(記録) 第 2回横手市総合型地域スポーツクラブ設立実行委員会 △ = 済 1.開好ポーノタ / ノ奇城へのどうぢ村講締秋田県乃倖ノ指導者撮諮長 ″ ∼ 好女会舞講式横手市教育長・斎藤和夫あいさつなぜ今、総合型地域スポーツクラプを立ち上げるの力、なかなか周りに浸透しないで困つている。浸透させるには非常に難しい。だが横手市は基盤がしつかりしているため、白紙の状態から立ち上げるのではない。スポーンをしていく上で悩んでいる人に対して手を差し伸べてあげるのが総合型ではないだろうか。田中先生からは、成功例より失敗談をたくさん教えていただき、これからの総合型を皆さんとともに考えていきたい。 2.講師紹介 3.講演田中氏日本でなぜ総合型ができたのか。H12年スポーツ振興基本計画の中で 2010 .H8年から年 (H13∼ H22)までの 10年間で全国規模に至る。琴丘町では、展開している。H14年 8月、健康増進法が公布され病気を治す医療から病気の予防に重点を置くこととした。H14年 9月の中答審では、子どもたちの体力の減退をどのように打開していくか、スポーツ振興基本計画を脇から見ていく必要があると示された。地域づくりの方をみても、時代の変化からか、隣の家で何をやつているのか、子どもがどこへ行つたのか誰もわからないといったような都会と同じような現象が田舎にもでてきているように考える。総合型を作ることによつて、昔の子供会的な雰囲気を取り戻すとともに、地域づくりの輪をもつと広げたい。総合型を考えたときに、5年・10年と考えると必ず失敗してしまう。2年先を完壁にとらえ、総合型のねらいであるスポーツを核として地域づくりをはかる、そこを間違えなければ成功できる。琴丘町では、38の集落が 14になつた。 ,い・技・体」の心は文化からということで、文化は文化、体育はここでは、「体育というように分けないで考えている。『施設に感謝』というキャンチフレーズで、自分たちが使つている所は自分たちで定期的に掃除することにしている。また野球場では、雑草取りをやつたりして少し視点を変えて取り組んでいる。ただし、やつてもらつた場合は使用料を免除するということにしている。またこれは人件費削減にもなる。実際に横手市で立ち上げる場合には、まず指導者が重要になつていく。この 8要素」 (情熱・親種目が絶対できなければならないというものから、今は「切・世話をする)をもつ人材が必要。地域づくりの分野では、自分の得意なものは必要ない。得意な分野を隠して親切に一生懸命教えること。また、指導者は企画・管理力のあることが大事である。自分たちでできることは自分たちでー動く。またどの場面でも指導者が必ずいることである。たとえば、サッカをやりたいという声に対して指導者がいなければサッカーはやらない。指導者、つまり受け皿がないと失敗してしまう。そしてもう一つ大事なことは、それぞれの活動に対して目標をもつてやれるプログラムを考えること。運動会が失敗する原因は企画する側にある。場所はどこでもできる。やつたことのないスポーツを作つて、やつてみなければわからない運動会をやつてみる。たとえば、力のある人が出れる種日、足の速い人、親子で、歌が得意な人、りんごの皮むきが得意な人が出れる種日、お酒が好きな人であれば、お酒の銘柄当て (飲み過ぎないようにストローで)など、自分がやれる種目を選ばせる。総合型設置には、こうしなければならないと行政がうるさく言つては、失敗してしまう。名前、スタイル、会費のことなどまず自分たちで工夫する。また、総合型はスポーツだけではない。スポーツも文化だが、それ以外 (囲碁・将棋など)の文化も受け入れる。これらを含めて心を強くする。活動の中には、健康維持増進のためにやる人もいれば、競技力向上のためにやる人もいる。あくまでも楽しむことが前提であるため、この二つを混ぜて考えてはいけない。まわりはもとより自分たちも総合型を理解しないうちに立ち上げたとしても名前だけが先走ってしまい失敗する。いかに早く覚えてもらうか、それは体育指導員が地域を回つて各地区の集会の合間をぬって総合型の話をさせてもらつたり、座談会を開いて地域回りをするなどとにかく徹底させる。行政よりも体育指導員が一番知っているくらいのほうがよい。琴丘では、駅伝をやる際に実況放送をかける。すると町民が農作業をしていても見に行きたくなって人が集まり選手も応援もみんなが盛り上がつている。ーあるところでは、バスケットボールの試合でハーフタイムにその地区のコラス隊に出てきてもらつて歌を歌つてもらうなど、これもまた観客も喜ぶ。 19年国体に向けても、体育館にちぎり絵 (寒風山)や水墨画をやりたいとの声もでてきている。総合型はスポーツ振興だけを考えるのではなく、あくまでも地域づくりである。クラブができたからといつて決して満足しない。いかなるときもそこで諦めずにもがきながらも常に課題をもつて取り組むこと。また指導者は、絶対に手を抜かない。心に逃げ場をつくつたときが弱い。これからの課題としては、まず学校週 5日制ほまつたく問題はないが、大人では時間帯や曜日に偏りがあるだろう。スポーツをやる人たちも体を動かすだけではなくたとえば茶道をやらせたリスポーツ以外のものをやらせて交流を深めていきたい。必ずこうでなければならないということではない。総合型とは、夢があつてそれがどんどんふくらむものである。 4.質疑・応答質疑スポーツクラプを 30年やつているが、今までやつているものと総合型との折り合いはどのようにすればいいか。応答そのままでいいだろう。ただし、どう生かすか見直しながら進めてい質疑くとよい。スポーツ少年団の指導員の資格を持つていても、仕事の関係でやりたくてもできない人、またはやらない人などが少なくない。このような人たちをどのようにうまく連れ出すことができるのか。応答これから指導員の資格制度が変わつてくる。たとえば、「体力づくり指導者」というように市独自で称号を与えてもいいだろう。一度指導員を集める機会をつくつて、総合型設置のことも含めてきちんと話をしたほうがいいのではないだろうか。 5,閉講式横手市体育協会会長・宮野芳雄謝辞田中先生のように一つの仕事をするときに、一緒にやつてくれる人がいるというのは非常に心強い、これからも力になつてくれる人だと思う。横手市はまだ手探り状態。私たちの中からいい指導者をどんどん出していきたい。