クープル練習会ワンポイントレッスン 2015年2月8日 クープル 佐野 スローフォックストロットの音楽の取り方 スローフォックストロットは、流れるようにスムーズに動き続ける踊りであるが、そのような動きをするためには、 独特な音楽の取り方が必要になってくる。 1.スローフォックストロットの音楽(4拍子)のリズム 1 2 3 1 4 2 3 4 1小節 1小節 2.SQQのカウントを定義通りにおどると スローフォックストロットのカウントは、普通、SQQと言われている。 これを、Sは2拍、Qは1拍という定義通 りにカウントすると、足が床に着地するタイミングは下の図のようになり、1歩目が長すぎて動きが止まってし まう。 また、2~3歩目が短すぎて、動きが小さくなる。 全体として、ぎこちない動きになる。 2歩目 1歩目 Q S 1歩目 3歩目 2歩目 S Q Q 3歩目 Q 3.スローフォックストロットらしい踊り方 1歩目を少し(例えば半拍)遅らせ、3歩目も少し(例えば半拍)遅らせて踊ると、スローフォックストロットらし い滑らかな動きになる。 1歩目(S)は1との「と」で着地、2歩目(第1Q)は「3」で着地、3歩目(第2Q)は4との「と」で着地する。 3歩目 2歩目 1歩目 1 と 2 ン ス ロ 3 ― ク ィ 4 ― と 2歩目 1歩目 Q Q S 3歩目 Q S 1 と 2 ク ィ ン ス ロ 3 ― ク ィ Q 4 ― と ク ィ 4.スローフォックストロットらしく踊るためのコツ ◆3歩目(第2Q)を少し遅らせると、すなわち2歩目の第1Qを少し長めに取ると、1歩目は自然に少し遅れてく れる。 したがって、第1Qだけに注目し、「第1Qの着地タイミングを音楽の3にぴったり合わせながら少し長 めに取る」ことだけを意識すればよい。すなわち、2、3歩目の「QQ」を「クィー~クィ」とカウントすればよい。 ◆第1Q を長めに取るコツは、第1Q が着地した瞬間の形を出来るだけ長く保つようにする、すなわち、第1Q が着地した瞬間の後ろの足を、直ぐに前に出すのではなく、後ろに残したまま、ボディーの動きで後の足を 引っ張って来て、ボディーが軸足を通過しながら前に振り出すようにすればよい。 ◆スタートの時は、予備足を「4」で出すのではなく、少し遅らせて4「と」で出すようにすればよい。 ◆また、Q が続くときは、最後の Q を少し遅らせるために、最後から2番目の Q を少し長めに取ればよい。 5.補足・・・ライズ&ロアー 1歩目着地する時が一番低く、1歩目着地した後だんだん高くなり、2歩目から3歩目の間は高い状態が保 たれる。 3~1歩目は時間間隔は短いが低い所では速度が速いため歩幅は大きくなり、2~3歩目は時間間隔は長 いが高い所では速度が遅いため歩幅は小さくなり、全体としてバランスが取れたスムーズな動きになる。 1歩目 S 2歩目 Q 3歩目 Q 1歩目 S 2歩目 Q 3歩目 Q
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