味をあわせ もっている古文の物語の合理的には割 り切れない世界に触れさせる。 そこか ら、感動、' 感嘆、滑稽、不可思議、溌異、恐れ等を感 じとり、さまざまな感楢や想像力を呼び 起 こす。そのような物語の世界 との触発によって、人間の不合理 な感情、矛盾 した感情、わ り切れな い感情にも触れ、 こころの中に多様 な感情を育てたいと考えるo これ らの学習のL Pで、万葉仮名、漢 字、ひらがな、 カタカナ等の始 まりや変遷、五十音図などことばについての学習をする。 ( 4 ) 学習活動の特色 ①音読 ・暗唱を取 り入れる。低学年では特に古文を体にな じませ る。 ( 参現代語訳を利用 して、物語を通読する。 ③ 「まはろば計画」を立ち上 げ、文学 ・歴史にゆか りのある奈良の名所を探訪 し、個人の探訪記など を製作する。 ( 理論の概要は修士論文より抜粋) 2 低学年 の古文教育の実践 2-1 一年生の古文の授業 ( 1 ) 授業時間と内容 0月、1 1 月週 2時間 ( 年P t ] t 18時間)をあてて授業 した. 古文の授業 は、1 ・ことば 歴史的仮名追い、かな ・カナ文字 2時間 ・文学 と郷土 『 奈良ゆか りの和歌』 3時間 ・物語を読む 『 竹取物語』 3時間 ・ 「まはろば計画」 長期休暇中 ( 春休み) ・百人一首 4 0 首暗記 ・百人一首大会 ( 2 ) 捜菓実践 ( Dことば かな ・カナ文字、歴史的仮名遣い ◇指導 目標 ・古文を読むにあたって、歴史的仮名遇いを読み解 くハー ドルをこえるために、現在 自分たちが使 っ ていることばを見つめなおす。 ・言葉への関心を持たせるo ◇指導内容 - 58 - ・「私たちがいま使 っているl 三 l 本訴の音 ( おん)はい くつあるか」 という( . ' 匂いかけか らは じめるoj R 在使 っていることばの発音 と蕗 ぎ 己を、五十音図を用いて丁寧に確認 してい く作業を行 う。「ヴァ」 の音はE I 本語の音として通用 しているか、また、BWJ ・ : か ら昔に臼を向けて、歴史的仮名遣いの 「ゐ」 「ゑ」の発音を考え、 E = 1 本語の音の変掛 こ卿 味を持たせる。 ・漢字伝来か ら、日本人が自分 白身を表現するためによりよい文字を作 りだ した工夫をたどる。淡字 の晋を借りた) 謂聖仮名、カタカナ ・ひ らがl J : が淡字か ら作 られたことを知 る.ひ らがなの元になっ J I I J す るo た桃字を くず し字か ら榔i ・歴史的仮名遣 いの読み方のきまりを緋' t P l J する.親 しんでいる和歌 rいに Lへ ( え)のならのみや こ のやへ ( え)ざ くらけふ (きょう)ここのへ ( え)にには ( お)ひ ( い)ぬるかな」を例に挙げて、 表記 と読み方の遇いをP : ( . ! 解 し、歴史的仮名迎 いの きまりを覚える. ②文学と郷土 『寮長ゆか りの和歌』 ◇指導 日榛 ・和歌に歌われている奈良の風浪や歴史を知 り、I L L ; 文への親 しみを持たせ るo ・日本人は和歌によって感情を表現 し、 また和歌によって日本人 は感I 指と言柴を培 い、出かに して き たことを別解す る.和歌の l )ズム ( 五七調 ・七五調)を味わう。 ◇指執 勺容 ・奈良ゆか りの和歌十百を越びプ リン トで挙世f J するO ・「やまとは 国のまはろば たたなづ く青垣 ( . L に もれる-」の和歌にちなんで退んだ、やまとの 山を詠んだ有名な歌五首 ( 古' _ I : 拝記、万柴集、百人一首)を脚 呂し、歌にまつわる物語について生従 に調べさせる。その発表を・ hSに して、t i 壁画や写出、地図を用いて、歌をB J ! 解する。 それぞれの歌に 詠まれたL l l を地図 ( プ リント)で破認 し、色鉛顎で縁の宙垣を記入するo残 り五首は、付人一首か ら選んだ! . 5良ゆか りの歌であ り、歌の滋味を理解する。 ・背の人々が色紙 に壬Fいた和歌やその惜i ; i ・ を描いた資料を、生徒に提示する.奈良ゆか りの歌の巾か ら、好 きな歌を一首選び、色鉛等を用いて、選んだ和歌か ら喚起 されたイメ-ジをプ リントに古 く。 ③物語を読む 『 竹取物語』 ◇指導 目標 ・物語のお もしろさ、 とくに 『竹取物語』の7/ンタジーやフィクションの楽 しさを味わい、古文へ の誘 いとする。 ・登場人物の行動や性格か ら、人間の多様さや面 白さを理解する。 ◇指執 勺容 ・物語のL a =i i E げ リントでは、歴史的仮名迎 い ( プ リントの傍線)を確認 し、音読する。物語のファン タジー性 ( か ぐや姫の発見、成長、容姿等)を珊解する。