1 徘徊者の捜索は同じ道や箇所に偏りがちですが、エリア別設定の工夫

小地域福祉活動者の集い 第1分科会【質問シート】
(下関市大学三町自治会)
Q(質問)
A(回答)
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徘徊者の捜索は同じ道や箇所に偏りがちですが、エリア別設定の工夫や
他の公的機関との重複捜索を避けることは考えられましたか。
1
市社協、地域包括支援センター等の専門機関のアドバイスを受けながらエ
リア設定をしました。1つのエリアに2人(男女1人ずつ)の徘徊役を配置し
たので、1人に集中しないようにメイト役に誘導していただきました。公的機
関との重複については考えていませんでした。
2
私が住む町でも模擬訓練をしましたが、現実となるとなかなか声かけが
できないようです。貴自治会ではいかがですか。
2
何度も練習してきましたが、訓練だと思っていても声をかけるのは難しかっ
たです。自治会の範囲も狭いので、自治会内を歩いて行かれるうちに発見
することは難しいと感じています。
3
貴自治会における活動の改善点や課題があれば教えてください。
3
自治会内に平坦な道がなく坂道ばかりで、坂の上に集会場があります。住
民の方が集会場に来ることに苦労しています。
4
訓練のみならず、実際の徘徊者の声は聞きましたか。徘徊する方は夜間
が多いと聞いていますが、天候及び時間(昼間・夕方)の状況はどうです
か。
4
直接、徘徊者の声は聞いていませんが、地域包括支援センターをはじめ、
ケアマネージャー、認知症家族会、地元の福祉施設職員等の話を聞きまし
た。また、「認知症サポーター養成講座」や認知症の方の対応についての
勉強会も開催しました。
徘徊者は夜間になると発見率が大きく下がることも聞いたので、昼間ので
きるだけ早い段階で見つけられるような仕組みを考えたいと思っています。
5
認知症の徘徊は、これからの大きな社会問題だと思うが、学校関係(小・
中・高、大学)とのタイアップはありますか。もし、あればどのような連携を
めざしておられますか。
5
学校関係との連携も重要だと思いますが、今のところ予定はありません。
近くに大学があるので、今後は連携を図りたいと思います。
6
徘徊の可能性がある方の把握はどのようにしているのですか。いなくなっ
た場合、地域住民にどのように知らせるのですか。
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把握は難しいと考えています。家族が認知症になったことを自治会内で
オープンにできる環境づくりが必要だと考えており、今後の課題となってい
ます。
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都会の中での模擬訓練は大変だったと思うが、参加者をどのように集い
ましたか。回覧板等で周知したのですか。
7
各組合長(班長)に趣旨説明等を行い、回覧板をまわして各世帯へ周知
し、参加を募りました。また、参加してほしい人には直接声をかけました。他
自治会からの参加者もいました。
8
認知症を家族が地域にオープンにすれば地域の人も見守りがしやすいと
思うが、本人家族とのつながりはありますか?
8
つながりはありません。家族が認知症になったことを自治会内でオープン
にできる環境づくりが必要だと感じています。
小地域福祉活動者の集い 第1分科会【質問シート】
(下関市大学三町自治会)
基本的には、自治会長がリーダーシップをとって進めましたが、市社協や
地域包括支援センター等の関係機関の協力を得ながら、模擬訓練(他地
区への見学、会議準備、打合せを含み)を実施しました。
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自治会の中での模擬訓練活動を支えた方は誰ですか。会議の準備や打
ち合わせなどのリーダーは決まっているのですか。
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地区のマップを作りましたが、個人情報保護法により詳しく記入できず完
璧なものができません。どこまで記入しておられるのですか。
大学三町自治会ではマップ作成をしていませんが、見守り支え合いの活動
10 に、関係者による情報共有は欠かせないと感じています。要援護者の把握
を含め、今後、マップ等の作成を検討しています。