小・中学校9年間で学ぶ体育・保健体育科の学習内容とつながり 少なくとも一つのスポーツに親しむ時期 様々な動きを身に付ける時期(小学校1~4年) 領域 1年 2年 領域 多くの運動を体験する時期(小学校5年~中学校2年) 3年 4年 「多様な動きをつくる運動遊び」 体 つ く り ○ 「体ほぐし運動」 、 「多様な動きをつくる運動」 体つくり ○ 「体ほぐし運動」、 運 動 体ほぐし運動では、体を動かす楽しさを味わうこと 領域 体つくり 体ほぐし運動は、中学年の発達段階に応じた運動 運 動 運 動 5年 6年 ○ 「体ほぐし運動」 、 「体力を高める運動」 体ほぐし運動は、高学年の発達段階に応じた運動を行 領域 体つくり (中学校3年~高校3 年間) 1年 2年 ○ 「体ほぐし運動」 、 「体力を高める運動」 領域 3年 体つくり ○ 「体ほぐし運動」 、 「体力を高める運動」 体ほぐし運動の内容は小学校と同様だが、中学生の 運 動 運 動 3学年では、1,2年生の学習 で、自分の体の状態に気付き、体調を整えることや仲 を行う。多様な動きをつくる運動では、 「基本的な動 う。高学年からは、 「体力を高める運動」が加わり、今ま 発達段階に応じた運動を行う。体力を高める運動で 経験から、学んだことを学校生活 ※小中学 間との交流を学ぶ。多様な動きをつくる運動遊びで きを組み合わせる運動」が加わる。体の基本的な動 で身に付けた動きの組み合わせをもとに、体力の必要性を は、小学校高学年よりも体力向上の意図が強化され、 や実生活に生かすことができるよ 校9年間 は、体のバランス感覚や力試しを意図的に育む運動遊 きを総合的に身に付けるとともに、それらを組み合 理解し、柔軟性や巧緻性、力強い動きなど、体力の要素を それぞれの運動を身に付けるだけなく、組み合わせる うに運動の計画を立てて取り組む 必修 びなどを通して、基本的な動きを身に付ける。 わせた動きづくりを学ぶ。 直接的に高めることを目的とした運動を行う。 ことができることを目的とする。 ことを学ぶ。 器械・器具 ○ 「固定施設を使った運動遊び」 、 「マットを使った運動遊 を使っての び」 、 「鉄棒を使った運動遊び」 、 「跳び箱を使った運動遊び」 運動遊び 器械運動 それぞれの運動に遊びの要素を加え、楽しみ ながら運動することで器械運動の基礎を身に ○ 「マット運動」 、 「鉄棒運動」 、 「跳び箱運動」 器械運動 ○ 「マット運動」 、 「鉄棒運動」 、 「跳び箱運動」 領域名が変わり、器械運動の要素が高まる。それ 高学年では、中学年で学習経験を生かし、技をよ ぞれの運動について基本的な技に取り組みながら自 り安定してできるようにする。また、その発展技に 己の能力に適した技を学ぶ。 ついても学ぶ。 A器械運動 動遊び ○ 「走の運動遊び」 、 「跳の運動遊び」 走・跳の 様々な方向に走る遊びや、低い障害物を越え 運 動 ○ 「かけっこ・リレー」 、 「小型ハードル走」 、 「幅跳び」 、 「高跳び」 陸上運動 中学年では、走る・跳ぶ運動について、それぞれ る、前方や上方、連続した跳躍遊びなどを通し 水遊び ○ 「水に慣れる遊び」 、 「浮く、もぐる遊び」 水につかっての水遊びや壁や補助具につか 運 動 ゲーム ○ 「短距離走・リレー」 、 「ハードル走」 、 「走り幅跳び」 、 「走り高跳び」 ○ 「浮く運動」 、 「泳ぐ運動」 水 泳 ○ 「クロール」 、 「平泳ぎ」 まって水に浮いたもぐる遊びを通して水に慣 を使ったキックやストローク、呼吸をしながらの初 を合わせながら、約25~50mの距離を続けて長 れ、水泳の基礎を身に付ける。 歩的な泳ぎなど、より水泳の要素を深く身に付ける。 く泳ぐことができるようにする。 ○ 「ゴール型ゲーム」 、 「ネット型ゲーム」 、 「ベースボール型ゲーム」 ボール運動 目や、より高度な技能を身に ○ 「短距離走・リレー、長距離走又はハードル走」 、 「走り幅跳び又は C、F か 付けるための学習を主体的に 走り高跳び」のそれぞれから選択 ら1種目以 行う。 陸上競技の各種目において、記録の向上や競争の楽 C水 領域名が変わり、各泳ぎとも手と足の動きに呼吸 ゲーム することを学ぶ。 ※ A,B、 上選 択 しさ、基本的な動きなどの技能等を身に付ける。 領域名が変わり、様々な浮き方やけ伸び、補助具 ○ 「ボールゲーム」 、 「鬼遊び」 B陸上競技 を身に付ける。 浮く・泳ぐ 内容をもとに、自分の得意種 ことの楽しさや喜び、その技がよりよくできるように ぞれの専門的な種目を行うことで陸上競技の基礎 て、走る・跳ぶことの基礎を身に付ける。 領域でも1,2年で学習した 小学校での学習経験を生かし、選択した技ができる 領域名が変わり、走る・跳ぶことについて、それ の具体的な種目を行い陸上運動の基本を学ぶ。 ○ 3学年では、選択したどの 動」からマット運動を含む2種目を選択 付ける。 