地域ニーズ調査についての事務局提案

地域ニーズ調査についての事務局提案
文責:豊平
ヒアリングを行った 32 団体から抽出したニーズについて、大学との連携を念頭に、事務
局として以下の 4 つの観点から選定を行った。
A.目的・テーマ・ニーズがはっきりしているもの(大学間連携事業の可能性がある)。
B.個別大学単位での連携の可能性があるもの。
C.その他(地域が主体となる事業や資格人材育成事業の可能性)
D.ニーズが明確ではないもの
上記のⅣつの観点から 32 団体を整理し、大学との連携の可能性が高い順に三つのカテゴ
リー(「Ⅰ」群、「Ⅱ」群、「Ⅲ」群、
「Ⅳ」群)に分類した(別添一覧【資料 1】参照)。な
お【資料 1】の通し番号は【資料 2】右上の通し番号に対応している。
第一カテゴリーである「Ⅰ」群は、A の観点からみて大学との連携可能性があるものを分
類した。目的・テーマ・ニーズがはっきりしているもの、または大学側のメリットも意識
できている団体を選択した。
『10.torindo』は今年度夏京都府「京都ギャップイヤー」事業
にて学生を受け入れた団体であり、CUANKA の事業の在り方に興味を示しており、連携可
能性は極めて高いと考えられる。また『12.特別養護老人ホームグレイスヴィルまいづる』
は学童保育を受け入れ、高齢者と子供の接点を作る試みや、ダンサーや哲学者、人類学者
とともに広く舞鶴の若者との接点をもつための企画を独自で行っている。高齢者介護の新
たな展開を考えるといった観点や、老人ホーム起点の地域活性の在り方など大学と連携し
た際の大きな展開が見込めるように思う。
『15.創作支援同人サークル』は、宮津、豊岡とい
った北近畿丹後鉄道沿線のサークルと連動し、アニメ、マンガを使ったコンテンツツーリ
ズムの展開を狙っており大学との連携を強く希望している。連携の仕方次第では大きな展
開が見込めると考えられる。
第二カテゴリーである「Ⅱ」群は、B の観点(個別大学との連携可能性)から分類した。
『2.みわ・ダッシュ村』『20.いかるがの里』と共に京都府立林業大学校との連携可能性
があると思われる。
第三カテゴリーである「Ⅲ」群は、C の観点(地域が主体となっている事業、もしくは人
材育成や資格制度に関連したもの)から整理した事業になる。『8.みかんの木文庫』は大学
との連携の意志を特には示していないが、15 年続いている活動自体特筆すべきことである
点に加え、施設としては交通に便利な立地をしている。研修拠点としての活用も考えられ
る。地域主体事業と分類したものに関しては、大学との連携ではなく CUANKA との協働
事業として考えるべきだと思われる。
第四カテゴリーである「Ⅳ」群に分類された対象団体は D の観点(地域ニーズがはっき
りしないもの)となる。活動や意見自体はそれぞれ興味深いが、個人的なものが多く、目
的・テーマ・ニーズがはっきりしない。「Ⅳ」群の中には「大学との連携」の意志を示して
いるものもあるが、大学生によるイベントの手伝いといった、いわゆる単発での期待感が
大きく、「連携」するには難しいという判断から当該カテゴリーに分類した。
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別添資料
1.【資料 1】事務局選定地域ニーズ一覧
2.【資料 2】地域ニーズ調査票
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以上