Q16 「民営化」ですから、経営に必要な経費の全てを リズム園で負担するのですか? いいえ、全く違います。そうではないのです。 民営化された後も、 安平町民は、リズム園の様々な経費を負担する事になります。 今まで説明してきたリズム園に関わる町民負担の経費は、 次のようにありました。 (1)子ども園の建築費の税金投入や借金返済の町民負担が4億1千万円。 (2)引き継ぎ経費 640万円 (3)通園バス(①燃料費②維持費③運転手経費④修理代⑤車検代⑥バス買い 換えの経費⑦添乗員経費。) (4)4名の役場職員派遣給与 約2、300万円 以上の以外に、 様々な「リズム園」に対する過剰な優遇により、町民負担が増加します。 子ども園の修繕費・事務員経費・ 教材費・給食費の負担 。 さらに、栄養士・調理員の経費は、安平町が肩代わり 1,「修繕費」は、誰が負担するのか? (1)基本協定書には定めがないが、・・・町(教育委員会)が、弁償の方向。 この度、安平町とリズム園が結んだ協定書には、修繕費負担についての 定めがありませんが、町(教育委員会)は、弁償の方向を示しています。 協定書には、 「貸し付けた土地及び建物の維持管理に関する経費は、リズム園が 負担する」(協定書 第6条の3) とありますが、これは、修繕費を指すものではありません。 -1- この点に関して、議会でも質疑がありませんでしたが、維持管理費と 修繕費は別なものだからです。 教育委員会の説明はその点をはっきり認識して、町費投入を念頭においた 答弁をしています。 (答弁) 「大きな躯体部分の大きな損傷は、町と協議になってくる。 小破修繕は、リズム園に任せる。」 (教育委員会の統括参事、全員協議会 H25・9・13) この答弁は、「大規模な改築や改修等の経費は安平町が請け負う」と言っている と同じです。 「大きい・小さいの判断」も含め、安平町が修繕費を出す方向には変わりはあ りません。 2,民営化後も、「事務員経費・教材費・給食費」は、安平町が出す。 「民営化」と言えば、経営が民間に移れば、全て、民間がするものと誰しも 考えますが、安平町の民営化はそうではありません。 この件でも、教育委員会の答弁は、次のようになっています。 因みに、答弁している全員協議会・予算審査特別委員会は、町長・教育委員長 出席の上での答弁ですから、そのまま、町長・教育長の方針と理解しても良いと 言うことです。 「民営化後については、・・・・経費的なものは、・・・委託費として出す。 ・・・人件費を含め・・・公 定価格に沿って、事務員経費、保育員経費、 教材費、給食費というものが加算されますので、・・・委託(費)として 出す。」 (教育委員会参事、3月議会の予算審査特別委員会) ※ 「保育員費」とは 派遣される町費負担の4名の保育教諭のことと考えられますが、 正職員以外の契約保育教諭やパートの保育教諭も含まれるのかは、 明らかにしていません。 協定書や答弁から判断すれば、調理師や栄養士も含めてのことと 理解されます。 -2- 3,栄養士と調理員も安平町の肩代わりか、兼務か。 (1)もともとの「条件・約束」は、調理員も栄養士も「リズム園」持ちのはず。 なぜなら、自園調理員と書いてあるからです。 民営化に向けた「運営事業者募集要項」に基づく「認定こども園運営条件」の 「栄養士」「調理員」の配置に関して、次のように定めています。 ⑦「自園調理員は、一人以上は位置し、適切な健康管理を行う」 ⑧「栄養士の配置は、調理員で且つ栄養士の資格を持つ者を配置すること。 ただし、栄養士配置が困難な場合は、他の事業所の栄養士を兼務させ るなど必要な措置を・・」 (運営の条件4、食育・給食) (2)「基本協定書」に基づく新しい「はやきた子ども園の設置及び運営に関す る事項」には、調理員や栄養士は消されている。 「基本協定」に基づいて作られた「「はやきた子ども園の設置及び運営に関 する事項」には、調理員や」栄養士の配置に関しては、タイトルからして 削れています。。 他方、基本協定書では、「3歳児未満は園内給食」と書かれています。、 これは、当初の「運営条件」に寄れば、「施設内調理場」に置いて調理し 提供」とあります。 つまり、「施設内調理場」に立つ調理師は、リズム学園の職員でなけれ ばなりません。しかし、それを示す文書や発言がありません。 一方、栄養士ですが、「肩代わり」と「兼務」かの説明がありません。 「運営事業者募集要項」に基づく「認定こども園運営条件」では、まず、 配置することになっていますが、「栄養士配置が困難な場合は、他の 事業所の栄養士を兼務させる」となっています。 他の事業所とは、どこの事業所のことでしょうか? リズム園からであればいいのですが、でなければ、安平町の給食センター と言う事になるのでしょうか。それも含めて不明なのです。 もし、安平町の「栄養士」を「兼務」と言う事になれば、これまた、「町職員 の派遣」に当たります。 その分の給与は、リズム園が払うのでしょうか? 安平町が払うのでしょ うか?それも不明です。 -3- (3)「3歳未満児」の園内給食には、栄養士は、つけない? ①「3歳未満児」の園内給食の栄養士は、リズム園で採用する職員のかが 不明。(採用試験に職種の記述がない) ②「おやつ」は「給食センターの栄養士と連携して」と(H27・9・9 全員協議会)ありますが、これは、「兼務」なのか。 「連携」というのが、「毎日のメニューの作成と栄養価の計算」をする ということになれば、明らかに兼務と言うことになる。 「連携」とはなんなのか。 つまり。この2つの発言から言えることは、「3歳未満児」の園内給食には、 栄養士を付けないと言うことになるだ。これで良いのか? もし、「3歳未満児」の園内給食」に、栄養士が配置されれば、「給食 センターの栄養士と連携」する必要がなくなるからだ。 (4)「リズム園」の募集内容には、職種が書かれていません。 その為、保育教諭なのか、養護教諭なのか、栄養士なのか、調理員なの か、どの職種を募集しているのか、一切わかりません。 リズム園は、最初から、安平町に「肩代わり」(負担)をさせるつもり だと理解せざるを得ません。 さらに、忘れてならないのは・・・・、 保護者が払う保育料2600万円(平成26年度決算)が、そのまま、 リズム園の収入となります。 「リズム園」は、安平町によって、かなり、儲(もう)けることができます。 -4-
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