か ぐや姫が 5人の求婚者へ難, F i E i を出す場 i t T i は、現代語訳を参照 しなが ら読む。 その難. L i f i への挑戦 と結果について生徒が各自調べ、発表をも とに して クラス全体でその内容 についてポイントをまとめてい くo ・か ぐや姫の帝への対応、月への昇天の梯子、富士山の名の由来などを、絵本や絵巻を使 ってそれ ら の場i r l i のイメージをふ らませ、あ らす L =を甥的紳 る。 ( 3 ) 授業評価 ①生徒の感想 ・国語の授灘で古文や和歌 についての勉強が楽 しか ったです。『 竹取物語』 の時の調べ学習が一番p l r l ] ' -5 9- EJ か ったです.t j :じみのある物語は特に楽 しいです。抑 次のイメージ図はかなり力を入れま したO 私の場合、ああいうタイプの宿過を. L L . ' . されると、ほかの部はそっちのけでや って しまいます。百人 一首 と故印成語は憶えるのが大変で した。でも憶えてからそれ らの意味を考えるのは楽 しかったです。 ・好竹 取物語』 に出て くる人たちは、 どのように してか ぐや姫のほい 、ものを手 に入れるのかを調べ るのは面白か ったです。 ・出初は小学校の授業 とは全然違 うので戸惑 うこともた くさんあ ったけれ ど、そのL ・ ト J で も、「自分で 1 F ' く ・つ くる ・描 く」の授光が多いのにはび っくりしま したo ② 「 奈良ゆか りの和歌」 - 保護者の授業評価 1 0月におこなわれた保誰者 ・評談員による授業観察記録の一部をi 捌 蛇するo ・6咋-L gの古文カ リキュラムの視点か ら見た古文入門について、木崎の授業内容は、身近 な奈良を , f i d 材 として取 り上げられていたので、糾味を持 って取 り組めていたと恕います.中でも 「 山」をキー ワー ドに し地刀 朗' t J 歴史的背i i i ・ か ら、想像を膨 らませ、f l . : 者の心I i J t を考察できていたので良か ったと . L i l . います。偉点をL T L r : くことで逆に視野が広がるということが分か りま した。 ・テンポよく進めらnていく先生の拙r 州 こ生従 もさまざまではありますが、興味深 く聞きいっていて、地 I f . 補足)などもあり、よりその歌へのl Al J L、 を深めて 図での地名の碓認や作者の説明 ( 生徒の発表 と先王 いけると思います。歴史的背紋をひも解きながら歌を学んでいくという方法 もその歌がより-屑分かり やす く理解 しやす くなっていると. l i l . います.そのために生征もきちんと1, 習 もできていたと思います。 ・和歌を声を出 して読むことで授業をは じめ、i l 三 . 徒適が容易に姫申で きる環境作 りをされていま したo ・地図で自分の学校にマークを入れさせたり、 L JJ の名前探 しを した り、ゲーム性があり、先! J 三 の発言 も的確で、生徒を鼓舛するや り方が うまいと恕いましたO ・チェックペ ンや、色鉛節での作灘 も、 イメー ジ形成 ( i ! J ' ・ 垣 ・山弛れるなど)で き、特にL ・ 1 1 学J 生では、 有効だと㍊われま した。 ・持統天皇の浸画を紹介するなど、興味を瓜 ヂられるきっかけを与えていらっしゃいま した。 ・次回の連絡をきちん とされていま したo 昔の人がや ったの と同 じように、和歌に画をつける、 しか も、画の苦手な人には、字の散 らし方を」1 . 大 したり、模様をつけるだけでよいなんて、すぼ らしい. 次の授業が楽 しみになります。 ・l I t ' x L 後にもうー度和歌を普読 して締め、姿勢 もチェックされているのがよか った. ③ 自己評価 1. 1咋生の国' l i i t iの授業では、1 0・ 1 1 月に古文の単元授非 として、上記の 3つの単元を眠 り上 げたo それぞれの授三 掛こおいては、講義的な授業はさけ、視1 i : 的な教材を川 いる、壬 l 三 徒の作I yl f・発表、 暗 唱などのI l : 夫を凝 らし、充f R した授業はできたと想 っている。 2.「ことば」学習では、 日本語の音を幡かめる時に、「ヴォ」をどうするかなどについて、生徒のf・ ' : 鬼が分かれたことか ら、 E J 本語の変遷が確認できたなどの成果があ I . 'た。 3.古文-の誘いとして、「やまとは くにのまはろば」の歌か ら奈良ゆか りの和歌を取 り上げたこと は、t L i 徒の奈良の風土 と歴史-の関心をI l . ? . ' J . め、古文のI i t ・ 界へ うま く誘導で きた0 4.