平成27年度 新クリーンセンター環境影響評価事後調査業務仕様書(PDF

平成27年度
新クリーンセンター環境影響評価事後調査業務
仕
様
書
平 成 27年 7 月
佐久市・北佐久郡環境施設組合
第1章
総 則
本仕様書は、佐久市・北佐久郡環境施設組合(以下「組合」という。)が発注する平成27年度 新
クリーンセンター環境影響評価事後調査業務に適用する。
第1節 業務の目的
本業務は、組合が進めている新クリーンセンター(以下「施設」という。)の建設に当たり、長野
県環境影響評価条例(平成10年3月30日長野県条例第12号。以下「県条例」という。)、新クリーン
センター建設に係る環境影響評価書(以下「評価書」という。)に基づき、環境保全措置の監理及び
事後調査の実施等を行う。また、環境保全措置及び事後調査の状況を報告書に取りまとめ、長野県に
提出するとともに、評価書公告・縦覧以降の環境影響評価に関する手続きについて、適切に実施する
ことを目的とする。
第2節 業務の名称
平成27年度 新クリーンセンター環境影響評価事後調査業務
第3節
業務の履行期間
契約締結の日から平成32年8月15日まで
第4節 業務の内容及び対象範囲
本業務の内容及び対象範囲については、「第2章業務の内容」による。
なお、環境影響評価における対象事業の概要については、次のとおりである。
1 種 類 廃棄物処理施設(ごみ焼却施設)の建設
2 名 称 新クリーンセンター建設事業
3 位 置 佐久市上平尾字上舟ヶ沢及び棚畑地籍
4 規 模
処理能力110t/日(55t/日×2炉)
5 方 式
ストーカ式焼却炉
第5節
業務の管理
本業務の遂行に当たっては、業務工程表に沿って遅滞なく業務を行うこと。
なお、業務工程に変更が生じた場合は、組合及び受注者で協議のうえ業務を実施すること。
第6節
提出書類
受注後、仕様書に基づき組合の指定する各期限までに、次に示す書類を提出すること。
1
業務着手届
2
業務計画書
3
業務工程表
4
管理技術者、照査技術者選任届及び経歴書
5
職務分担表
6
使用機器の種類、名称、性能(一覧表とする)
7
業務完了届
8
成果品及び報告書等納品書
- 1 -
9
その他組合の指示する必要書類
第7節
1
成果品及び報告書等
受注者は業務実施に際し、次の成果品及び報告書等を提出すること。
また、当該成果品及び報告書等に係る電子データ(CD-ROM等)を組合が指示するファイル形式
で調整し、提出すること。
なお、成果品等の内容及び数量については、組合と受注者で協議のうえ最終決定する。
(1) 施工状況等報告書(県条例様式第6号):A4版、両面多色刷り
1式(7部)
※毎年四半期ごと、県条例の規定に基づき提出
(2) 事後調査報告書(県条例様式第7号):A4版、両面多色刷り
1式(7部)
※年度ごと、県条例の規定に基づき提出
(3) 環境保全措置実施状況報告書:A4版、両面多色刷り
2部【成果品】
※ 各年度における成果品として提出
(4) 環境保全措置実施状況報告書(概要版):A4版、両面多色刷り
2部【成果品】
※ 各年度における成果品として提出
(5) 事後調査結果報告書:A4版、両面多色刷り
2部【成果品】
※ 各年度における成果品として提出
(6) 事後調査結果報告書(概要版):A4版、両面多色刷り
2部【成果品】
※ 各年度における成果品として提出
(7) 住民説明会用資料、要旨録:1式
※ 委託期間内における時点更新、修正作業を含む
(8) 打合せ・協議記録:A4版
1式
(9) その他組合が指示する補足資料:1式
2
住民説明会資料はパワーポイント(Microsoft社)で作成するものとし、電子データを組合に提出すること。
また、各成果品はワード(Microsoft社)及びPDFにおける電子データと合わせて組合に提出すること。
4
成果品及び報告書等は、全て組合の所有とし、受注者は、組合の承諾を得ないで業務の成果を
他に公表、貸与又は使用してはならない。
第8節
機密の保持及び中立性の堅持
受注者は、本業務で知り得た情報を第三者に漏らしてはならない。
また、受注者は、常に中立性を堅持するよう努めなければならない。
第9節
関係業務との連携
受注者は、本業務と併行して進めている新クリーンセンターに係る業務等と連携を図り、本業務に
関する必要な連絡、打合せ、助言及び指導を各受注者に対し適切に行うものとする。
第10節
関係官公庁等との協議
受注者は、関係官公庁等との協議を必要とするとき、又は協議を求められたときは、誠意をもって
これに当たり、その内容を遅滞なく組合に報告しなければならない。
- 2 -
また、組合が本業務を進めていくうえで必要な事項への支援を行い、関係官公庁等への対応に協力
するものとする。
第11節
関係法令等の遵守
受注者は、本業務の遂行に当たり、本仕様書、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和45年12月
25日法律第137号最終改正平成26年6月13日)、環境基本法(平成5年11月19日法律第91号最終改正
平成26年5月30日)、県条例及び日本工業規格(JIS)その他関係諸法規を遵守し、業務の適切な実
施を図ること。
第12節
資料の貸与
本業務の遂行上必要な資料の収集、調査等は受注者が行うものとするが、組合が所有する本業務に
