銀鍵のアルカディアトライブ フロアルール Ver.1.00 最終更新日:2015 年 9 月 25 日 大会構造に関する規定………………………..3 大会形式………………………………………..8 大会の参加資格 ...................................... 3 公認大会-カジュアル .......................... 8 大会運営者……………………………………..3 公式大会-カジュアル .......................... 9 シングルエリミネーション ................... 9 大会主催者 ............................................. 3 ヘッドジャッジ ...................................... 4 スイスドロー ......................................... 9 ダブルエリミネーション ..................... 10 フロアジャッジ ...................................... 4 スコアキーパー ...................................... 4 運営スタッフ ......................................... 4 大会参加者……………………………………..4 公認店大会の進め方…………………………11 プレイヤーによる公認店大会ルーム No. の入力とルーム入室 ............................. 11 プレイヤーによるメイガスとメモリの選 プレイヤー ............................................. 5 択 .......................................................... 11 観戦者 .................................................... 5 運営者によるマッチング ......................11 ゲームに使う物………………………………..6 運営者による賞品の受け渡し ..............11 本物のカードと代用のカード ................ 6 マッチとゲーム………………………………12 スリーブの使用 ...................................... 6 1 本制................................................... 12 区別の付くカード .................................. 6 3 本制................................................... 12 スマホ .................................................... 6 その他…………………………………………12 デッキとデッキシート………………………..7 延長時間 .............................................. 12 メインデッキ ......................................... 7 デッキの無作為化................................ 12 サイドボード ......................................... 7 大会からの途中棄権 ............................ 12 デッキシート ......................................... 7 チーム戦に於ける意志疎通 ................. 13 デッキチェック ...................................... 7 カードの解釈 ....................................... 13 スマホに関するルール………………………..8 試合時間の通知 ................................... 13 観戦中の通信機器の使用の禁止 ............ 8 ジャッジングに関する規定…………………14 対戦中のヘッドフォン等の使用の禁止 . 8 ボタンの押し間違いによるフェイズの移 行 ............................................................ 8 罰則の規定........................................... 14 ゲーム上の誤り ................................... 15 イベント上の誤り................................ 