「竹収物語」 は! ・ l i 徒 もよ く知 っている内容 なので、L l : J ' 頭部分だけでは 「知 っているか ぐや姫の話 や」 という感 じであったo Lか し、五人の求婚者についての 「 調べ学習」 とその発表 (5人求婚者 の対照表作 り)によって、! l : . 徒がお互いに*l J 激を うけて、学習内容を深めることができた0 5.単元学' l P l J であ り、年間を適 した学田ができなか ったのは、 カ リキュラム上は方がないが、次印度 へのつなが りに心配を残 した。 -6 0- l年生古文 そ の人伽 にJう7 , AJ のお 経 山 t 指 叱たi J一 L 呪いか日 にハ汀かぷ r 葺 ゆかりの和歌﹄- 奈良の歌と歴史と風土 氏T l r てふ , 也 年ti .JJ 「 押詰 J・ 経と 1 不 ︾ 」 l そC二 ri .収 神 話 芯 けJ ・Y J.、・ γ あろ い ︽ かぐや姫、五人の違 者萱 -わ の牡 tI t1 1 ろ 碩J ・ 4 '・・,' ・IJ りいり戸 吹 J・ し・ ・ ハろ い・J 日 払 与るほLJ'粥 っ た=・ そ ∫,わい1.., ∩. いてて ' いり-I. rかた, L H i ・ ,\ - = 抑 i - ︰) ︰ . √ 、 _ _ ■ A -j> rtT- はゾ.・t 1 1 と J.人とヽ.I い.Jt T_ I そI t1 _ ・ のたまふ君itに 1 ・ r>l \3 .上 りたるかし こま I も 日切りと b' ・ ・ {を'か A: J・ Il て・ J CL<上 ケ 上 つIJ uやせけ 、 し け 1ま ∵ .、 ・ ハ ・︰n. I :・・ ︰ ,,- 7・ ・ ・-・ ∼・ = ・・ . =, . .ろ レ . J r' fJm ; ィ= て-) 〃 いr i . こ 爪tJT. り J . t」 リ ことに か ∵ 、 し力 1 J .' あ いつ り Ht ∼ 一 . . = IL え 」L Z .I ) か 小L・ A ・ . n′ 印した tT J て て J Lt, ・ C. い ' リづ <トて い1 . 1 二 ・ r 二 T . てこ . I . ㌧ ・ =: : i .目 T・ ろ L r .[・ おt . i. J I. . . し1 ) . . 1、-.・l した ] = . J r; -∵ ㌧. L ∼ り; , L 抄 ; . 1 ん ・ , h 叩 ∼r . よ う そ り 日 も シ -} J L ヽ h I J・A, -I (・T I も の に 3 ,i に 官 主 1 †・.. m C J い つ た り た 軌. I. 1 」日 義 .り し i:舟 、い て 、 そ れ C に で ・ 心 ,? う ち 方 寸 こ り し .' り い 秋 を た . ・ ,. ・ t -. -; I.・∵ 、 .. ・J し LJIJ ・? 寸 で 寸L-i∴ そ こ ( お し 人 い が t 山 、\ ・ や し ; ケ ・こ ハ よ う に =し i ) I ,} ろ へ 、 = h叩 わ ... て, た , IL り エ 、川 姦 l ぞ L ん L t ィ ._ i . 代 l て : _1ム . I J . し て 一 り.; . I > ) lI レ = よ う に t( , 的 や = : 々 i 3え lLtL L r ︰ ・ ・ 1. _ I. に ト り '+ ト ㌧ .. r 、I._ > tや G こ て r= 1 る J 山 と +斗 り州 命 J J 人 '・Yサ ・ 八 心 に り p= = L i′小 ん 心 十 .・7ハ′ \ た tか か へ . 〟 () ・∼ . ' わ L3 .I) と 叩 2 て J Aし て .山 〓 え h Ay ) J . I tり叩なLtあ ∼1.-Iさ l い -. I ,.1︰. ; 〓 H hH L .J i1 1 1 の ー / こ こ う 小 し ← ↓ = . あ た . り 王こ h r よ う . ・, . L n a [ 1. : Jtl c .]・ ' : i1 ︰1 .7 .--L.・.i . .二 ・ こ i・LT.三 んケ ル .r { . た し ...7 (=わ て か ーr W ん でせ お りの L・) J J ′ 、L 'tL・tl LJL・1-. と . I お ・ 山 = T . , t tて リ 剛 II か に A.[ そ ・; : ・; 王 し . A う ん い え ;ん は ' そ れ に ょ [ -.J . ( . . . り て 1 ;i . ご り こ ∫L I . J し l I ・[・こ て L L J L T 、 ∫ 一三 ・J J.