ロイックが山岳賞を獲得! チーム全体としても団体総合3位を獲得し、 北の大地でキナンサイクリングチームが本領を発揮! 今年で第 29 回を迎える国際大会、ツールド北海道に結成 1 年目の若きチームが挑んだ。9 月 11 日に開幕し、 最終日 9 月 13 日までの 3 日間で総走行距離、約 550kmで争われる。数日間走りその総合タイムを争う国 際大会としては日本で最も歴史のあるツールド北海道にキナンサイクリングチームからは好調のフランス 人選手のロイック・デリアック、オーストラリア人選手のジャイ・クロフォード、スペイン人選手のリカル ド・ガルシア、そして日本人選手の野中竜馬と中西重智の 5 人で参戦。 初日の第 1 ステージは 188kmの起伏にとんだコース で各チームが最も重要視しているステージ。ところが 不運にもここで、エースを任されたロイックと一緒に 中西も集団内で発生した転倒事故にて、二人そろって 自転車が壊れるトラブルが発生。それぞれ予備の自転 車に乗り換えて無事にゴールまで走りきったが、ロイ ックの個人総合優勝の目標は絶望的に。 2 日目の第 2 ステージは 162kmと初日より距離 は短いものの、今大会中では最長の登り区間を含む 最も厳しいコース設定。ここでロイックが昨日の遅 れを挽回するため起死回生の攻撃に出た。開始早々、 他チームの 2 名と共に集団から逃げ出し、先頭を走 り続けた。ゴール地点まで逃げ切るまでには至らな かったが、この作戦が功を奏しコース上に二ヵ所あ る峠に設けられた山岳ポイントを全て先頭で通過。 みごと山岳賞を獲得した。 迎えた最終日、第 3 ステージは最長の 196km。平坦基調のコースにある 2 ヵ所の短い峠に、この日も山岳 ポイントが設定されており、山岳賞を狙う他のライバル選手がこの 2 ヵ所とも先頭通過してしまうと山岳賞 を奪われてしまう予断を許さないプレッシャーの中、ロイックはじめキナンサイクリングチームの選手たち は一丸となって必死にライバルチームの攻撃に耐え、無事に山岳賞を守りきることに成功。そして団体総合 でも3位となり、チームの総合力としても結成 1 年目の若きチームにも関わらず、国際大会でも遜色なく戦 える強いチームに成長したことを証明する結果となった。 ―石田哲也監督のコメント― レースが始まる前には UCI ポイント獲得、そしてジャパンカップの参加資格の獲得を 1 番の目標として挑みましたが、初日 第 1 ステージのチーム員 2 名を巻き込む落車、初日でのロイックの遅れがあり、難しい状況に立たされました。 そこから良い結果を残す方法を探り、続く第 2、第 3 ステージに挑みました。 しかし、今回 UCI ポインの獲得はなりませんでした。 ジャパンカップの参加資格は、現状厳しい状況ですが主催者様の正式な発表を待って報告させていただきます。 UCI ポイント獲得はなりませんでしたが、今回得た結果山岳賞、チーム総合 3 位という結果は、KINAN Cycling Team の力を見せ られたのではないかと感じております。 これからもがんばって参りますので引き続き応援よろしくお願いいたします。
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