16 無意味にライフを変動させる行為の禁止 マナー違反........................................... 20 ............................................................... 8 故意の不正行為 ................................... 21 大会構造に関する規定 このルールは銀鍵のアルカディアトライブの公認大会並びに公式大会に用いられます。 大会の参加資格 参加資格が存在する大会は、それを持つ者しか出場することはできません。そうでない大 会は原則として誰でも出場することができますが、以下の例外があります。 1.公式のカードプレビューなどによらず事前にカードの情報を知り得る者は原則として 公認大会-カジュアル以外の大会に出場することはできません。 2.大会運営者は、自身がそれらの役割を務める大会に出場することができません。ただ し、それは公認大会-カジュアルに限り認められます。 3.その他 KADOKAWA が認める場合、公式のカードプレビューなどによらずカードの情 報を知り得る者や大会運営者は上記以外の参加資格が存在する大会に出場することができ ます。 4.出場停止処分を受けているプレイヤーは大会に出場することはできません。 大会運営者 大会運営者には、大会主催者・ヘッドジャッジ・フロアジャッジ・スコアキーパー・運営 スタッフが存在します。 ヘッドジャッジとフロアジャッジはプレイヤーや観客からの質問に答えたり、不正になっ てしまったゲームの状況を修正したりするために存在します。ジャッジをしていて分から ないことがあった場合、公式サイトの総合ルールや FAQ を確認したり、このフロアルール を調べたりしながら答えるとよいでしょう。それで時間がかかった場合、その分の時間の 延長をするとプレイヤーは公平であると感じるはずです。 フロアジャッジは、2 人以上のジャッジによる二審制を採用する場合にのみ存在します。 それぞれの役割は兼任する事ができます。例えば、公認店大会などでは大会主催者、ヘッ ドジャッジ、スコアキーパーを兼ねるケースもあるでしょう。ただし、ヘッドジャッジと フロアジャッジの兼任は推奨しません。 大会運営者は大会が公平で完全な物になるように最大限の努力をしなければなりません。 大会主催者 大会には大会主催者が必要です。 大会主催者は個人とは限りません。店舗や企業が主催を務める事もあります。ただし、そ の場合でも責任者を決めておくべきです。 大会主催者はその大会に於ける最高責任者です。 公認大会の主催者は以下の義務を負います。 1.大会事務局に対して大会の申請 2.該当する大会の告知や宣伝 3.該当する大会に先んじて充分な会場を確保 4.ジャッジなどの運営人員を確保 5.公正な大会運営 6.大会が終わった後の大会事務局に対して大会の報告 大会運営者は大会の様子やプレイヤーのデッキの内容を公開する権利を持ちます。ただし、 その場合でも肖像権やプレイヤーの名誉等には気を配るようにしなければなりません。 ヘッドジャッジ 大会にはヘッドジャッジが必要です。 ヘッドジャッジは裁定を下すことができます。 ヘッドジャッジは大会に於ける裁定の最高責任者であり、ヘッドジャッジの下した裁定は その大会に於ける最終裁定になります。ただし、大会運営に関わる重要な裁定を下す際に は、大会主催者の承認を得る必要があります。 フロアジャッジ 二審制の大会を行う場合、フロアジャッジが必要になります。 フロアジャッジは裁定を下すことができます。 プレイヤーはフロアジャッジの下した一次裁定に納得がいかない場合、ヘッドジャッジに 上告することができます。 スコアキーパー 大会にはスコアキーパーが必要です。 スコアキーパーは回戦毎の結果を確認し、適正な組み合わせを作成し、順位を決定する役 割を持ちます。 大会に於ける対戦結果や組み合わせ、順位などの最終責任者はヘッドジャッジです。 運営スタッフ 大会には運営スタッフが必要です。 運営スタッフは事務作業や時間管理などを行ったりする役割を持ちます。 運営スタッフは裁定を下すことができません。裁定が必要な異状等を発見した場合には、 すみやかにジャッジを呼ぶ義務があります。 大会参加者 大会参加者にはプレイヤー、観戦者が存在します。 プレイヤーと観戦者と言う役割は、原則として該当する大会中のみ有効ですが、それに付 随した状況に於いて参照される場合があります。例えば、Web 上にとある大会の観戦者が プレイヤーの肖像権を侵害した写真をアップロードしていた場合、その大会の終了後であ ってもその観戦者は観戦者であり、プレイヤーはプレイヤーであるものとして扱われます。 プレイヤー プレイヤーとは大会に出場している人のことを指します。 プレイヤーには以下の義務があります。 1.総合ルールやフロアルールを可能な限り理解しておく必要があります。特に競技性の 高い大会に於いてはルールを熟知しているものとして扱われます。 2.紳士的な言動や行動を行わなければなりません。