∫ ・'し て ・て .I,..・ ㌧ り ︰ ' H I 7. . ,.4 ・ 1 1 .i .一 ・l l ...q ・ リ .T さ い u T' 」 I.I と n M 山Sいこよ い ん T ; '州 ・ ・.I、・. I; [ ・ T I ∫ L . . ) L+. ノ .=.と そ T ; : ト1. ・' ・ .・. 'T .1 叶 に ; ..I し ・L L L そ こJでおしさ い ん け 6 に : つ て 、 ri ト ー ー た J..-=l り 八 人 1. J ノ ー _q 山 中 し 山 に ; こ と h .t '」/ =TL )L い て 、 社 か や む ◆LT ・Jt て ふ る .; :〓 ; と . 〟 ・・・. . L J1. : か く や } ' は ー が あ る が i '1 り ;・.iJ Iしま に は . ・て ; 外 [L, : て L I .1 二 ・ ・Jr. ︰」 と い い 三 r ・ Jl)いり L・り い7も 八 与 り作 り㍍叫しまさ 山イ山 Lル せ i . . 空J雪 .胡 ( 朋 C.今 r . ・ . ・ ; と > こ . C ' l , ・ . I . 1- 、 _・・ I・ ・: ∫; エー.二 J・ ti ) し. わJ・ i ? 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I の人 々の考え方、生死の姿、戦争の現実を読み深める。 ・さまざまな人物 を取 り上 げ、中 i ・ 『平家物語』 について、生従 El 身が感想や意見を持て るよ うにす る。 ◇指呼内省 ・冒頭部分だけでな く、それに続 く、「 遠 く異朝を∼ 」「近 く本朝 を∼ 」の部分 もプ リン トに して読み、 冒頭部分 の意味を深 くl _ ! l ! 解 させ る。 また、わか りやす い現代語訳 をつ け、 この物語 の主題であ る 「 諸行軸常 の響 き」の理解 を助 けるよ うにす る。 ( 図表 L l) f a頑部分 は名文 と してI L t ? ・ 咽 させ るo 「累 」「本朝」部分 もその発展 として、任意 の課題 と したが、三分の一 の生徒が暗唱 していた。 「俊寛」 「 与-」の人物を選 び、 それぞれにつ いて現代語訳っ きプ リン トで学T B J 0「紙 ヨ三」 ・ 「祇王」 胡 は、軽力者 のわがままに翻弄 されなが ら、 自分の正志 を持 とうとした女性の姿 として とりあげたC 「俊寛」 は、平家 に灰抗 した人々の行方 と、鬼界が島 に残 され る悲 しみや悔 しさを見せ る俊寛 をと りあげたO「与-」 は、戦域 の一喝nL i 、三 に君の命に逆 らえない若武者の緊張 と一念 して放つ矢の行 E ノ浦」 は、現代語訳 を通読 し、物語 方、そ して、戦場の無慈悲 を表す場面 と して取 り上 げたO「W. の締め くくりを確認 した。 ・現代語訳を通読 しなが ら、古語の部分を現代語訳 にす るところは、生徒が 自分で考 え、発袈 させる 安 という方法で授業を進めた。物l i . L = t の巡行に したが って、『相木平家物語-現 代版平家物語絵巻』 ( 野光雅著)、『絵本平家物語 ・俊J t :・ 批∃ 三 . J j( 瀬川康男著)、絵 で読む古典 シ リーズ F平家物語』 ( 学 研)をf l 1 従 に見せ、視覚的 にイメー ジを膨 らませ、 また芸術的で多様 な表現を鑑J i l p させた. 《 留忠節項》 ・中学 21 ' l F生 で 「諸行細常」の意味を 十分 に判・ ! 解す ることは難 しいが、 その滋 味 は、 日本人が生 きる 途上で各人が次第に理解を沈め、やがて 日本人のバ ックボー ンのよ うにな る思想であ り、 その拍初 の山会い として とりあげた。学習す ることを さける必要 はない。 I『 平家物語』の全体理解が E i l 標で もあるので、現代語訳 を約 8割 と したが、 どの部分 を古語の まま とするかが大切 と考えたo「耽王」 は歌 ( 和歌 ・今様)、「俊' t E 」 は鬼界が偽での赦免状 ・俊寛 の逃 れて帰 って ほ しいとい う願 いの言出、「与-」 は、義経 ・実兆 ・与- の会話、与- の矢を射 る時の 心 中の言丑、「蝿の浦 」 は安徳天皇 と二位の尼の段後 の会話 を古語 と した。 いずれ も、人 々の出の 心 を端的に表現 した言j R・ であ り、話のキーワー ドとなる部分である。 ( 3 ) 授業評価 ①中間考査問題 - 生徒解答から - 「 阿' ・ 家物語」を学習 して、考えたことを二百字程度で古きなさい。」