富士通グループ統合レポート 2015

特集 経営方針
持続的成長に向けた
「ビジネスモデル変革」
「 IoT 時代」の新たな価値創造を目指す FUJITSU の挑戦
Part.
1 経営方針
2015 年10 月に富士通グループは新たな経営方針を発表し、その中で、持続的成長を実現するために取り組む
「ビジネスモデル変革」の枠組みを示しました。
これまで当社は 、
「テクノロジーソリューション」
「 ユビキタスソリューション」
「 デバイスソリューション」
の 3 つのソリューションを軸に垂直統合型のビジネスを展開してきましたが、今後は、当社が優位性を持つ「テ
クノロジーソリューション」に経営資源を集中し、 つながる サービスの提供でグローバルに競争力を高めてい
きます。そして、デジタル・テクノロジーの進化がもたらす市場ニーズに対して高度な IoT テクノロジーで応え
ることで、お客様の新たな価値創造を実現し、持続的な成長を目指していきます。
当社が目指す姿は、グローバルに戦う力を備えた ICT 企業である「グローバルサービスインテグレータ」です。
そのような ICT 企業への質的変化を果たすため、当社が進めている取り組みや中長期ビジョンについて、ご紹介
します。
Part.
2 「 6 つの資本」の活用と増強
富士通が創業 80 周年を経て、今後の 100 周年、そしてその先も着実に歩みを進めていくには、地球社会の持続
可能性、そしてデジタル社会の健全な発展に貢献していくことが不可欠です。
そのためには、企業として適切に利益を確保し、それを再投資することでイノベーションを創出する力を高
めていかなければなりません。デジタル・テクノロジーのリーディング企業として持続的に発展していくため
に、今、富士通が何を考え、何に注力しているのか?
財務資本、知的資本、人的資本、製造資本、社会関係資本、自然資本の、6 つの資本の観点からご報告します。
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Fujitsu Group Integrated Report 2015