大会会場にゴミを残したり、他人に 対する嫌がらせを行ったり、侮辱行為、威嚇行為や脅迫、攻撃的行為、安全性や他人の持 つ権利の侵害などを行ってはいけません。 3.デッキ、筆記用具、スリーブ、マーカー、スマートフォンなど大会に必要な物を持参 する必要があります。 4.対戦相手と適正なコミュニケーションを行い、また対戦相手とジャッジにとって分か りやすい盤面の維持を行う必要があります。 5.制限時間に従う必要があります。必要以上に考え込んだり、過度に状況を確認したり するような行為は、他人の時間を奪う行為であり、悪い行為であると言えます。 6.マッチ中にメモを用いて記録を取ってはいけません。 7.大会運営者の指示には従う必要があります。 また、プレイヤーには以下の権利があります。 1.ジャッジに裁定を求めることができます。また、それが二審制を採用している大会で あれば、その裁定に納得がいかなかった場合、ヘッドジャッジに上告をすることができま す。 2.ジャッジに許可を得ることで観戦者を遠ざけることができます。 3.相手のデッキやカード、スリーブ、スマートフォン等が不適切であると思われる場合、 ジャッジにデッキチェックを行うことを依頼することができます。 観戦者 観戦者とは大会会場におり、プレイヤーでも大会運営者でもない人のことを指します。 観戦者には以下の義務があります。 1.対戦中の卓の周囲では静かにし、双方のプレイヤーに情報を与えるような言動や行動 を取ってはいけません。 2.対戦中の卓や、その他の大会会場で異状が発生していた場合、ジャッジを呼ぶ義務が あります。ただし、これがマッチ内の異状の場合、試合を止めることは構いませんが、プ レイヤーには異状が発生している事のみを伝えるようにしてください。 3.紳士的な言動や行動を行わなければなりません。大会会場にゴミを残したり、他人に 対する嫌がらせを行ったり、侮辱行為、威嚇行為や脅迫、攻撃的行為、安全性や他人の持 つ権利の侵害などを行ってはいけません。 4.大会運営者の指示には従う必要があります。 ゲームに使う物 本物のカードと代用のカード プレイヤーが使うデッキは、すべて本物のカードで構成されていなければなりません。本 物のカードとは、KADOKAWA によって発行された表面裏面ともにそのゲームのものであ るカード、または KADOKAWA によって許可された体験版カードのことを指します。 ヘッドジャッジは、代用のカードを発行することができます。代用のカードはそれを発行 する大会に於いて損傷した本物のカードの代わりとしてのみ用いることができます。 本物のカードであっても、サイン等でそのカードのカード名やカードテキストなどがプレ イに支障を与えるレベルで隠れている場合には使用することができません。また、カード に戦略的な情報をメモすることはできません。 スリーブの使用 プレイヤーはカードの保護のためにスリーブを使用することができます。使用できるスリ ーブの種類や枚数に制限はありません。 スリーブを用いる場合、それによってカードが区別できるようにしてはいけません。 多重スリーブやスリーブの反射、スリーブに刻印されたホログラム等によって、そのカー ドの情報が隠れたり、見えにくくなったりするようにしてはいけません。 区別の付くカード 使っているカードやスリーブが裏面から見て特定のカード(またはカードのもの)であると 識別できる場合、それは区別の付くカードであるとされます。 スリーブを用いていない、または透明なスリーブを用いているプレイヤーに対して、ジャ ッジは不透明なスリーブの使用を要求することができます。 不透明なスリーブを用いているプレイヤーに対して、ジャッジはそれを外すか別のスリー ブに着け直すかを要求することができます。 スリーブガードを用いているプレイヤーに対して、ジャッジはそれを外すか別のスリーブ ガードに着け直すかを要求することができます。 スマホ 銀鍵のアルカディアトライブに於いて、プレイヤーはスマホを用意する義務があります。 このフロアルールにおける「スマホ」とは、スマートフォン並びにタブレットまたはそれ に類する「銀鍵のアルカディアトライブ」のアプリケーションが実際に動作する通信可能 な情報端末のことを指します。 モバイルバッテリーやスマートフォンケースなどの付属品はスマホの一部として扱われま す。ただし、対戦にとって不適切だと判断される場合、ジャッジは付属品をしまうように 要求することができます。 デッキとデッキシート TCG の大会に於いては、デッキが必要です。デッキはメインデッキとサイドボードに別れ ます。サイドボードとは、あるマッチのゲームとゲームの間にメインデッキと入れ替える ためのカードの束のことを指します。 そのゲームに於いて使用されるデッキはゲーム開始前にそのデッキを対戦相手にシャッフ ルやカットをしてもらうために提示することで確定されます。 メインデッキ プレイヤーは大会の開始前にメインデッキを決定します。 マッチの開始前にメインデッキを大会の開始前に決定した状態に戻さなければなりません。 原則として、デッキシートの有無に関わらず大会の開始後にメインデッキを変更すること はできません。 