必要と認められる資料は、組合がこれを貸与する。
貸与を受ける資料は、あらかじめ受注者が、借用リストを作成のうえ提出し、業務完了後、又は組
合からの特段の申し出を受けたとき、速やかに当該資料を返却するものとする。
なお、本業務に文献その他の資料を引用した場合は、当該文献、資料名等を明記するものとする。
第13節
要旨録等の作成及び提出
受注者は、本業務に係る打合せ及び協議の都度、要旨録等を作成し、組合に提出するものとする。
なお、業務実施期間中、組合から業務進捗状況の報告を求められたときは、速やかに報告すること。
第14節
疑義
受注者は、本仕様書の記載事項及び業務遂行上疑義が生じた場合、直ちに組合と協議し、組合の意
図を十分に理解したうえで業務を遂行するものとする。
第15節
業務内容の変更
組合が必要と認めたときは、本業務の内容変更、若しくは停止を指示することができる。この業務
変更に伴う委託料の変更等については、協議のうえ決定するものとする。
第16節
関係者等の対応
受注者は、本業務の実施に当たり、関係者等との間に紛議が生じないように努めなければならない。
第17節
土地の立入り等
受注者は、本業務の遂行に当たり、業務に関係する公有地又は私有地に立入る場合は、組合及び関
係者等と十分に協議し、本業務が円滑に進捗するよう努めなければならない。
また、やむを得ない理由により現地への立入りが不可能となった場合には、直ちに組合に報告し、
指示を受けなければならない。
なお、受注者は、第三者の土地への立入りに当たっては、必要に応じ、組合より身分証明書の交付
を受け、現地立入りに際しては、これを常に携帯しなければならない。
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第18節
証明書等の交付
必要な証明書等の交付は、受注者の申請による。
第19節
検査
受注者は、業務遂行中又は業務完了後、速やかに成果品及び報告書等とともに、出来高確認請求書
又は業務完了届を提出し、組合の指定する検査員の検査を受けなければならない。
その際、訂正等を指示された場合は、訂正等完了後、再度検査を受けなければならない。
第20節
引渡し
受注者は、前項に基づく検査合格後、成果品及び報告書等を納品し、本業務の部分完了、又は完了
とする。
- 4 -
第2章
業務の内容
受注者は、県条例及び評価書に基づき、長野県環境影響評価技術指針(平成10年9月28日長野県告
示第476号平成19年8月30日改正)、長野県環境影響評価技術指針マニュアル、ごみ焼却施設環境ア
セスメントマニュアル(昭和61年5月全国都市清掃会議)及び廃棄物処理施設生活環境影響調査指針
(平成18年9月環境省)等を参考として、本事業に係る環境保全措置の監理及び事後調査の実施等を
行い、その結果を取りまとめる。
また、評価書に記載された各項目における、建設工事期間中及び施設稼働後の環境影響に対する予
測・評価との整合が図られているか検証を行い、必要に応じて予測・評価の実施等、環境影響をでき
る限り緩和するための措置を検討、実施する。
なお、本業務については、環境保全措置監理業務、事後調査業務、報告書作成等業務に分類し、各
業務内容を以下に示す。
第1節
1
業務内容
環境保全措置監理業務
【環境保全措置の監理】
評価書に基づき施工業者等が実施する環境保全措置の実施状況を確認し、必要な助言、指導を行
い、新クリーンセンターに係る工事施工業者等における工程会議に月 1 回程度の頻度(別途、組合
の指示による)で出席し、本業務に関する助言、指導及び必要な連携を図り、環境保全措置の監理
を行う。環境保全措置の内容は、評価書に記載されている項目、範囲、内容、又は組合が指示する
内容とし、環境保全措置の監理に当たっては、関係法令及び調査の手法並びに対象事業実施区域の
状況等について最新の知見を得るよう努めるとともに、環境保全措置の実施過程において新たな事
情が生じたとき、必要に応じて長野県環境部環境政策課(以下「県」という。)及び組合と協議の
うえ、環境保全措置の見直し等を行う。
なお、環境保全措置の監理等に当たって必要な各種申請手続きも合わせて行う。
2
事後調査業務
【事後調査の実施】
評価書に基づき事後調査を実施する。また、施工業者等が実施する事後調査の実施状況を確認し、
必要な助言、指導を行い、監理、検証する。事後調査の内容は、評価書に記載されている項目、範
囲、内容、又は組合が指示する内容を実施すること。
事後調査の実施に当たっては、関係法令及び調査の手法並びに対象事業実施区域の状況等につい
て最新の知見を得るよう努めるとともに、事後調査の実施過程において新たな事情が生じたとき、
必要に応じて県及び組合と協議のうえ、事後調査の見直し等を行う。
なお、事後調査の実施等に当たって必要な各種申請手続きも合わせて行う。
3
環境保全措置監理業務及び事後調査業務の整理
前述の、1及び2に掲げる業務内容の詳細については、別紙、「平成 27 年度新クリーンセンタ
ー環境影響評価事後調査業務に係る環境保全措置及び事後調査計画書(以下「業務計画書」とい
- 5 -
う。)」を参照すること。
なお、動物、植物(生態系を除く)に関する環境保全措置及び事後調査の実施については、本業
務とは別に発注をしているため、動物、植物(生態系を除く)に係る環境保全措置の監理及び事後
