複 式 学 級 学 習 指 導 の 展 開 例 (第 1 ・ 2 学 年 1 2 単 元 名 本時の指導 第1学年 算数科) 久万高原町立仕七川小学校 大きいかず 単 元 名 本時の指導 第1学年 (1) 目 標 ○ 20よ り 大 き い 数 を 工 夫 し て 数 え 、 10の 束 に し て 数 え る と よ さ に 気 付 く 。 ○ 友達に自分の数え方を伝えるとともに、友達の数え方のよさに気付く。 (2) 準 備 物 ストロー、輪ゴム、波板、トレイ、ホワイトボード等 ◎評価 三角形と四角形 第2学年 (1) 目 標 ○ パ ズ ル (タ ン グ ラ ム )を 用 い て 、 図 形 を 作 る こ と に よ り 、 辺 の 長 さ や 角 の 大 き さ 、 頂 点 な ど 、 図形の構成要素がわかる。 ○ 進んで、図形を並べ、形を作ろうとする。 (2) 準 備 物 パズル、ホワイトボード、ヒントカード等 (3) 展 開 学習 過程 学習活動 ○指導上の留意点 ◎評価 (3) 展 開 ○指導上の留意点 第2学年 学習活動 (時 間 ) 学習内容について話し合う。 3 分 ○ 150本 の ス ト ロ ー を 示 し 、 じ ゃ ん け ん で 取 り 合 う 1 じ ゃ ん け ん ゲ ー ム の ル ー ル を 理 解 ことを理解させる。 し、ゲームをする。 ○ 取ったストローをそれぞれトレイに入れさせ、自 3人でじゃんけんをします。 分のストローの数がたくさんあることが視覚的に分 ○ 1いの人は7本 かるようにさせる。そして、誰が一番多いかという ○ 2いの人は5本 意識から、ストローを数えようとする意欲が高まる ○ 3いの人は3本 ようにする。 ストローをとります。 両学年で本時の学習について話し合う。 1 自 主 解 決 課 題 把 握 学習課題をつかむみ、学習の手順を 学習の手順 話し合う。 1 すべてのピースを組み合わせて、大きい「さんかく」 を作る。 パズルをくみあわせて、大きい「さん 2 できた「さんかく」はホワイトボードに並べ、後で かく」をつくろう。 紹介できるようにしておく。 3 ほかの並べ方で大きい「さんかく」を作る。 ○ 10 分 ○ 取ったストローがたくさんある ことを確認し、一目では何本ある か分からないことに気付かせる。 学習の手順 1 自分の考えた方法でストローを 数える。 2 ストローの数をノートとホワイ トボードに書く。 3 どのように工夫して数えたか、 紹介し合う。 ○ 2 学習課題をつかみ、学習の手順を話 し合う。 課 題 把 とったストローのかずを、くふうし 握 て、かぞえてみよう。 2 自 主 解 決 どのように組み合わせればできるか、見通しをも たせる。 パ ズ ル で 大 き い「 さ ん か く 」を 作 る 。 ◎ 進 ん で 、 図 形 を 並 べ 、 形 を 作 ろ う と し て い る か 。 (関 ) ○ 見 当 の つ か な い 児 童 に は 、ヒ ン ト カ ー ド を 見 せ る 。 (例) 本時までに、タングラムで形作りのゲームをして タングラムの扱いに慣れさせておく。 4段階の学習パターンを構成する ことにより、こわたりをなくし、 それぞれの指導にあたる。 数 え た の を 、 10の 束 ご と に す る と 考 え ら れ る が 、 3 ス ト ロ ー の 数 を 数 え る 。 数えることを何度も繰り返している児童には、輪ゴ ・1本ずつかぞえよう。 ム や 波 板 を 渡 し 、 1 枚 で 10本 に な る よ う に さ せ 、 数 ・10本ずつかぞえよう。 えやすくさせる。 10 自 主 解 決 10 ◎ 自分の数え方を知らせるとともに、友達の数え方 4 何本あったか確認し、数え方を知ら の よ さ も 見 つ け る こ と が で き て い る か 。 (関 ) せ合う。 ○ 10本 ず つ に ま と め て 数 え る と 数 え や す い こ と に 気 付かせる。 ◎ 10の 束 に し て 数 え る こ と が で き て い る か 。 (表 ) 相 互 検 証 分 相 3 解決の結果を話し合う。 ○ 辺の長さや角の大きさなどを合わせることを説明 互 している場面を取り上げ、辺や角、頂点に意識をも 検 たせる。 証 ○ さんかく→三角形 ◎ 辺の長さや、角の大きさ 、頂点など図形の構成 ○ しかく →四角形 要 素 が わ か る か 。 (知 ) 分 ○ 三 角 形 の き ま り か ら 、四 角 形 の 名 前 も 考 え さ せ る 。 4 ほかの並べ方で大きい「三角形」を ○ ヒントカードをもとにして、ほかの組み合わせ方 強 作る。 を考える。 化 発 (ヒントカード1) (ヒントカード2) 展 両学年で本時の学習したことを 報告し合う。 とったストローを波板で10本ずつ のかたまりにしてかぞえよう。 10 分 今日の学習内容の成果を発表する。 ・ 10よ り 大 き い 数 は 、 10ず つ の ま と ま り に し て 数 え る 5 今 日 の 学 習 の 成 果 を 2 年 生 に 知 ら せ こと。 る。 5 今日の学習の成果を1年生に知らせ ・パズルを使って大きい「さんかく」ができた。 る。 ・三角形・四角形ということ。 ○ 単元の導入としてタングラムを使うのは、角など図形の構成要素に目を向けさせるのに効 果的である。 2 分 3 ○ 考察 波 板 を 使 っ て 10本 ず つ の ま と ま り に し て 数 え る 方 法 は 効 果 的 で あ っ た 。 し か し 、 単 元 の 導 入 段 階 で あ り 、 子 ど も た ち は 10の ま と ま り の 概 念 が 十 分 に で き て い な い た め 、 今 後 く り 返 し て 10 のかたまりにして数える学習を行う必要がある。
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