サイドボード サイドボードが存在する大会では、プレイヤーは大会の開始前にサイドボードを決定しま す。 マッチの開始前にサイドボードを大会の開始前に決定した状態に戻さなければなりません。 変更が認められている大会を除き、デッキシートの有無に関わらず大会の開始後にサイド ボードを変更することはできません。 デッキシート デッキシートにはメインデッキの内容が書かれます。大会によってはメインデッキとサイ ドボードに別れる場合もあります。大会形式がカジュアルの大会に於いては、デッキシー トを用いる必要はありませんが、大会運営者の判断によりプレイヤーに作成させることが できます。大会形式がカジュアルで、デッキチェックを行わない大会の場合、デッキシー トの提出期限を大会の終了時までとしても構いません。 デッキチェック デッキチェックに於いてはプレイヤーが使用しているデッキやカードが適正であるか等を 確認します。大会形式がカジュアルの大会ではデッキチェックを行う必要はありませんが、 大会運営者の判断により行っても構いません。 スマホに関するルール 銀鍵のアルカディアトライブではスマホが使われます。ここではスマホに関するルールに ついてまとめてあります。 観戦中の通信機器の使用の禁止 プッシュ通知を利用した不正行為を防止するため、通信のできる電子機器を使用しながら 観戦を行ってはいけません。 対戦中のヘッドフォン等の使用の禁止 通話機能を利用した不正行為を防止するため、ヘッドフォン等を通信のできる電子機器に 差し込んでの対戦を行ってはいけません。 ボタンの押し間違いによるフェイズの移行 ボタンの押し間違いによってフェイズを移行してしまった場合、相手に確認の上、実行可 能な限り巻き戻すことができます。実行可能なのは、原則としてアナログ的な処理に限ら れ、例えばメインフェイズを飛ばしてしまった場合、巻き戻って電理方程式(イクエイシ ョン)や最終電理方程式(ファイナルイクエイション)を使用することはできません。 無意味にライフを変動させる行為の禁止 無意味にライフを変動させる行為は不正行為に繋がるのでしてはいけません。 スマホの音 大会主催者が許可した場合、プレイヤーはスマホの音を出して使うことができます。ただ し、その場合でも対戦相手に不快感を与えたり、対戦相手を威嚇したりするような音量に してはいけません。 大会形式 大会形式には大会の競技性を示す大会グレードと、マッチングの方式を示す大会タイプが 存在します。 銀鍵のアルカディアトライブの大会グレードには公認大会-カジュアル・公式大会-カジ ュアルの2種類があります。 公認大会-カジュアル 公認大会-カジュアルの大会は、大会の入り口としての役割を担います。この形式の大会 に於いては、競技性よりも娯楽性が求められます。総合ルールやフロアルールに明るくな いプレイヤーが参加する可能性も高いですが、それらのプレイヤーに対してジャッジや主 催者が行うべきことは強い罰則を与えることではなく、啓蒙をすることです。ただし、そ の中でも不正行為に対しては厳しく対処しなければなりません。 公式大会-カジュアル 公式大会-カジュアルは、銀鍵のアルカディアトライブの公式大会等に向いた大会形式で す。プレイヤーは総合ルールやフロアルールをある程度知っているものとして扱われます が、完璧である必要はありません。ルールに詳しいジャッジが必要であり、二審制を用い ることが推奨されます。 大会タイプは主に、シングルエリミネーション・スイスドロー・ダブルエリミネーション・ フリーバトルの 4 種類があります。 シングルエリミネーション 勝ち残りの大会タイプです。一敗したプレイヤーは大会から除外されます。ランダムにマ ッチングを行う場合と、トーナメント表を用いてマッチングを行う場合があります。トー ナメント表を用いる場合はスイスドロー上位者によるプレーオフの場合が多いでしょう。 今までの順位を基にトーナメント表を用いたマッチングは以下の図の様になります。 スイスドロー スイスドローは大会タイプの一つで、戦績の近いプレイヤー同士が大会の最後まで対戦で きるものです。1回戦目はランダムにマッチングを行い、2回戦目以降は勝ち点の高いプ レイヤーから順にマッチングを行っていきます。この際、既に対戦しているプレイヤー同 士がマッチングされないようにします。また、奇数人数の場合、一番得点の低いプレイヤ ーに不戦勝が与えられます。この際、既に不戦勝を得ているプレイヤーにはマッチングの 時点では不戦勝が与えられないようにします。 スイスドローの対戦回数は人数とプレーオフの有無によって変わります。プレーオフとは、 スイスドローとは別に決勝戦を行うことで、通常はシングルエリミネーションで行われま す。 スイスドロ Top8 プレー Top8 プレー Top4 プレー Top4 プレー ーのみの場 オフに 1 敗ま オフに 2 敗ま オフに 1 敗ま オフに 2 敗ま 合の人数 で出場可能 で出場可能 で出場可能 で出場可能 1 2 8 8 4 4 2 4 10 8 5 4 3 8 16 9 8 4 4 16 25 11 12 5 5 32 42 16 21 8 6 64 73 23 36 11 7 128 128 35 64 17 8 256 227 55 113 27 9 512 409 89 204 44 対戦回数 ※この表の数字は目安となるものです。