グローバルで戦う人財の育成と評価 (PDF形式、645kバイト)

日立化成の価値創造プロセス
マテリアリティ報告
36
人
グローバルで戦う人財の育成と評価
基本的な考え方
人財は、企業が成長していくための非常に大きな原
を共有し、同じベクトルを持って業務を遂行することによ
動力となります。日立化成は、経営方針である3 つの経
り、グローバルで展開する日立化成の事業競争力をさら
営変革の 1 つとして「人の変革」
を掲げています。従業
に高めていきます。
員一人ひとりが経営の基本的な考え方や事業の方向性
日立化成の特徴
日立化成は、世界で戦うための知識やスキルを備え、
自ら省察を繰り返し、成長する人財を、
「World Class
Professional (WCP)」
と位置付けています。そのた
「人の変革」
のシナリオ
対話のスキル活性化
コーチング
KT(Kepner-Tregoe) 法
英語
Global Grading(ポジション評価)を導入するなど、
日立化成グループビジョンに基づく
「人の評価」
Hitachi Global Grading
市場価値に基づく「ポジション評価」
New MBO
め、対話スキルの活性化を目的とした教育プログラム
や Global Talent Standard(人財評価)
、Hitachi
人事基盤共通化
Global Talent Standard
組織目標を達成する業績評価
World Class Professional の育成による創造性と生産性の向上
人財ビジョン「World Class Professional」
人事基盤のグループ共通化を進めています。
独自の企業理念・企業文化をベースに
世界で戦える武器 ( 知識、スキル) を磨き
実践と省察を繰り返しながら自ら成長する人 ( 自律 )
2014年度の取り組み
グローバル・リーダーシップ・フォーラム
していきます。2014 年 度は 399 人 の 社 内コーチを
日立化成は、海外拠点のナショナルスタッフ幹部を
育成し、のべ 1,995 人のステークホルダーが 12 の国・
集めて、グローバル・リーダーシップ・フォーラムを
地域からこのプログラムに参加しました。
毎 年 実 施して います。
2014 年 度 は、参 加 者
KT(Kepner-Tregoe)
法の展開
自身のリーダーシップ
K T 法は問 題 解 決や 意 思 決 定に関する思 考 プロセ
について省察を促すた
スです。日立 化 成はグ ル ープ 内 共 通 のコミュニケー
めのプログラムや、執
ション手段として導入し、会議での議論や意思決定な
行役のラウンドテーブ
どに活用しています。2014 年度までに、累計国内約
ルを取り入れました。
2,000 人、海外約 1,100 人の社員が受講を完了しま
した。
グローバル・コーチング・プログラム
新たな価値を提供し続けるためには、多様な技能を
KPI
グローバル・コーチング・プログラム参加者数
(人)
持った人財がそれらを持ち寄り、対話をしながら挑戦す
2,500
ることが必要です。そのため、日立化成ではグローバル・
2,000
コーチング・プログラ
ムを実施しています。
2,394
2013
2014
1,752
1,500
社 内コ ー チは、5 人
1,000
の 社 員(ステークホル
500
ダー)
と対話を重ね、相
0
手の自発的な行動を促
2,370
2012
(年度)
Annual Report 2015