ヴァレオの自動運転車 Cruise4U、フランス一周コースを走破

2015 年 12 月 8 日
ヴァレオの自動運転車 Cruise4U、フランス一周コースを走破
12 月 3 日パリ発表プレスリリース意訳) ヴァレオの自動運転車 Cruise4U は、11 月 25 日、フラン
ス国内を一周する壮大なドライブを完走しました。パリを出発した Cruise4U は、カレー、ストラスブ
ール、モンペリエ、バイヨンヌ、ブレストを巡り、総走行距離は 1 万キロを超えました。ヴァレオのエン
ジニアは、実際の道路状況において 4000 キ
ロ以上にわたって、自動運転モードを使用して
走行しました。つまり、この車両は昼も夜も、時
速 130 キロまでのいかなるスピードで完全に
機能したのです。
ヴァレオ Cruise4U を使うと、ドライバーは高
速道路や一般道で通常走行時や渋滞時、日
常的に走行するルートで、運転してもらう喜び
を味わうことができます。 ドライバーは車を自
分自身で運転しつづけることもできますが、条
件が揃えばヴァレオ Cruise4U に安全かつ簡
単に運転を代わってもらい、ステアリング操作、
加速、減速を任せることもできます。この機能
によりドライバーは、仕事をしたりくつろいだり
と自由に過ごせるようになります。ヴァレオのテスト車両には、マニュアルモードでも自動モードでも
運転の安全性が高まるアクティブセーブティの機能と車の燃費改善を支援する機能も搭載されてい
ます。
ヴァレオ Cruise4U の高度な自動運転システムを実現するキ
ーテクノロジーは、IBEO 社との独占的なパートナーシップに
よって開発された独自の SCALA レーザースキャナーです。
車両の前方の状況をスキャンし、高い精度で走行ルートにあ
るあらゆる種類の障害物を検知します。レーザースキャナー
で収集したデータは、Mobileye のイメージプロセッシング技
術によって車両に搭載されたヴァレオのカメラからの情報と統合され、周辺環境のマップが生成さ
れます。これによりシステムは車両の周辺を分析し何が起きるかを予測することができるのです。さ
らに、これらの先進的なシステムにより、安全性が高まり、交通ルールを遵守しやすくなり、車の流
れがよりスムーズになります。
この走行は、テスト車両を実際の運転や走行状況に合うように調整するためにかけがえのない機
会となりました。ヴァレオのフランス一周旅行は、将来誰でも自動運転を享受できるようにするため
の重要なステップとなります。
ヴァレオグループ
自動車部品サプライヤーであるヴァレオは、世界の全自動車メーカーのパートナーです。高い技術力を
持つヴァレオは、CO2 排出量の削減と直観的なドライビングの発展に貢献する革新的な製品とシステム
を提供します。
2014 年度のヴァレオグループの売上高は約 127 億ユーロであり、OEM 売上の 11%以上を研究開発
に投資しました。ヴァレオは、29 カ国に 133 カ所の工場、16 カ所の研究センター、34 カ所の開発センタ
ー、15 カ所の物流センターを構え、約 81,200 人の従業員を擁しています。ヴァレオはパリ証券取引所
に上場しており、CAC40 指数に採用されています。