実際の大会の進行によっては異なる結果になる場 合があります。 ダブルエリミネーション 勝ち残りの大会タイプです。二敗したプレイヤーは大会から除外されます。最初はランダ ムにマッチングを行い、その後は全勝のプレイヤー同士、一敗したプレイヤー同士でマッ チングを行います。 フリーバトル 特殊な大会タイプです。プレイヤーは受付でスコアシートを受け取り、その場で運営スタ ッフが対戦をマッチングします。マッチの終了後、プレイヤーはお互いのスコアシートに 勝敗を記録し、その後、対戦した相手と二人で受付に行き、運営スタッフの承認印を受け ます。 その後、再び運営スタッフが対戦をマッチングします。一度対戦した相手とのマッチング は原則としてできません。 マッチは時間無制限で行われるのと、途中参加・休止が可能なため、全ての対戦が同期し ている訳ではなく、マッチ毎の時間管理を行う必要がありません。この大会タイプの大会 ではプレイヤーが何戦もすることを望む可能性が高いため、大会の時間自体はそれなりに 取る必要があります。 景品を出す場合は「n 戦したことによる」景品や、 「m 勝したことによる」景品を出すと良 いでしょう。 この大会タイプは娯楽性の非常に高い物であるので、マッチ間でのデッキの変更を可能に することを推奨します。これはメインデッキのルールに関する例外です。また、投了を認 めないなど、プレイヤーが楽しく適切にプレイできるようにする必要があります。 また、2段階以上に昇級する形のフリーバトルを行うこともできます。その場合、1段階 目の級で規定回数勝利したプレイヤーに対して2段階目の級用のスコアシートを渡し、そ のスコアシートを持ったプレイヤー同士で対戦させるようにすると良いでしょう。 公認店大会の進め方 プレイヤーによる公認店大会ルーム№の入力とルーム入室 ここまでにプレイヤーはスマホのアプリを最新のバージョンに更新しておく必要がありま す。プレイヤーは公認店大会ルーム No.の入力をし、大会用ルームに入室します。 プレイヤーによるメイガスとメモリの選択 プレイヤーはメイガスとメモリを選択します。ここで選択されたメイガスとメモリは、原 則としてその大会中変更することはできません。 運営者によるマッチング 推奨される大会の行い方はスイスドロー形式による 25 分の 1 本先取の勝負です。 試合時間が終わっても試合が終わっていない場合、バトルフェイズ中でなければ即座に、 バトルフェイズ中である場合にはバトルフェイズが終了するまでプレイを続け、ライフの 多いプレイヤーの勝ちとなります。ライフの値が同じである場合、非ターンプレイヤーの 勝ちとなります。 対戦に勝利したプレイヤーは 1 点、敗北したプレイヤーは 0 点の勝ち点を得ます。 マッチングは原則としてアナログで行われます。 運営者による賞品の受け渡し デジタルの参加賞は、プレイヤーがルームに入室し、1回戦を終了した時点で付与されま す。 アナログの参加賞・上位賞は、大会終了時に適宜配布します。 マッチとゲーム マッチとは 1 回の対戦の単位のことであり、通常、制限時間とはマッチ毎の時間となりま す。ゲームとは、マッチに含まれるそれぞれの対戦のことです。 1 本制 1 本制の大会は 1 マッチ 1 ゲーム先取で行われます。 シングルエリミネーションに於いて引き分けた場合、2 ゲーム目が始まる場合があります。 ですので、厳密には 1 ゲームで終わるとは限りませんが、ここでは便宜上 1 本制としてい ます。 3 本制 3 本制の大会は 1 マッチ 2 ゲーム先取で行われます。 引き分けは先取したゲームには含まれません。ですので、厳密には 3 ゲームで終わるとは 限りませんが、ここでは便宜上 3 本制としています。 その他 延長時間 ジャッジが 1 分以上対戦を止めた場合、その卓には対戦を止めていた時間だけの延長時間 が与えられます。 時間終了のアナウンスの後、延長時間が与えられている卓でまだ対戦が行われている場合、 その卓のプレイヤーはジャッジにその旨を申告する必要があります。ジャッジは延長され ている時間をカウントし、その後その卓は時間終了したものとして扱われます。 デッキの無作為化 デッキをシャッフルする際には十分な無作為化をしなければなりません。 充分な無作為化ができるシャッフルの方法としては、ファローシャッフル(スリーブをかけ たカード同士を横刺しして行う方式)かリフルシャッフル(二つに分けたカードの束をぱら ぱらと落として行う方式)のいずれかと、ヒンズーシャッフル(一般的なシャッフル方法で、 二つに分けたカードの束をまとめて移動させて行う方式)を組み合わせて数回行うなどの方 法が挙げられます。 大会からの途中棄権 大会から途中棄権をしたい場合には、プレイヤーは次の対戦組み合わせが決まる前までに スコアキーパーにその旨を伝えなければなりません。次の組み合わせの準備が始まった時 点で途中棄権することはできません。