佐世保競輪経営 方針 (平成26年度~平成31年度) 佐世保市 平成26年10月 (3)市民が身近に感じる競輪場づくり 課 題 ● 佐世保競輪場は、市中心部に位置し、西九州自動車道のインターチェンジに隣 接しているなど好立地ではありますが、一般的には市民になじみの少ない施設と なっていますので市民に親しみやすい施設づくりが求められています。 ● 佐世保競輪場内のほとんどの施設が建設から相当の年数を経過しており、維持 管理に多額の経費がかかっています。 ● 現在の入場者数(平成25年度本場開催時の1日平均入場者数600名)に対 して、既存施設の収容人員(6,884名)が著しく過剰となっています。併せ て、駐車場も収容台数が過剰となっているため、施設の有効活用が図られていな い状況です。 具体的な取組み ① 既存施設への対応 主要な施設としては、メインスタンド棟と特別観覧席があります。この両施設 については、耐震補強が必要な施設となっています。 現在の利用状況からメインスタンドについては、耐震補強の費用として4億1, 000万円が見込まれ、その後の維持管理等に相当な経費が必要となります。 メインスタンド棟については解体・撤去を基本として、後述する施設整備計画 による跡地利用を含めて検討を行います。 ② サイクルスポーツパークへ 現在、毎月第4日曜日に競輪場内でフリーマーケットを開催しています。また、 競輪選手にご協力いただいてバンクの解放も行っており、バンクウォークや自転 車走行を体験することができます。開催する度に参加者が増えてきており、今で は1日に約70名(主に小学生以下)がバンクの自転車走行体験をされています。 今後は、自転車を通しての健康増進や憩いの場となる「サイクルスポーツパー ク」(テーマパーク化)を目指します。 12 中長期的には、子供向けのストライダーパークやMTBコースの整備など施設整備計 画と併せて検討が必要なものもありますが、ただちに取組むことができるものとして、 競輪選手による自転車乗り方教室やおもしろ自転車の導入を検討します。 <ストライダーパーク> <おもしろ自転車> 13 ③ 施設整備計画の策定 佐世保競輪場は、市中心部に位置し、西九州自動車道のインターチェンジに隣 接しています。 今後、このような好立地を活かす競輪場の利活用について、市民が身近に感じ る競輪場づくりに向け、PFI事業等の民間活力の導入も含め、「まちづくり」 の観点(エリアマネジメント)を取り入れた施設整備計画を策定します。 (平成 26 年 7 月撮影) 14
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