の生徒解答か ら抜粋す るo ・g 一 平家物語』 の始めのI J B行Oそ う言われれば、確かに、 い くら栄 えた者が いて も、人 はいずれ死ぬ のだか ら必ず滅びる。 だがされは、ぜいた くを した り、 いば った りしたことのむ くいではな く、強 -6 2- 者 に も弱者 に も平等 に与え られていることなのだc Lか し、人 は栄えす ぎるとその ことを忘れて し ま う。栄 え る省 にも、必 ず終 わ りは来 るのだ. この物語 には、 これ らのよ うな、人間に対す る戒 め が込 め られていると思 った。 ・戦争のむ ごさ、 これが 『 ・ I 平家物語』 を学習 してあ らためて考え た ことであ る。 この テス トで は省か れているが、教科; ! F や先生 にいただいたプ リン トなどに; ; _ q = いて いる那須卑-の続 きが とて も印象l J ' . ) だ ったo なぜよいところで終 わ らないのだろ う。 なぜ、人 を射 て戦f l t を続 けて しまうのだろう。 今 も昔 も、職争 を起 こ して しま うのは、 人の欲だけであるO轍争 に良 い方 も悪 い方 もない。 この物 i … . L i の悪 役 はテ l ! 1 ・ 盛 なのに、今度 は轟経 も悪 く思 え る.何 とも松雄な物語 であるO ②生徒の授業感想 ( 『平家物語 』 「壇 ノ浦」終了後)か ら ・前か ら 『 平家物語』 は知 って いたけれ ど、全部 は知 らなか ったので、 いろいろむ ごい シー ンを知 り 耶 きま したO その 「む ごい」 と思 った シー ンの [ 1 l で もL J 読後の凪の浦の戦 いがす ご く印象的で した。 私はこういう時代 に生 まれたけれ ど、 そんなことがあ ったと患 うと、体が熱 くな ります。 そ して、 わか りやすいプ リン トでよか った と思 います. 斑料 も公 望宕; , ' でよか ったです 「 鏑矢」 とだ け苔かれて もさ っぱ りわか りませんが、托料が織 っていたのでわか りま したO ・私 は、『平家物語」の中では、平知慮が一番好 きです。 なぜ な ら、次 々と同胞が倒れてい く中で、 「見 るべ きものは見つ」 と一言、 なん とも立派 な ことで はないで しょうか。 ( 危険思想 にl 川こえます 描いたよ うな人物 です。 もし、家来 につ くな らば こ が-)私の巾の 「 武士」 のイ メー ジをそのまま J gの一部 を描写 うい う人物の下 につ きたいと思 います.『平家物語』、歴史 は繰 り返 され るとい う史' した物語。個人的に もう少 し一人 ひとりの人格に触れてみたい と思 います ・『平家物言 A . t i . Bのい くらかのお話 のL f J で も、特 に心 に残 ったのは、や はり 「那須与-」です.お話 よ りもキー という人物 に心 がひかれ ま した。 あんなに勇気のある方 は、そ うた くさん いないのではな いか と思 いますO ほかに も祇三 I . ' や俊寛、 どれ もそれぞれ 「悲 しみ」 や 「 面 白み」 のあるI J i J 容 のお話 で した。歴史的仮名遣 い も使われていて、学 びなが ら楽 しみま した0 ・! i ・ : Rいをす る人、 とくに昔 の人 は本 当に思 い切 りが よ くてす ごい。海 に飛 び込んだ り決死の カクゴで 敵に向か ってい った り、か っこいいO 織 をす る人 は、それだけの カクゴを もって戦 っているのだろ うか。 とす ると、 テス トl ・ l ・ I にカー ドゲームを しよ うと私 に言 って くる父 も、轍 に出 るとか っこよ く なるのだ ろうかO ( 線起 で もないが)-・ な らない気がす る。 =-・ ・ なぜ、職場 に女 を連れて行 くの か、だが、 きっと重要 な人物だか らだろ う。 しか も、見ていると女 のほうが潔 くてか っこよ く見え る。 もし、父 じゃな く母が牧場 にむか った ら、 と考え ると母のほ うが潔 く、す ごいだ ろう. ・すJ平家物語』 の言丑を現代語 に訳すの は、正tri9:難 しか ったです。 で も、ひとつひとつの言矧 こた く さんの志味が含 まれていた り、読み手 によ って何通 りもの とり方があ った り、本当に奥深 い話 だな あとは いま したO その内礎 はL I 1 ・ 初の四行が うま くi Bf ・ 約 していると思 いま したo 今現在の ドラマとは 過 って、 阿王 家物語』 はた くさんの 滋 味 とか、一人 ひとりの人間の人生 とか、実 に二 E TJ . ' く語 りに くい ものが語 られていると恩 いま した。 ③ 自己評価 ・全体の流れを読む こと、 およびその中で問詰 につ いて丁寧 に読む とい う所 J I J ) の 巨] 的は越せ られた. それに対する、壬 l 三 徒の反応 は、l l EE I E l・人物-の興味 ・離史への関心等、予想以上 によか ったo また、 感想 に見 るごと く、生徒 は多様 な読み取 りを している。 ・2年生で 『 平家物語』 を遡読す ることを三 にに したため、古文のI L . l i f 相をすべて用 いることに した。 そ のため、修士論文で企画 していた他の作I ( , = t T l( 筋在物語 ・お伽草子 ・説. i i L ・ など) を読 めなか った。 こ -6 3- j lは、単元学習で咋間数時倒 しか とれT j : いので、やむを得ないことである。 しか し、多 くの作r ( J = i ' の 内容 を少な く読むか、ひとつの作品を深 く読むかの選択 とl j : るo それは今後の課越 と して光桟の中 で試 してゆ きたいo ・t r i l 一 頭 「 祇尉精舎」 のプ リン トを脚 唱させたが、その内容の体験的理解 は予想 どお り難 しく、憶え る = I I 的牢せず暗記 しています」 という指摘があ った。 ことに重点がおかれ、保護者会で親か ら 「内容 をI 1 1き しか し、 これは前述 した ごと く、内容をP ・ J ! 解 してい くことは各人の人生の途上 において、その! 方 に合わせて測! 解 していって くれ ることを糊持 している. ・ 5 時間か ら 2時間をか け ・一語 を一時F I E , L J で簡潔 に授業を進 めるとい う計T t J i であ ったが、実l 掛 ま一話 1 ることにな ったO物語の筋だけでな く、人物や場両の耐 白さや多少の古語をPT ・ ! 解するには、一誌一・ 無P = l ! であることがわか った。 時l 削ま 2-3 「まはろば」計画 川 目的 1 的牢す るだけでな く、歌 に詠 まれた 1年生の古文学習で奈良ゆか りの歌 を取 り上 げたが、脚 こ歌を1 地を実際に訪ね、歌 の心I l . J i をよ り深 くf l 糊牢す るとともに、郷こ じの風土 と歴史を体感できるよ う 「まは ろば計軸」を企画 したo図表 6参照 ( 2 ) 成果 ・探訪記 ・物語 ・写i ' l t 集 ・絵本 ・詩集 ・スケ ッチ集 など、予想以上にさまざまな生徒の個性的で優秀 な作品が提出されている。 ・古文の授兼か ら、 フィール ドワ-クに発J i iで きたことはよか ったと評 価で きる. 2-4 「盲人-首」暗唱とカルタ大会 和歌 は古文の・ 2 j S 盤 となるものである。特 に、「百人-( ' = / ( 」 は庇 も身近 で、遊 びなが ら古文 を体感す T」 を次のよ うに 6年計画で授灘を支え るもの と ることがで きる.古文理解への礎 と して、「百人J I な っている。 ・「百人一首大会」 は各学年、国語 藷の相 J d J や HR活動 を利用 して行 っているO ・1・2年生 1年生4 0 首 、 2年t l f . 6 0荷 を憶 え る。上の句か ら下 の句が連想I . で きるよ うにテス トす る。 ・3・4年生 歌の内容、惰克i ・ 、人物f ・ 共 ・ l 係などを理解 させ る. ・5年! = l = _ 歌の修辞、文法、古語の理解を探める。 3年か ら 5年虻の上述の内容 は、授光で取 り扱わないが、授業の応用 ・発展 と して随時 テス トで櫛 認 している。 これが どこまでで きるか どうかが、古文読解の ポイ ン トともな っている。 お わ りに - 次年度 へ 向 けて - 1. 低学年 において、古文教育の構造化を・ j i t 礎 に した 6咋一 粒カ リキュラムは、一郎を残 してほぼ実 一 題を妓 した。 践で きたが、 2年生での評価の ごとく、物語の読み方に誹) 2. 3年生では、 カ リキ ュラム変卦 こより、遡 1単 位古文に割 り当て ることがで きるよ うにな った0 本校中学 3咋生で、古文が 占有的に時間が取れるのは初めての ことであるので、6年一斑古文 カ リ l 割H J を古典文法の姑礎学習 に当てたい. 6年一凹 キュラムを実施す ることへの期待 は大 きいO そのI 古文 カ リキュラムにおいて も、「ことば」の L 童 l 標 と して古典文法の兆礎学習が計画 されているので、 その実践を剛 旨したい。 -6̀ l - qJ ∼= . 上 . " =・ 川 t ・ 1 A :L 二= L. '・ 約 駅 側 約 七日 .巴 そ; ) 机側約人 .] = の 綿の ・ i '︰け 絹鞍 tW f の 甘 さあり。 お ご れ る 人 も 久 し か ら ず ' た だ 伴 の夜 の 少 Cご と し 政 にも L た け・ r . ) 打・ , ,1指 に は ほ ろ び 山 、 M に 帆 の 前 の 畔 に 州 「iJ二 . の川伊、-;の紘 ‖ . 〓結・.13.竹 M L 九 ・;・tの LJ がわず、袈しみ を さ わ め 、 拙 め を も ‖心い いれ ず 、 じ .if唯 の 純 友 、 にし ガ と も な り .人.1の乱れんやをき と ら ず し て 、 尺 榊 の 思 う る 所 を 加ちぎりしかは、 久し か ら ず し て 、亡 、 れ る心も たけ も 'ま じか ・ 的 f 盤 .公 と 7!も 収 は その譜 .Jこ戦く方舟の花J j什・ T l H■=・ J i. .〓 えらそうに■ 桓頒・ J rいる. J Iと︰そ( . 也いー ト=1 . i D t ・ Iや、せ<i. ! T二. ド .爪上て 一 三二J r . t T ∴ ・ ' : . < H ド : p ・ ・.・.・1- } J人. . IL L S. く二Z i t ' もー′. . ・ ・ ノ /一 t y・ r りL JL・ 一・ 一 =は.三一 Jr ・ 、 神「・ √ ト 九 ) . -二 T ・J t i : わ i l . ..I 1 7「て弓TT紙 そ. 3 ' て , ハ 乙 二 . = だ ∴ 巧 = 叫 . や r r・ ∼ t . 中流の長い歴S J L ・ p . . . .・ 1 . ・ . ・ /r H t . , . ・ .. ;. ∴ .I. ; . : . ' ト : ( ・ や 叩 /. 1 7 ・ .A . 山 . ㌧ J 二 と 1 . ㌧ ・ ' . か . ∴′ ′ . . 1 収一 ・ II ・ . 卜 止 人 ご い・ 1i ; / J T J I 桝 真山 て み , 〇 二 、 凍 り ト わ .i 1 . 門 . ti f 隻 ・.i PL へ ︰.小 ︰ ・7 日 的 h J . ・ ・ i . ∴・・ . I l l ' ! . I , ト ・ ・ ぶ る, ) こ ろ ー ・HT t/い い i I に k i . し て 1 ' つ い 柏た わ ∴ 招 じ 吐 . 1 化 し . 出.J r I-・J・ . 1 ・ ・ JT .. 仏 tq わが四の ・TI n叫 'おごり」 的 il こしたけれ i : ; : i. . I .: = 1. . : : . . ' = .. . ; . . : . .・[ ︰、 :-. i .:.. _: L.. . ・ .i . ・ r l . ・ lJ I 十. ・A . . 串 ⋮ 杜として¥われていI i .T I .r・ L. ・ 如.f f . I . :t J ・ r 帆・ .; , i. ごY. ( ・ r i 1 試し1- J ・リ ー ハ: L 汀で解れた ヤ 化け.門川 ( h 相 淀 的 食 法 中 紙 四 二 の む q i J t ・ / i J ' よ, q 'はt E r 足れぬ。菅 を決す べ からすL リしている.その叫、 I叫㍑八の叫吟が引きあげL・ の l 号 っ.沖のほうか・り坪代の帖のガ へ鷲 せてrj・iL十 小舟が 化 のところで.小巾は吸向きになりますつむの l1+!1.日 r ふれは いかに) J にこモ供めれJ 絶鍵 W h へ 犠 r *▲i 人絹轟 J H . I h H ・ ; ]・i: り 爪 . ・3か・ ;1 J i l ・ h l , ' で 叔 () と- , / Eけ山爪 . ト叫山 r 4 J・三 つに二つは也で廿おと†書で鎖し ︰ 、 . 人.I / 弼 」か.I : 確り㌧. E T他 に 九秒・ r . せ上) Iが今iそむ-+ (からで。47 ri L 舟らる. ( LJ のh Sに巾LpIJ ・' たJ J J J .一 1r 1 射るこ1. . .; Tで・ ・ し ろかレ一 うかわ;I HEけT< 花 押 rいかに阜 一'あの月のtt んJ ・ B 廿Y'壬 り .はニトほど のL => ; I. ;< ・ ・ 娘に︰ 蒐 結 r さらば召せ) !< 花 托r 丘&u いかに」 ?. 肌 r 下坤 のt )の住人、窟 k T一こモ小兵で伐 (ど阜 た 紺 r せ つ. (き仁はふかたにせかある) . ・ †」1 . ] '1-・. . I.日 ∴ ; . [ ・ ;・ =・ .