「ISIL機関誌が日本の在外公館攻撃を呼びかけました」 イスラム過激派組織のISIL(イラク・レバントのイスラム国)がインターネット上で発行 する英字機関誌「DABIQ」最新号(9月10日発表)には,以下の通り日本に関する記述が ありましたのでお知らせします。 ISILは同誌において,米国が主導する軍事作戦に加わる「連合」の一員として日本を名指 ししており,世界中のイスラム教徒に対してテロ実行を呼びかけた他,ボスニア,マレーシア, 及びインドネシアの日本外交使節(大使館や総領事館等の在外公館)を標的にしたテロ攻撃を呼 びかけています。 記事は「日本の外交使節」を狙うと伝えており,今のところ当地(キャンベラ)において日本 人を狙った特段の脅威情報はございませんが,ご参考までにお伝えします。普段通りの生活をす る中で心に留めて頂き,特に上記の国に旅行する際など,ご自身やご家族の身の安全のためにご 留意して頂ければと思います。 【記事の内容】 (前段略)敵の背教者達の権益は世界中に存在する。イスラム教徒はどこであれ,敵の背教者 達を攻撃することに躊躇すべきではない。地球上のいかなる場所であれ十字軍の市民達を殺害 することに加え,例えば,デアボーン(ミシガン) ,ロサンゼルス及びニューヨークのシーア派 コミュニティーを狙うことを妨げるものがあろうか。又は,ジャカルタ,ドーハ,ドバイのパ ナマ外交使節を狙うことを妨げるものがあろうか。又は,ボスニア,マレーシア,インドネシ アの日本外交使節を狙うことを妨げるものがあろうか。又は,ティラナ(アルバニア),サラエ ボ(ボスニア),プリスティナ(コソボ)のサウジ外交官を狙うことを妨げるものがあろうか。 又は,カタール,クウェート,サウジアラビアの主要な反ISIL組織の支援者を処刑するこ とを妨げるものがあろうか。 (後段略) <大使館への情報提供のお願い> ACT内で在留邦人の皆様が被害を受けたという情報に万が一接した場合には,下記の当館 代表電話(週末,休日も含め,24 時間対応いたします。)にご連絡いただくか,緊急でない場 合は,下記の領事 E-mail 宛てにメールをお送りいただければ幸いです。 また在留届に記載のご住所,電話番号やメールアドレスにご変更がございましたら,なるべ く早めにオンライン,もしくは下記連絡先にて内容の修正をお願いいたします。 ****************************************** 在オーストラリア日本国大使館領事部 112 Empire Circuit, Yarralumla, ACT 2600 Australia Tel : 02-6273-3244(代表) Fax : 02-6273-1848 Web : http://www.au.emb-japan.go.jp/jp/ E-mail : [email protected](領事メール) ******************************************
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