受賞作品発表

ギャラリー月の庭企画公募展
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受賞作品発表
2015 年 1 月 17 日(土)∼ 2 月 8 日(日)に開催しました「公園の写真展」が無事終了
致しました。審査及び投票の結果、以下 ,13 作品が入選しました。今回は優れた写真が多く、
新たな賞も増えております。受賞された皆さまにはお祝いを申し上げます。 またご出品いただきました皆様にも重ねて御礼申し上げます。
今後も引き続きけいはんな記念公園をご愛顧いただきますようお願い申し上げます。
けいはんな記念公園管理事務所
審査員:仲 隆裕氏(京都造形芸術大学 芸術学部 歴史遺産学科 教授 )
林 直氏 (大阪芸術大学、ニコンカレッジで講師を務める)
①審査員最優秀賞(1 点)
冬枯れの池はもの悲しいが、
澄んだ空が映る中を駆ける
若者の姿が力強い。公園の
スポーツ利用をとらえた作
品。上下を逆さにして鑑賞
しても楽しい。(仲氏)
水面に映る冬の空とそれを囲
う植物のリズムが美しく、さ
らに木枯しが駆け抜けるかの
ように人物が画面に動きを与
えてくれています。
(林氏)
「冬の空駆ける」 髙間洋祐
審査員優秀賞(2点)
里山の林を背景に「永谷池」から流れ落ち
る滝・水景棚。水景園の空間構成の特徴を
描きつつ、紅葉の盛りをとらえた作品。
(仲氏)
色彩かな紅葉と池のきらめきをフィルター
効果を巧みに活かして表現されています。
ともすれば鼻につくようなクロスフィルタ
ーをさりいげなく使われているところが良
いです。
(林氏)
さんさん
「紅葉燦々」
岡田 圭司
「水景棚の翡翠」をテーマに撮り続
けてこられた成果が凝縮された一枚。
自然の生態系を極力残してつくられ
た水景園の魅力をよくとらえた作品。
(仲氏)
撮影が本当に難しいカワセミの生態
を知り尽くされた上で、公園の環境
の特長をうまく重ねるように撮影さ
れていて、その努力が報われた 1 枚
です。
(林氏)
「碧い光跡『水景棚の翡翠漁』」拝田 寛
かわせみ
②審査員特別賞
けいはんな記念公園の自然賞
「スポットライト」 六車 紀子
水景園は夜景も魅力の一つ。小さなスポット
ライトに照らされた夜の紅葉をしっかりとと
らえた作品。(仲氏)
けいはんな記念公園の文化賞
「ベストスポット」 小田 雅人
観月橋からのながめを写真に撮っておこう
とされている人々を美しい紅葉から垣間見
るという2つのベストスポットが写真に写
されています。(林氏)
けいはんな記念公園所長賞
「花の妖精」 中村 敏明 公園でゆっくりと過ごす時間。その至宝の
一瞬を見せていただきました。
夢を見ているようなすばらしい作品だと思
います。
けいはんな記念公園春夏秋冬賞(4点)
春賞
「里山の遊び」 乾井 義實
小川があるとついつい跳び越えてみたい
もの。魚つりに興じていた子どもがその
誘惑に負けた瞬間を見事にとらえている。
(林氏)
冬賞
「初春を愛でる」
生駒 朋
水景園は自然の豊かさを大切にし、文化を
育てようとする公園。松・竹・梅が一つの
画面にとらえられ、夫婦の仲むつまじさを
お祝いしているかのようだ。
(林氏)
秋賞
「 Autmn has come」 武内 正夫
高くぬける空と秋の恵みの喜びが長くのび
た観月橋のスッキリとしたラインがアクセ
ントとなり時間感覚をも誘導されているよ
うな感覚になります。
(仲氏)
冬賞
「水の躍動」 大谷 金男
水景園の滝がつくりだす水の表情をリズム
カルなデザインとして切り取られ、シンプ
ルなモノトーンで表現できています。
(仲氏)
※今回のけいはんな記念公園の春夏秋冬賞 夏賞は、該当作品がありませんでした。
なお、優秀な作品が多かった冬賞に2点の作品を選出しております。
③一般投票賞
「命輝く時『水景棚の翡翠漁』」 拝田 寛 31 票
かわせみ
感想
・シャッターチャンスをものにしたすばらしい作品。
鳥の形と水しぶきがすばらしい。
・動と静のバランスが良い。美しい色のコントラストが
見る者を感動させる力強い作品だと思う。
・カワセミが飛び立つ瞬間の躍動感がすごい。
かわせみ
「碧い光跡『水景棚の翡翠漁』」
拝田 寛 30 票
感想
・翡翠が生き生きとして色も美しい。
・水が流れる様子も、さりげなくうつる鳥も調和して
しいてきれいだと思います。
・公園の自然が美しくとれていると思います。滝の音
が今にも聞こえてきそうです。
「 ベストスポット」
小田 雅人 7 票 感想
・すごくきれいでした。紅葉をフレーム構図になって
おり , キレイだった。
・お客さんの楽しい気分が伝わってきます。橋からの
眺めがきれいなのでしょうが、撮影者にとっても、
この木の下がベストスポットなのでしょうね。
・空の色と紅葉の対比が良いです。