6年生の書き方の時間、最初に取り上げる文字は「湖」です。 みんなが習字の準備をする間に、私も習字道具を出して、準備 をしました。不要になった模造紙を黒板に貼り付け、授業開始 です。大きな筆を硯に浸すと、墨汁をほとんど吸い取ってしま います。穂先を整えて、 「えい!やあ!」と、思いっきり大きく 「湖」と書きました。気分がすっきりします。 「今日、書く文字は「湖」です。みんなも1枚書いてみよう。 」 白い紙を机の上に乗せ、思い思いに書き始めました。 「うわぁ、失敗した。 」 「いいんだよ。失敗しても。始めから上手に書けるわけじゃな いし、失敗した文字だって、おもしろいんだよ。 」 みんなが書き終わったところで、コンクールを開きました。 「大きさコンクールをやります。大きく文字を書いた子は、前 に出てきてください。 」 下の写真のように、自分の書いた文字を持ち上げて、友達に 見てもらいました。 「Aくんが大きいよ。 」 「Bくんのほうが大きいよ。 」 名前が挙がった子で決戦をしました。その結果、Bくんが第1 位に選ばれました。 同じように「小さいコンク ール」 「太いコンクール」 「細 いコンクール」 「面白コンクー ル」を続けます。黒板には、 それぞれの部門で第1位にな った文字が貼られました。 どの文字も味わいがあり、見 ていて楽しいです。 最後に 「形 のよいものコンクール」をし ました。今回はCくんの書い た「湖」が、第 1 位に選ばれ ました。 習字の時間は、上手に書こ うとすればするほど緊張して、 筆が走らなくなるものです。 失敗を恐れずにのびのびと、 何度も練習し、筆遣いを覚え てほしいと思います。
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