みんなで勝ち取ったわんぱく相撲の団体優勝

月 一 だ よ り
中央区立月島第一小学校
平成25年6月
NO . 3 8 3
みんなで勝ち取ったわんぱく相撲の団体優勝
副校長
小川
優
5月19日(日)午後2時頃。浜町体育館(中央区立総合スポーツセンター)の
月島第一小学校の応援席は歓喜の声につつまれていました。わんぱく相撲中央区大
会で、本校の6年生男子の団体優勝が決まった瞬間です。児童・保護者・教員が一
体になって、選手を応援し、その快挙を喜び合っていました。体格的に特に恵まれ
ているとも言えない6年生5人が、なぜ全員試合に勝利して、優勝することができ
たのか?私なりに考えてみました。
そこには、実にさまざまな総合的な要因があるように思います。
まず、この行事は基本的にPTAが主催であり、参加者の募集に始まり、保護者
説明会、練習日程の設定、放課後練習、当日の運営など、練習と実施の根本は本校
PTA(成人教育委員会)が担ってくださっています。
また、今回の練習に向け、PTAは高額な相撲用の土俵マットを購入してくださ
いました。この用具によって、今までの小さいマットを寄せ集めて土俵を作る労力
と時間が大幅に短縮され、選手や指導者は練習に専念することができたのです。
20分休みと昼休みには、教員が汗だくになって、児童に相撲の稽古をつけてい
ま し た 。そ の 練 習 方 法 に も 工 夫 が あ り ま し た 。つ ま り 、様 々 な 対 戦 相 手 を 想 定 し て 、
実践的な、相手に勝つための練習を積んだのです。
大会当日、月一小の
人の少年少女力士は、一人一人が全力を尽くして試合に
臨み本当によく頑張りました。特に女子の団体戦では、本校は5年生ながら年上の
6年生を相手に健闘し、ベスト4まで勝ち進みました。
そして忘れてならないのは、大会の運営に当たる役員、スタッフの方々のご活躍
・ご努力です。青少年委員、地区委員会の皆様、学校評議員の方々の忙しく立ち働
かれる姿を目の前にして、児童や学校は本当に地域の方々によって支えられている
ことを実感し、感謝の気持ちが沸き上がってきました。
このように今回の団体優勝は、選手本人の努力・頑張りはもちろんありますが、
様々な方々の組織的な支援・協力・連携のたまものなのだなと思った次第です。
参加した児童のみなさん、本当によく頑張りました。六年生のみなさん団体優勝
おめでとう。月一小の児童を支え、協力・応援してくださった全ての皆様、ありが
とうございました。
6月の生活目標
時 間 を大 切 に しま し ょ う
思いを感じて『いただきます!』
月一園担当
玉村昌彦
「この都会のど真中にこんなに大きな畑!」初めて月一園を見た時のインパクトは
今 も 忘 れ ら れ ま せ ん 。夏 に は 、と こ ろ 狭 し と 緑 が 生 い 茂 り 、大 き な 太 い き ゅ う り に 、
赤々としたミニトマトが畑を彩ります。冬には、土深く力強く青首大根が根付きま
す。
今月初め、全学年がそれぞれの思いをもって苗を植えました。6年生は耕耘機を使
って、うね作り体験もしました。夏にはたくさんの収穫を迎える月一園ですが、野
菜たちは勝手には育ってくれません。そこには協力者の方の日々のご尽力がありま
す。そして、熱い思いがあります。月一園は保護者の有志の協力者の方により、畑
のお世話をしていただいております。その中心で働いていただいているのが『冨川
さ ん( か ず じ い )』で す 。毎 日 畑 で 何 時 間 も 水 や り や 草 む し り を し て く れ て い ま す 。
暑い日も寒い日も欠かさず毎日です。そこには子どもたちに安全でおいしい野菜を
作ってあげたいという思いがあります。『子どもたちはその方が良いだろ』私は日
々の冨川さんとの会話の中で何回も耳にするこの言葉からそう強く感じます。
協力者のサポートにより苗たちは梅雨や害虫、病気を乗り越え、夏には今年もた
くさんの野菜が収穫されることでしょう。そして子どもたちもたくさんの野菜をご
家庭に持ってかえることと思います。「料理を作ってくれた家族」だけでなく「野
菜を作ってくれた冨川さんや協力者」の姿や思いを感じながら召し上がっていただ
けたらと思います。