証券市場論(応用)問題集 問題 1 以下の文章を読んで(1)~(5)に入るべき適当なものを選んで記入しなさい。なお、解答は下記の 解答例を参考にして、別紙に記入すること。 証券市場では証券取引が公正かつ円滑に行われることを目的として様々な規制が存在している。 これらの規制は、(1)などの法律に基づくもの、金融庁などの定めた(2)、(3)や(4)が定めた(5) に大別される。なお、(3)は主に上場企業や取引参加者に関わるものを定めている。(4)は協会員 に対する規制の制定および実施を行っている。 [語群]自主規制、証券取引所、金融商品取引法、日本証券業協会、公的規制 問題 2 下に示す日本経済新聞の切り抜きから、設問(1)~(5)で指示される値を抜き出しなさい。なお、 解答は下記の解答例を参考にして、別紙に記入すること。 (1)2010 年 6 月限月の大証の日経平均先物の終値 (2)2010 年 3 月限月の大証の日経平均先物の出来高 (3)2010 年 2 月限月で行使価格 10250 円の大証の日経平均コール・オプションの終値 (4)2010 年 1 月限月で行使価格 10250 円の大証の日経平均プット・オプションの終値 (5)2009 年 12 月限月で行使価格 10250 円の大証の日経平均コール・オプションの売買高 解答例 (1)100150 図表 日本経済新聞の切り抜き 1 問題 3 前ページに示す日本経済新聞の切り抜きを参考にして、以下の文章の(1)~(5)に入るべき適当な ものを語群から選んで別紙に記入しなさい。なお、同一のものを何度選んでもかまわない。 オプションの価格表によると、コール・オプションの価格は権利行使価格が(1)くなるに従って上 昇し、プット・オプションの価格は権利行使価格が高くなるに従って(2)することがわかる。これ は、コール・オプションが購入する権利であるために権利行使価格が(3)ければより価値が高まる 一方、プット・オプションが売却する権利であるために権利行使価格が(4)ければより価値が高ま るからである。また、同一の権利行使価格であれば、現在からより将来の限月である程、オプシ ョン価格が(5)する関係にあるのも見て取れよう。 [語群]上昇 問題 4 下落 高 安 以下の文章を読んで(1)~(5)に入るべき適当なものを語群から選んで別紙に記入しなさい。 派生証券とは、あらかじめ定められた商品の価格などの(1)や(2)に基づいて価格が決定される金 融商品である。参照数値としては、株価指数や(3)、金利水準などが用いられる。また、事象につ いては、天候や企業倒産等が挙げられる。つまり、それら参照数値の変化や事象の発生があらか じめ定められた派生証券の(4)を通じてその価格へと変換されるといったものである。なお、派生 証券の法的な定義については、(5)において定められている。 [語群]契約内容 問題 5 参照数値 債券価格 金融商品取引法 事象の発生 以下の文章を読んで(1)~(5)に入るべき適当なものを語群から選んで別紙に記入しなさい。 証券化とは、(1)が保有する収益を生み出す債権や資産を(2)し、(1)のバランス・シートから(3) へ譲渡する。そして、譲渡費用を捻出するために(3)がその債権および資産から生み出される(4) を裏付けとする(5)などの証券を発行し、投資家に対して売却する手法を言う。 [語群]債券 問題 6 キャッシュ・フロー 特別目的事業体 プール オリジネーター 以下の文章を読んで(1)~(5)に入るべき適当なものを語群から選んで別紙に記入しなさい。 2 投資信託とは、多数の投資家から出資および拠出された資金をプールし、資産運用の(1)がそれを 利用して株式や債券等の(2)および(3)などに投資を行い、その(4)に応じて投資家に(5)するとい う仕組みを持つ金融商品のことである。 [語群]専門家 問題 7 有価証券 不動産 運用成果 分配 以下の文章を読んで(1)~(5)に入るべき適当なものを語群から選んで別紙に記入しなさい。 投資信託の仕組みについては、(1)と(2)に大きく分類される。前者は、運用資金の委託者である 運用会社と受託者(信託銀行)との間で締結される信託契約から生じた受益権を細分化した(3) を投資家が購入するという形式である。後者は、設立された(4)が(5)を発行してそれを投資家が 購入するという形式となっている。 [語群]投資法人 問題 8 会社型 受益証券 投資口 契約型 以下の文章を読んで(1)~(5)に入るべき適当なものを語群から選んで別紙に記入しなさい。 (1)と(2)であるが、前者が不特定多数の投資家に対して販売することを目的としたもの、後者が 機関投資家やごく少数(50 人未満)の投資家のみに対して販売することを目的としたものである。 なお、(2)は(3)に対する義務や運用に関する法的制約が緩和される等の特徴がある。次に、(4) と(5)であるが、前者が株式に投資できる旨を信託約款に記載されているもの、後者がそうでない ものである。 [語群]情報開示 問題 9 公社債投資信託 私募投資信託 株式投資信託 公募投資信託 以下の文章を読んで(1)~(5)に入るべき適当なものを語群から選んで別紙に記入しなさい。 (1)とは、契約型投資信託の受益証券を運用会社が(2)したものである。受益証券の時価評価額は、 計算日における時価ベースの(3)から信託報酬などの費用を控除した上で受益証券の(4)で除すこ とによって求められる。なお、基準価額毎に算出されて(5)等に公表されている。 [語群]新聞 時価評価 基準価額 信託財産額 発行口数 問題 10 将来において、不況(確率 30%)-10%、普通(確率 40%)0%、好況(確率 30%)10%という投資収 益率が予想される株式について、 (1)期待投資収益率 (2)リスク をそれぞれ計算しなさい。 問題 11 証券会社の本来業務を 4 つ挙げ、別紙に記入しなさい。 問題 12 契約者間におけるキャッシュ・フローの発生についての取り決めが異なる 3 種類の派生証券の派 生証券の名称を記述せよ。 問題 13 スワップ取引について、その名称を 3 種類列挙し(xx スワップ、yy スワップ、zz スワップ)、そ れぞれの内容について簡単に説明せよ。 3 問題 14 経済学から見た投資信託の意義について 3 点挙げ、別紙に記入しなさい。 問題 15 以下のポートフォリオ理論で用いられる専門用語について説明しなさい。 (1)リスク (2)ポートフォリオのリスク分散効果 4
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