ト日. ・ [ ・ H Sか i .: ・i .-. A. I/ I ・J. - :・ L _たi =ノ ヽおしいなL l . が叱れ て'虹他に金色の日 丸轟 い た甲 ' ! i山九I l 1 - ノートル い 衣に托い 屋島のあたりは.砂の日が管 .(目 的のf S 日.i .7i =いり、抑 II< EWunfi . √ 代二 恥 ・ < ・ 1 ・ つ[ 7 ;.' れ1! 1 逃れ、旅 の抑ttと向・ T , , ' =Z . と十 の . ( I , りr Jの七かわんJ. 摺り'31 出に師をかき 見るヤ代わ神 代みや さt 十..S托TJ い .It =に抑ん; llえ 抑代姦 え別と・ つとして とT 派氏 の 大日弟 輔は、注t t 源平の敬 い! .+ 舶' 1内海に故紙 がう つりJ Eサ 郷 一 頚 与 轟 の 菅 t の 金 矢 - と いわ∼ 1.㌧ 日. 二かHI粁jtT. , /I . . L. . Lr W] ; . : . 1・ q i t r ・ =三十 哉 経 書 l 門 ご ど E ・ も か 蛾、 此呼 は お こそ あ り し 人 t t+ 軌 :. 心 I/A 日.・ :︰㌧. ! = ・ ト L∴5 . . い =qr . る こそ ' 」 に、 小 γ G前 祉本 刑 { ・ ,う カ カ う 鵬 川 の 嶺、 半 約 の い ▲ ■一 き 舶 r D P 怖 と り ど り に く は 人 沌 雑 の 人 迫 り 別 人 政 し 申し 人 の i ; 恨 、 i S え 丞 口 . i ・t J ・ H T ' I ト . √ . . " 時L 'f;持 13 ・L・ : . 二 てtJt _ ・ り ない巾んい とt t :そつ つの甘いT J J} _/) き・ 浦岱七 i ( ヽ . i : I. 、 ′ . ・ f ; St , て ・ 十代 !! ! ⋮ 町什 uCt Iいi : 汁. . L = l ・ " ∵・ 一 . ・ ・ .: ∼ . : .I .. I . 1 i . . . 1'・ ・ J. . 廿. . : t ・. ・ . , j j ・ ・・ ・ ・ ;J ・. こ;, .I . f jL⋮ 」 4 「平家物語授業プ 図表 リントその - . . A J = I ? . て F ‖ _ ; ・ ' 叫 で い ; i 八 } ・ = 二 〟 ' + ノ - 「 ■ { <L ケ8't ' 一 れね.止y■J・決†+ ( から すJ E ′ 一 「 r <<uいかに) 曾 とに・一 l .E J Pr r aF つ' '-・ i L u<かたに f t小人もJ と†書 r きf L dへ f 上町の田の任へ 蛋 与 一ニュー中 はい かに L 央f J Sへ妄 r ▲ l三 つに二つは・ q香 r箕 TJ J J は 8 t P L で f J 5 図表 」 __¶ ーー「平家物語授業プリントその四」 65 - ボ 図表 6 「まはろば計画」要項 と生徒作品 2L nT I: ll r まはろL f計 画 」 に つ い て て : l と! {lI、/ンJ f̀ T̀l lきてll lI '! 之 I l HH ' T 4. 1 ヱJ 応[ ・ H: ∫r ) .I . ・さj J.. まL ZろL L引 副 ;ニi : (・ ノm' r .て こ r i日 をJ ・ !lfl E】一 L ∴・ i tT I. = 】 ′ _rヤ まi L :は くにq)iは 7 ,は / =た I Jr rくあJJ が き ゃ1こ い tる ヤ i ㌔r ノうJ Jl lし 」( 'J . t j で ヽ′ ・ て →i/ Iか ' . '' ; 、 J iに; i【 書 , 代 か らJ) 1 F .L t fl L ∴ i. /I . I , + =こ: ・' ' rふ J ・.そL tJ J' J ( ' '' . ノ」 ′ :I凪T t . P l.' Lさ Ll :('! _ ・Jr. こ こ7 'ケ た しEJ さて J Ll i r まほろL fE t面 」 ・ ∴ そ . J鳩 臥 帆的 、r J . t , を 日付n身で . 1 日1. / q 川 L _そ の . l I J) 父をhL ・ J一,こ{ ?・ 二い う▲ ● 川 で れI i r王L fろL L断 面い 1- ・ 1t ii ナて い 、三, ・Li付人/ . ( .汀 h t: ll) に▲ t l ; i' 「:い りl rl l ・ 人と ・ . 11nq什人の 2トⅠ∴二 . 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