また、スマホのアプリのメニューから、ドロップを 選択しなければなりません。 チーム戦に於ける意志疎通 チーム戦に於ける意思疎通が可能とされる大会に於いては、プレイヤーは口頭での意思疎 通を行うことができます。ただし、それに対して過剰な時間をかけることはできません。 また、一度卓から退席したプレイヤーは観戦者として扱われます。 カードの解釈 カードは最新のテキストによって解釈され、エラッタが発行されている場合にはそれが適 用されます。最終的な権限はヘッドジャッジが持ちます。 試合時間の通知 ジヤッジは試合時間の経過を通知する場合があります。プレイヤーは時間をきくことがで きますが、それが遅延行為に繋がる場合にはジャッジは答える必要がありません。 ジャッジングに関する規定 本項では、ゲーム上よく起こりうる事態に対しての、ジャッジングの基準を記載していま す。本項の内容は公認店大会だけでなく、株式会社 KADOKAWA の主催する公式イベント においても適用されます。ジャッジを呼ぶ行為は全てのプレイヤーに与えられた権利であ り、対戦中に困ったことやトラブルが発生した際にはジャッジの指示を仰ぐ必要がありま す。 罰則の規定 【注意】 注意は軽度の違反に対して、口頭により与えられる罰則 です。注意は記録される必要はなく、プレイヤーに対し て注意を受けたことを認識させる必要もありませんが、 累積により罰則が警告に格上げされる場合があります。 公認店大会において軽微な違反は原則として注意を与え るとよいでしょう。 【警告】 警告は中度の違反に対して与えられる罰則で、スコアシ ートに記録する必要があります。主としてゲームは続け られますが不正な状況になってしまった場合や、大会の 運営に対する軽度の妨害に対して与えられます。一つの 大会の途中で、同じ分類にあるゲーム上の誤りにより 3 回警告が与えられるか、同じ分類にあるイベント上の誤 りにより 2 回警告が与えられる(例:不必要に時間をかけ る行為で 2 度警告が与えられた)と、累積により罰則が敗 北に格上げされます。警告に当たる罰則を適用する際に、 1 分以上の時間がかかったならば公平性を期すためジャ ッジはその分時間の延長を行います。 【敗北】 敗北は重度の違反に対して与えられる罰則で、スコアシ ートに記録する必要があります。主としてゲームの状況 が過剰に不正になり元に戻せなくなってしまった場合 や、大会に運営に対する重度の妨害に対して与えられま す。原則として現在行われている対戦を負けにする形で 与えられますが、対戦が終わってしまっている場合、ジ ャッジは次の対戦に対して与えることができます。 【失格】 失格は大会の完全性を失わせる行為や不正行為に対して 与えられる罰則で、これを与えた場合、主催者はその事 実を大会事務局に報告しなければなりません。失格を与 えられたプレイヤーは現在のゲームに負け、途中棄権し た扱いになります。この罰則は場合によっては観戦者に 対して与えられる場合もあります。必要であれば主催者 はプレイヤーや観戦者に対して大会が行われているエリ アからの退場を命じることができます。 【受賞資格のはく奪】 この罰則は失格と同時に与えられます。これを与えられ たプレイヤーは現在参加している大会で獲得できる賞品 や権利などをすべてはく奪されます。悪質な場合、大会 事務局によって実名やハンドルネームの公開をされる場 合があります。 【出場停止】 大会主催者はプレイヤーに対して出場停止処分を下すこ とができます。そのプレイヤーは処分を下した主催者の 主催する大会には出場することができません。この罰則 を与えた場合、主催者はその事実を大会事務局に報告し なければなりません。 ゲーム上の誤り この項では、ゲームを行う上でよくある誤りに関して、どのように取り扱うかと与えるべ き罰則を記載しています。この項で領域とある場合には銀鍵のアルカディアトライブに於 けるエリアを示します。 【故意でなくプレイヤーが自動 原則として、自動型能力を忘れていた事 適用される罰則: 型能力を忘れてしまった】 に気付いた時点から一番近いプロセスウ 【警告】(カジュアル) ィンドウ中にプレイされ処理されます。 ただし、「~よい」といったプレイヤー の任意で効果を発揮するものに関して は、自動的にその行動を選択しなかった ものとして扱います。 【故意でなくプレイヤーが山札 まず効果などによって山札の中で位置が 適用される罰則: の見てはいけないカードを見て 判明しているカードが無いかどうかを両 【警告】(カジュアル) しまった】 プレイヤーに確認します。もしも、位置 が判明しているカードが存在する場合そ れを脇によけて、位置が判明していない 部分のみをシャッフルします。その後、 位置が判明しているカードを元の位置に 戻します。 【故意でなくプレイヤーが過剰 引いたカードが効果やルールなどによっ 適用される罰則: なカードを引いてしまった】 て分かっている場合、または手札が 1 枚 【警告】(カジュアル) しかないなど明らかな場合、そのカード を公開し山札の一番上に戻します。