第1章 日本赤十字社のこころのケア 目標 (1)災害時のこころのケアの必要性について理解 (2)日本赤十字社のこころのケアの仕組みと救護 員の役割について理解 赤十字とこころのケア “赤十字は苦痛と死とに対して戦う” ジャン・S・ピクテ「赤十字の諸原則」 より 1 Key Word Psychological Support Program Program((PSP PSP)) 心理的支援プログラム Psychological First Aid 心の救急法 連盟の心理的支援プログラム 心理的支援センター • • • • • • 連盟とデンマーク赤十字社が協力して設立する。 各国赤十字社の心理的支援(PSP)を援助する。 各国赤十字社の担当者を集める。 心の救急法(Psychological First Aid)を普及する。 PSPの指導者を養成する。 養成された指導者がボランティアを訓練する。 2 日本赤十字社のこころのケアの歴史 • 阪神・淡路大震災以後、こころのケアの始まり 米赤、デ赤、連盟、ICRC、 米赤、デ赤、連盟、ICRC 、UNHCR UNHCR、 、WHO WHOの調査 の調査 救護員指導者研修会に導入 “こころのケアの手引き”の発行 連盟の心理的支援を導入 • 有珠山噴火災害で組織的こころのケアの実施 • こころのケア指導者の養成開始 “災害時のこころのケア“の発行 国際シンポジウムの開催 日本赤十字社の心理的支援の方針 • 指導者の養成 平成15・16年度で120名を養成 • 救護員の指導 平成17年度から実施 • ボランテイアへの普及 3 ・こころのケアは被災者全てが対象 全ての被災者は程度の差こそあれストレスを抱えている ・被災者のこころのケア 不安の軽減とストレス緩和(観察、 傾聴、マッサージなど) ・援助者のストレス対処 ストレスの自己管理 ストレス反応と主要な対応者 精神科医 PTSD 心理カウンセラー ASD こころのケア要員 こころのケア 要員 救護班要員 ストレス反応 被 災 ボランティア 者 4 日本赤十字社のこころのケア指導者の役割 (1)各県支部あるいは施設にあって、 (1)各県支部あるいは施設にあって 救護員の指導を行う。 (2)赤十字防災ボランティアに対して こころのケアを普及する。 (3)災害時に こころのケアを指導 実施する (3)災害時に、こころのケアを指導・実施する。 (4)日本赤十字社のこころのケアの進歩、向上 に貢献する。 5
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