作る愛しさ、いただく命

菅家藤一
東日本大震災と
舟木
由貴子
その後に引き起こされた東京電力福島第一原子力発電所事故は、
大量消費を前提にした大量の製品生産を基盤とする
鞍田崇
わたしたちの社会が行き着いた一つの帰結です。
長谷川浩
豊かでありたいという素朴な願いは、
やがて制御不能な巨大モンスターを生み出し、
その破綻が4年後の今も福島県を苦しめ傷つけています。
今回のラウンドテーブルのテーマは「ものづくり」です。
古くから愛情と敬意を込めて営まれてきた「ものづくり」。
佐々木
長生
それは単に利便性、合理性を追求する生産行為では
なかったはずです。
作られた「もの」に込められた気持ち、祈り。
使ううちに積み重なっていく「愛おしさ」。
「つくる」行為を見直すことは
人の暮らしと
来し方行く末を見つめることでもあるはずです。
渡辺悦子
平成 26 年度文化庁地域と共働した美術館・歴史博物館創造活動支援事業
はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト 2014
第2回 グランド・ラウンドテーブル
作る愛しさ、いただく命
2015 年
心を込めて作られる「もの」は、
熟練の職人技による精緻な手工芸品に限りません。
食べ物やエネルギー、工業製品も含まれるでしょう。
福島県内外で様々な事業に取り組み活躍する
講師・ゲストをお招きして、
講演会・トークセッションからなる
参加型トークイベントを開催し、
2/14 sat 13:30∼19:15
2/15 sun 10:00∼15:00
(喜多方市字寺町 4761)
中山晴奈
主催:はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト実行委員会
福島における新たな「ものづくり」を考える場とします。
福島再生の一助になることを願って。
入場無料
申込不要
大和川酒蔵北方風土館 ロマン室・良志久庵
赤坂憲雄
自由な対話を通して
ここから始まる「ものづくり」の提言が
遠藤
由美子
庄子
ヤウ子
木村正晃
詳しくはこちら
→hamanakaaizu.jp
鞍田崇
哲学者。京都大学大学院人間・
環境学研究科博士課程修了。総
合地球環境学研究所を経て、現在、
明治大学理工学部准教授。著書に『
「生
活工芸」の時代』
(共著、新潮社)、
『
〈民
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第1部「手わざと地の力…会津地方の地の力を活かしたものづくり」13:30∼14:30 ロマン室
13:30∼13:40 イントロダクション はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト報告
13:40∼14:30 基調講演① 鞍田崇「手わざと地の力」
第2部「ものづくりの力」 14:30∼17:20
芸〉のレッスン』(編著、フィルム
アート社)など。
中山晴奈
フードアーティスト。東京藝
術大学大学院先端芸術表現専攻
修了。食とアートをテーマに活動。
NEXT KITCHEN を 立 ち 上 げ パ ー
ティーデザイン、ワークショップ活
ロマン室
14:30∼14:50 会津からの報告①昭和村「カラムシと織姫」( 渡し舟主宰 舟木由貴子・渡辺悦子 )
動を展開。2014 年から食とものづ
くりのスタジオ FERMENT を神
奈川県藤沢市に開設。
14:50∼15:10 会津からの報告②三島町「三島の編み組み」( 間方生活工芸技術保存会会長 菅家藤一 )
15:10∼15:40 会津からの報告③三島町「会津の農具と民具」( 福島県立博物館専門員 佐々木長生 )
舟木由貴子
15:30∼16:00 クロストーク①
渡し舟主宰。元からむし織体
験生。大学でテキスタイルデザ
16:10∼16:30 会津からの報告④大熊町「會空の挑戦」(會空代表 庄子ヤウ子)
インを専攻、大学卒業後、会社勤務
を経て 2003 年からむし織体験制度
を使って昭和村へ移住。からむしと
16:30∼16:50 会津からの報告⑤三島町「自然エネルギーを会津・福島から」(会津自然エネルギー機構理事 遠藤由美子)