調査の実施は、本業務に含まれていない。
ただし、本業務において、環境保全措置及び事後調査の対象となる全ての項目に関し、施工業者
等が実施する環境保全措置及び事後調査の実施状況、又は調査結果を確認し、必要な助言、指導、
監理を行うほか、予測・評価との整合を検証するものとする。
表
環境影響
評価項目
大気質
騒音、振動
低周波音
悪臭
水質
水象
土壌汚染
地盤沈下
地形・地質
植物
動物
生態系
景 観
触れ合い活動
の場
廃棄物等
温室効果ガス
4
時期
工事中
供用時
工事中
供用時
供用時
供用時
工事中
供用時
工事中
供用時
供用時
供用時
工事中
供用時
工事中
供用時
工事中
供用時
工事中
供用時
供用時
工事中
供用時
工事中
供用時
供用時
本業務の内容整理
環境保全措置監理業務
環境保全措置
環境保全措置実施
実施状況の監理
状況の取りまとめ
(確認、助言、指導)
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事後調査業務
報告書作成等業務
事後調査
の実施
県報告書
作成等
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組合
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別途発注
他の調査結果利用
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他の調査結果利用
他の調査結果利用
他の調査結果利用
報告書作成等業務
【報告書の作成等】
環境保全措置及び事後調査結果に係る県への報告書、住民説明会資料及び成果品作成等の業務を
行う。また、報告書及び成果品等の照査に当たっては、基本及び細部条件、成果品の3段階におけ
る照査計画を立て、照査すべき項目の確認を行う。
なお、本業務に係る住民説明会への出席、説明、答弁支援等の説明会対応も行うものとする。
5
実施時期及び数量、範囲等
別紙「業務計画書」を参照のこと。
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なお、各環境保全措置等の実施時期及び内容について、変更が生じる場合は、組合と協議して適
切な実施に努めるものとする。
第2節
1
業務遂行上の留意事項
環境保全措置の監理及び事後調査の内容及び実施時期の変更
事業計画の変更、その他の事由により、環境保全措置の監理及び事後調査の内容及び実施時期に
変更が生じる場合、又は事故及び災害並びに工事等その他の事情により、特段の影響が生じる可能
性がある場合、その他特別の事由により適切な実施ができないと判断される場合は、速やかに組合
及び関係機関と協議し、本業務への影響を最小限に留めること。
2
土地の借用手続き等
受注者は、業務の実施にあたり、土地の借用が必要と判断される場合は、事前に組合と協議しな
ければならない。また、借用条件及び謝礼等に係る手続きについては、原則として組合がこれを行
うが、以下の(1)から(4)については、受注者が責任を以って行う範囲とする。
(1) 組合と地権者が協議し決定した当該土地に係る借地料、又はそれに代わる謝礼の支払い等
(2) 借用期間中における周辺住民及び周辺環境への配慮
(3) 借用期間中における当該地を含む周辺の環境美化、耕作地等の保護
(4) 借用後における当該土地の現状復旧
また、土地の借用に当たり、受注者が関係機関及び地権者と協議を行うときは、原則として組合
と事前協議を行い、かつ組合の監督職員等が同席しなければならない。
なお、土地の借用について、受注者と地権者の間で紛議が生じた場合は、速やかに組合に報告し、
最良の方法で解決するよう努めなければならない。
※
設計図書における土地借地料については、一式20,000円(固定)とする。
3
評価書等の遵守
受注者は、本業務の実施に当たり、評価書及び業務計画書記載の事項を遵守すること。なお、環
境保全措置の監理及び事後調査について評価書と業務計画書の内容に相違がある場合は、業務計画
書記載の内容に基づき、実施するものとする。
4
作業日程の連絡及び同行
受注者は、各作業日程について組合に事前連絡し、組合の判断により組合の監督職員等が作業に
同行する。
5
業務遂行上必要な措置の検討及び実施
受注者は、本仕様書及び評価書等に記載のない事項であっても、本業務に支障を来す恐れがある
場合、又は本業務の円滑な遂行上必要とされる措置及び事務手続き等については、組合と協議のう
え、組合の指示により最善の方法でこれを実施すること。
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本仕様書に関する質問等は、次の問合せ先までEメールにてお願いします。
佐久市・北佐久郡環境施設組合事務局 建設係
〒385-0051
担当:櫻井、武者
長野県佐久市中込 3056 番地 佐久市役所内
E-mail(事務局共通):[email protected]
電話:0267-62-2916 FAX:0267-62-2289
URL:http://www.sakukitasaku.or.jp
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