引い たカードが分からない場合、ジャッジは 手札をランダムに 1 枚選び山札の一番上 に戻します。 【初期手札の引き間違い】 初期手札を多く引いてしまい、それに 適用される罰則: ゲームの第 1 ターンが始まる前に気付 【警告】(カジュアル) いた場合、手札をランダムに 1 枚選び 山札に戻し、山札をシャッフルします。 これは【故意でなくプレイヤーが過剰 なカードを引いてしまった】とは違う 分類のゲーム上の誤りです。 【故意でなくカードのあるゾー カードを引き忘れていたり、捨て忘れ 適用される罰則: ンが誤っている】 ていたりした場合、それらの行動を行 【警告】(カジュアル) います。 【時間が経ってから誤りに気が 誤りが起こった時点から数えて、相手 適用される罰則: 付いた】 の判断に影響が無く互いのプレイヤー 【警告】(カジュアル) が新しい情報も得ていない場合には、 ジャッジはその誤りが起こった時点ま でゲームの状況を巻き戻すことができ ます。ゲームの状況が巻き戻せないほ ど複雑になっている場合は以下の処理 のみを行います。 イベント上の誤り この項では、イベント上でよくある誤りに関して、どのように取り扱うかと与えるべき罰 則を記載しています。 【故意でなくプレイヤーのカ プレイヤーにはカードの見分けがつ 適用される罰則: ードの区別ができる】 かないようにする義務があります。 【警告】(カジュアル) もしも、スリーブの傷や汚れが目立 つなどしてカードの区別ができるよ うになっていた場合、区別ができな いようなスリーブに入れ直したり、 区別ができるスリーブを外したりす るようにしてください。また、区別 がつくことによって、ゲームに重大 な問題が発生していると思われる場 合、ヘッドジャッジは敗北の罰則を 与えることができます。 【故意でなくシャッフルが不 まずは、充分なシャッフルの方法を 適用される罰則:【敗北】(カ 充分であった】 啓蒙してください。それでもそのプ ジュアル) レイヤーが不十分なシャッフルを続 けるようであれば、ジャッジは今行 っている対戦に対して敗北を与える ことができます。もしも、その罰則 を与える際に対戦中でなかったなら ば次の対戦を負けにすることを選ぶ ことができます。充分なシャッフル の方法としては、ファローシャッフ ル(スリーブをかけたカード同士を横 刺しして行う方式)かリフルシャッフ ル(二つに分けたカードの束をぱらぱ らと落として行う方式)のいずれか と、ヒンズーシャッフル(一般的なシ ャッフル方法で、二つに分けたカー ドの束をまとめて移動させて行う方 式)を組み合わせて数回行うなどの方 法が挙げられます。 【故意でない不必要に時間を 参加者には大会を時間内に終わらせ 適用される罰則:【警告】(カ かける行為】 る義務があり、不必要に時間をかけ ジュアル) る行為は大会の運営に対する妨害行 為です。ジャッジはまず速くプレイ することをうながすべきです。何度 か注意しても、不必要に時間をかけ る行為を続けるようであれば、ジャ ッジは警告を 与えることができま す。 【外部からのアドバイス】 ジャッジはまず該当する観客に対し 適用される罰則:【警告】(カ 外部からのアドバイスを与えること ジュアル) をやめるようにうながすべきです。 それでも外部からのアドバイスを与 えることをやめない場合、それがプ レイヤーであればジャッジは警告を 与えることができます。それがプレ イヤーでない観客である場合、ジャ ッジはその人物を該当する対戦から 遠ざけることができます。また、外 部からの戦略的なアドバイスを求め るプレイヤーがいる場合、それをや めるようにうながすべきです。それ でも外部からのアドバイスを求める ことをやめない場合、ジャッジは警 告を与えることができます。 【対戦時の遅刻、不在】 対戦時の遅刻や不在は、本来対戦を 適用される罰則:【敗北】(カ すべきであった対戦相手に対する礼 ジュアル) を欠いた行為であり、また大会の運 営に悪影響を及ぼす行為でもありま す。現在の対戦の開始時間までに席 に着いていないプレイヤーにジャッ ジは敗北を与えることができます。 ただし、現在の対戦の開始時刻が発 表されていた場合には、ジャッジは その時刻まではこの罰則を与えるべ きではありません。その場合は、延 長時間を出すと良いでしょう。 【プレイヤーのデッキが適正 対戦中にデッキが適正ではないこと 適用される罰則:【敗北】(カ でない】 が判明した場合、そのゲームは適正 ジュアル) でないデッキを使用していたプレイ ヤーの敗北になります。ただし、最 初の手札を引いた段階までにデッキ が適正でないことが判明し申告があ った場合、警告を与えた上で、デッ キを適正な状態にしてそのゲームを 始めさせることができます。 【プレイヤーのデッキシート 大会中にデッキシートが適正ではな 適用される罰則:【敗北】(カ が適正でない】 いことが判明した場合、ジャッジは ジュアル) 現在の対戦の次の対戦に敗北を与え ることができます。 