16:50∼17:20 クロストーク②
関わりながら昭和村での生活を
送っている。
渡辺悦子
渡し舟主宰。元からむし織体
験 生。東 京 で 会 社 勤 務 の 後、
2001 年からむし織体験生(織姫)
として昭和村へ移住。以来からむし
の栽培を軸に昭和村での生活を送
る。
第3部「福島祝い膳」17:30∼18:15 良志久庵
17:30∼18:15 基調講演② 中山晴奈「福島祝い膳」+ 福島祝いの膳プロジェクト展示解説
菅家藤一
方集落で工房間方を運営する編組細
工の名手。夏期に自ら入山してブド
ウ蔓などの材料を採取し、主に冬期
に製作を行っている。現役の熊射
ち猟師でもあり、三島の山を
知り抜く一人。
遠藤由美子
奥会津書房編集長。会津自然
エネルギー機構理事。フリーラ
イターとして活動後、故郷である三
島町に戻り、1988 年奥会津書房を設
立。東京電力福島第一原子力発電所
事故後、再生可能エネルギーの拡
大のため会津自然エネルギー
機構、会津電力株式会社
に携わる。
長谷川浩
早稲谷大学主宰。福島大学う
會空代表。東京電力福島第一
原子力発電所事故後、大熊町よ
18:30∼19:15 赤坂憲雄 × 佐々木長生対談「ものづくりのこころ」
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第 5 部「地を食す」 10:00∼11:30
り会津若松市に避難。会津木綿と出
会い、会津木綿で大熊町のキャラク
ターのクマを制作。団体名の「會」
ロマン室
10:00∼10:30 会津からの報告①「野菜ソムリエの仕事 西会津編」( 野菜ソムリエ 木村正晃 )
は会津の会の旧字、
「空」にはどこ
にもつながっている、との意
味がある。
10:30∼11:00 会津からの報告②「自産自消」( 早稲谷大学主宰 長谷川浩 )
11:00∼11:30 会津からの報告③「会津伝統野菜と『会津農書』」( 福島県立博物館専門員 佐々木長生 )
第 6 部「作る愛しさ、いただく命」 13:00∼15:00
ロマン室
13:00∼15:00 ラウンドテーブル 中山晴奈 × 舟木由貴子 × 木村正晃 × 長谷川浩 ほか
モデレーター:鞍田崇
【アクセス】
(近隣拡大図/広域地図)
【お問い合わせ】
はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト
実行委員会事務局 喜多方支局
(担当:高橋、宮澤)
グリーンホテル
リオンドール
喜多方市役所
大和川酒蔵北方風土館
〒966-0073
福島県喜多方市字中町 2878
(NPO 法人まちづくり喜多方内)
tel :0241-22-1026 fax:0241-22-5546
P
喜多方市役所
ガーデン
ホテル
警察署
喜多方駅
至 会津若松
至 会津縦貫
自動車道
笹屋
旅館
ふれあい通り
P
駅前諏訪通り
つくしまふくしま未来支援セン
ター特別研究員。国の研究所で有機
農業研究に従事後、2012 年喜多方市
山都町に移住。古民家をバイオマス
仕様に改築。食料とエネルギーの
自 給 に 取 り 組 む。著 書 に『食
べものとエネルギーの自
産自消』など。
庄子ヤウ子
第4部「ものづくりのこころ」18:30∼19:15 ロマン室
間方生活工芸技術保存会会
長。伝 統 技 術 保 持 者。三 島 町 間
はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト 2014
詳しくはこちら
→hamanakaaizu.jp
木村正晃
野菜ソムリエ・料理研究家。
食品メーカー勤務などを経て独
立。ベジフルコミュニティ新潟初代
代表。地域の伝統野菜、それにまつ
わる食文化を大切にする活動に取り
組んでいる。福島県が行っている
森のはこ舟アートプロジェク
ト 2014 に参加。
佐々木長生
福 島 県 立 博 物 館 専 門 員。
1985 年より福島県立博物館民俗
分野の学芸員として勤務、現在は同
館専門員。江戸時代に編纂された『会
津農書』の他、会津地域の民俗、信
仰の調査研究に尽力。長年にわた
り、福島県内各地の民俗調査
も担ってきた。