走・跳の運 ○ 「マット運動」 、 「鉄棒運動」 、 「平均台運動」 、 「跳び箱運 ○ 「ゴール型」 、 「ネット型」 、 「ベースボール型」 泳 ○ 「クロール」 、 「平泳ぎ」 、 「背泳ぎ」 、 「バタフライ」 、 「複数の泳法で 泳ぐ又はリレー」から、クロールまたは平泳ぎを含む2種目を選択 記録の向上や競争の楽しさが味わえる泳法を身に 付けるとともに、健康や水中の安全についても学ぶ。 D球 技 ○ 2年間で「ゴール型」 「ネット型」 「ベースボール型」の全ての球技 簡単なルールを決め、投げる、蹴る、的に当 ゲームの種類が増え、それぞれの型に属する種目 領域名が変わり、それぞれの運動に属する種目を てる、一定の区域を逃げるなどのなどのボール を取り上げ、簡単なボール操作で行える易しいゲー 取り上げ、簡易化されたゲームを行うことで、それ さや、基本的なボール操作、仲間と連携した動きでゲ ※ 球技、 全ての型に属する球技を取り上げ、勝敗を競う楽し 遊びを行い、ボール運動の基礎を身に付ける。 ムを行ことでボール運動の基本を身に付ける。 ぞれの型の目的に合った技能等を身に付ける。 ームができることを目的とする。 E武 道 ※中学から実施 ○ 2年間で「柔道」 「剣道」 「相撲」から1種目を選択 選択した種目の特性を理解するとともに、基本動作 武道から1 種目以上選 択 や基本となる技や礼法等を身に付ける。 表現リズ ム遊び ○ 「表現遊び」 、 「リズム遊び」 表現運動 ○ 「表現」 、 「リズムダンス」 表現運動 ○ 「表現」 、 「フォークダンス」 Fダンス 表現では激しい感じや多様な題材などから題材 (種目選択) ○ 2年間で「創作ダンス」「フォークダンス」「現代的なリズムのダンス」から選択 ※ A,B、 身近な題材の特徴をとらえて全身で踊った 領域名が変わり、表現では身近な生活や空想的な り、軽快なリズムに乗ってだれとでも仲良く楽 世界などから題材を見つけ、即興的に表現したり、 を見つけ、即興的に表現したり、グループで表現し が加わり、小学校の経験を生かし、イメージをとらえ ら1種目以 しく踊る遊びを通して表現運動の基礎を身に 表したい感じを中心に表現する。リズムダンスでは、 ます。 フォークダンスでは、 踊り方の特徴をとらえ、 た表現や踊りを通して交流ができることを目的とし 上 選 択 付ける。 軽快なロックやサンバなどのリズミカルな曲に乗っ 基本的なステップや動きを身に付けて、 音楽に合わ た技能等を身に付ける。 たダンスも経験する。 せて楽しく踊って交流する。 体育理論 ※中学校では必修 保 健 ○「毎日の生活と健康」 健康の状態は主体や周 ○「育ちゆく体とわたし」 健 ○「心の健康」 健 身の発達に与える効果と安全について学ぶ。 ○「心身の機能の発達と心の健康」 を学ぶ。 保 健 ○「健康な生活と疾病の予防」 小学校で学んだ知識をもと 小学校で学んだ知識をもとに、 をもとに、健康の保持増 に、身体の環境に対する適応能 健康の成り立ちと疾病の発生要 は小学校3 ていること、体を清潔に 化、調和の取れた食事や への対処法について学 の方法を理解する。ま 進を図るための基礎を 力や至適範囲、飲料水や空気の 因、生活行動・生活習慣と健康、 年生から開 保つことの必要性など、 運動、睡眠の必要性な ぶ。 た、喫煙、飲酒、薬物乱 学ぶ。身体機能の発達、 衛生的管理、生活に伴う廃棄物 喫煙、飲酒、薬物乱用と健康、感 始 1日の生活の仕方や身の ど、体の発育・発達と食 ○「けがの防止」 用が健康に与える影響 生殖にかかわる機能の の衛生的管理について学ぶ。 染症の予防、保健・医療機関や医 回りの清潔や生活環境に 事、運動の大切さや思春 交通事故などのけが を理解するため、病気の の防止や交通事故や学 起こり方や病原体がも 成熟、精神機能の発達と ○「傷害の防止」 自己形成、欲求やストレ 小学校で学んだ知識を 薬品の有効利用、個人の健康を守 校生活の事故などの原 とになって起こる病気 因とその防止やけがの の予防や生活行動が関 スへの対処と心の健康 もとに、交通事故や自然災 について学ぶ。 害などによる傷害の発生 わって起こる病気の予 要因や傷害の防止、応急手 防について学ぶ。 当について学ぶ。 手当を学ぶ。 小学校で学んだ知識 ○「健康と環境」 ○ 文化としてのスポーツの意義 密接な関係、不安や悩み 病気の発生要因や予防 学ぶ。 インフルエンザ等の 保 体育理論 囲の環境要因がかかわっ 差や、思春期の体の変 期の体の変化について 心の発達や心と体の ○「病気の予防」 ○ 運動やスポーツの多様性や運動やスポーツが心 ※保健学習 ついて学ぶ。 体の発育・発達の個人 保 中学校では、創作ダンスと現代的なリズムのダンス C、F か る社会の取組などについて学ぶ。
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