デッキとデッキシートに関する問題への対処法 銀鍵のアルカディアトライブの場合 デッキの枚数が 50 枚ではない カード名が同じカードが 4 枚より多く入っている 限定条件に沿わないカードが入っている レギュレーションに沿っていないカードが使われている 以上の場合、そのデッキは適正ではありません。 不適正の内容 適正の仕方 《デッキに入っているカードの枚数が多 任意のカードをデッキから取り除きます。デッキシ い場合》 ートを用いる大会の場合、デッキシートに書かれて いないカードがあるならば、そのカードから優先し て取り除かれます。 《デッキに入っているカードの枚数が少 レギュレーションに沿った任意のカードをデッキに ない場合》 加えます。デッキシートを用いる大会の場合、デッ キシートに書かれているカードがあるならば、その カードから優先的に加えられます。 《レギュレーションに沿っていないため レギュレーションに沿っていないカードをデッキか にそのデッキが適正でなくなっている場 ら取り除き、レギュレーションに沿った任意のカー 合》 ドをデッキに加えます。デッキシートを用いる大会 の場合、デッキシートにレギュレーションに沿って いないカードカードが書かれているならば、それを 取り除き、レギュレーションに沿った任意のカード をデッキに加えます。 《デッキの内容が適正なデッキシートの デッキシートの内容にデッキの内容を合わせます。 内容と違っている場合》 《デッキシートが禁止カードやその大会 デッキシートに書かれている不正なカードを適正な のレギュレーションに於いて不正なカー カードに修正します。 ドを含んでいる場合》 《字が読めない、名称が不完全であるな 明確になるように書き直します。ただし、明確では どデッキシートに書かれたカード名や枚 ないが悪用の可能性が無いと判断される場合は、ヘ 数が明確でない場合》 ッドジャッジはこの罰則を警告に格下げしても構い ません。 《デッキシートがその大会のレギュレー デッキシートに書かれている枚数が適正枚数と異な ションに於いて不正な枚数のカードを含 る場合、適正な枚数になるように任意のカードを書 んでいる場合》 き直して修正します。 ※いずれの場合でもデッキやデッキシートを修正したことによって他の適正である条件を 満たさなくすることはできません。 マナー違反 【マナー違反をしている】 ゴミをゴミ箱に捨てないで放置す 適用される罰則: る行為、カジュアルの大会に於い 【警告】(カジュアル) て、対戦中にメモを取る行為、対 戦中の無意味にライフを変動させ る行為などはマナー違反にあたり ます。ジャッジはそれに対してま ずは注意しましょう。その上で、 何度マナー違反を注意してもプレ イヤーがそれを正さない場合、ジ ャッジは警告を与えることができ ます。 【深刻なマナー違反をして 深刻なマナー違反をしていると判 適用される罰則: いる】 断される場合、ジャッジはそのプ 【失格】(カジュアル) レイヤーに失格を与えることがで きます。深刻なマナー違反には、 ジャッジやスタッフからの直接の 指示に従わない、暴言や暴力、法 律 に触れる 行為など が含ま れま す。 【相手に対して罰則を与え プレイヤーは、対戦相手に不正行 適用される罰則: ることを要求している】 為や疑わしき行為が認められた場 【警告】(カジュアル) 合、ジャッジを呼び指示を仰ぐこ とができます。ただし、対戦相手 に罰則を与えることを要求しては いけません。罰則の適用はあくま でジャッジが判断します。また、 罰則を与える要求が過度であった 場合、マナー違反としてジャッジ は警告を与えることができます。 故意の不正行為 【対戦結果の操作】 プレイヤーが対戦以外の方法でゲー 適用される罰則: ムの結果を決めている、あるいはそ 【失格】(カジュアル) う提案していると判断される場合、 ジャッジはそのプレイヤーに対して 失格を与えることができます。また、 買収行為によって投了がなされた場 合、ジャッジはそれを提示したり受 けたりしたプレイヤーに失格を与え ることができます。 【故意に不正行為をしている 故意に不正行為をしていると判断さ 適用される罰則: と思われる場合】 れる場合、ジャッジはそのプレイヤ 【失格】(カジュアル) ーに失格を与えることができます。 故意に行われる不正行為には、意図 的にゲーム上の誤りを引き起こす行 為や、意図的な遅延行為、積み込み 行為などが含まれます。 【詐欺行為】 プレイヤーが詐欺行為をしていると 適用される罰則: 判断される場合、ジャッジはそのプ 【失格】(カジュアル) レイヤーに失格を与えることができ ます。詐欺行為には、実名の使用を 義務付けられている大会に偽名で参 加する行為、スコアシードを改ざん する行為、相手の違反行為に対して 故意にジャッジを呼ばず有利を得よ うとする行為、手札の枚数や公開さ れている領域にあるカードの持つ値 を故意に詐称する行為、故意にデッ キに偽造されたカードを入れて大会 に参加する行 為などが挙げられま す。 更新履歴 2015 年 9 月 25 日 Ver.1.00 フロアルール作成
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