技術資料 バルブ・継手 シールの「ご使用方法」および「特徴」 1 ソロバン型・ソロバン玉シール ■使用方法 ご使用されるチューブを 『袋ナット』 → 『ソロバン型・ソロバン玉シール』 へ挿入。チューブ先端がボディ部にぶつかった箇所で袋ナットを締め込 むとチューブが固定されます。 (ボディが貫通タイプの場合は、チューブ を止めたい箇所で袋ナットを締め込んでください) ■メリット 専用工具不要で安易に使用可能。 ■デメリット 圧力が高くなるとチューブが抜けてしまう場合がある。 ■推奨チューブ 樹脂製の硬質チューブ ソロバン型・玉シール 2 Fロックシール ■使用方法 まず、ご使用されるチューブに溝を切る必要がございます。 (推奨工具:NR1404) もし専用工具がなくても、チューブにカッター等で薄溝を切れば使用可 能です。次にご使用されるチューブを 『袋ナット』 →『F ロックシール』へ 挿入します。 (Fロックシールの内面突起がチューブの奥側になるよう装 着ください) 装着の際、少しきつく感じますがグッと押し込んでください。 最後に、チューブ先端がボディ部にぶつかった箇所で袋ナットを締め込 むとチューブが固定されます。 (ボディが貫通タイプの場合は、チューブ を止めたい箇所で袋ナットを締め込んでください) ■メリット ソロバン型シール、ソロバン玉シールよりも抜けにくく、高い圧力にも 耐えられます。 ■デメリット チューブへの溝切り作業が必要な為、少々面倒。 ■推奨チューブ 樹脂製の硬質チューブ Fロックシール 3 高圧式シール ■使用方法 まず、ご使用されるチューブを袋ナットに挿入ください。 次に、チューブの先端をフレア形状にする必要がございます。 (推奨工具:NR0339) 最後に、袋ナットを締め込めばチューブは固定されます。 ■メリット Fロックシールよりも抜けにくく、高い圧力にも耐えられます。 弊社のシール構造の中で一番の耐圧性がございます。 ■デメリット チューブ先端をフレア形状にする手間がいる為、面倒。 ■推奨チューブ 樹脂製の硬質チューブ フレア加工が必要(推奨工具:NR0339) 技術資料 4 スリーシール ■使用方法 ソロバン型・ソロバン玉シールと同様、専用工具は不要。 袋ナットを締め込むだけでシール可能です。 ■メリット 樹脂チューブ以外の硬質チューブ(ガラス管やステンレス管等)の接続 に威力を発揮します。このシール方式は、OリングとPTFEリングを独 自の構造で使用している為、硬質樹脂以上の硬度をもつガラスやステ ンレスでも確実にシールいたします。 (Oリングは通常 FKM 製になりま すが、パーフロへも変更可能) ■デメリット その他のシール方式よりも高価。 スリーシール FKM(フッ素ゴム) ※パーフロへの変換可能 PTFE 5 フレキ用シール ■使用方法 ソロバン型・ソロバン玉シールと同様、専用工具は不要。 チューブの先端より 『袋ナット』 →『ソロバン型シール』 を挿入します。 『特殊インサート (タケノコ型スリープ) 』 をチューブ先端より内径側へ差 込み、最後に袋ナットを締め込むだけでシール可能です。 ■メリット チューブの内側と外側よりシールする構造の為、比較的圧力には強い 設計となっております。カタログには 【NR0518 用フレキシブルチュー ブジョイント (薄 肉タイプ)】 と掲 載して おります が、通 常 の PTFE、 PFA、FEP チューブ等の薄肉タイプ (肉厚 0.5mm 程度)をご使用で比 較的圧力をかけたい場合、肉薄によりFロックシール用の溝がチューブ に切れない時にはこちらで代用が可能なシール構造です。 別途制作になりますが、お気軽にお問合せください。 ■デメリット その他のシール方式よりも非常に高価 フレキ用シール ■一覧表 作 業 性 ソロバン型・玉シール F ロックシール 高圧式シール スリーシール フレキ用シール 容易 ○ ○ ○ 困難 ○ ○ 耐 圧 性 ソロバン型・玉シール F ロックシール 高圧式シール スリーシール フレキ用シール 低い ○ 高い ○ ○ ○ ○
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