メッセージ要約; 「あなたには、すべてができること、あなたは、どんな計画も成し遂げられることを、私は知りました。」ヨブ記 42 章 2 節「あなたは全能であり、御旨の成就を妨げることはできないと悟りました。」(新共同訳) 私たちの神様は全能なるお方。私たち人間には不可能などんなことも成すことのできるお方。神様のなさること、神様のご計画は完璧である(Good ではない、Better でもない、Best でもない)Perfect である。私たちは、この神様の Perfect なご計画の中に生かされ、遣わされている。ヨセフの生涯、彼が置かれた状況を見る時、それは非常に理不尽で、ある意味ではヨセフは人の罪の犠牲者と言える。しかし、そういう状況の中でも主はいつも彼と共におられ、奴隷として売られて行ったポティファルの家においても、牢獄の中においても、彼のすること全てを祝福し、成功させて下さった。彼が何か能力があったからとか、真面目だったから、誠実だったから、彼は成功したとは聖書に書かれていない。ただ主が彼と共におられたので主が彼のすること全てを成功させて下さった、と記されている。そしてやがては彼は、エジプト全土を治める権限を持つ地位にまでなり、全世界の大飢饉の中で、多くの人々を救うという大役を果たすようにまでなる。ヨセフは様々な理不尽な状況の中で、「何で自分はこんな目に遭わなければならないのだろう、なぜこんなことになってしまったのだろう、今自分がここにいるのにはどんな意味があるのだろう、、、」理解できない、意味がわからない、そういう本当に辛く、苦しいところを通らされた。でも彼は主を信じ、主のみ言葉の約束を握り、その実現を待ち望んでいた。私たちは、今どのような状況の中に置かれているだろうか、、、。どう考えても理解できない、意味を見出せない、そういう中にあるかもしれない。しかし、たとえ分からなくても、理解できなくても、主を信じることはできる。主のすばらしい完璧なご計画の中に生かされていることを信じることはできる。主は最後には勝利を与えて下さる。ヨセフは、イエス様の型であるといえる。神様は全人類の救いのために、大切なひとり子であろイエス様をこの世界にお遣わし下さった。イエス様はたった一度、あのカルバリの十字架の上で私たちの罪の贖いを完全に成し遂げて下さった。そして死んで墓に葬られ、聖書の預言通り、三日目によみがえられた。死と悪魔と罪に打ち勝ってよみがえられた。このお方を信じる者は、たとえ死んでも永遠の御国に入ることができる。主を信じる者にとってはたとえ途上が敗北しているようであっても、どうであっても、終わりには勝利、最後には勝利なのである。この神様の完璧なご計画の中に生かされていることを覚え、このお方を信じ、このお方だけを見上げながら歩んでいこうではないか。