安全体感教育で学んだこと 株式会社 D-1 廣中良弥 私は 5 月 18 日、19 日と茨城県に安全体感教育に行ってきました。 そこで、最も怖いと思った危険体感をいくつか報告します。 まず、1 つ目は「電気危険体感」です。 この体験で 1 番印象に残っているのは、自分の体に低圧電気を流すという体験です。 その内容は、乾いている手と濡れている手との電気の伝わりさを体感するという事でした。 まず乾いている手の場合は電気はほとんど感じなかったのですが、手を濡らした状態だ と腕全体に電気が伝わってきました。そして、電気で 1 番怖いと思ったのは目には見えな いということです。日々生活をしていく中で電気は必要不可欠ですし、外には電線などど こにでも電気は流れていますが、目には見えません。 もしうっかりと電気が流れている物に触れ、それに高圧電流が流れていた場合、低圧でも 腕がしびれるほどだったのに、高圧だったらと考えるとぞっとしました。 これからの季節、汗をかき電気が流れやすい体になりがちですが、防具をしっかりと身に 着け電気を通さないことがどれだけ大切かとこの体験で思いました。 2 つ目は、高所体験での 5mの高さから 70kgのある人間の硬さに近づけた物を鉄板の上 に落下させ、その衝撃はどれほどのものかを知るという体験でした。 私の予想は 700kgの衝撃があるのかなと思っていましたが、予想を遥かに超えなんと約 4000kg位の衝撃がありました。これがもし人間だったらと思うと怖くてたまりませんで した。ですが、落下しない為にも安全帯があります。その安全帯でさえも着ける位置を間 違えると危険という体験もしました。 それはお腹で着用しぶら下がってみると内臓などが圧迫されてしまいとても苦しい状態に なりました。ですが腰骨の所で着用し、同じようにぶら下がってみても何も圧迫されず余 裕がありました。 この体験で高所で作業する場合は、ただ安全帯を着用するだけでなく、着ける位置にも気 を付けていきたいと思いました。 3 つ目は玉掛け作業での危険体験です。 この体験では人の指に似せた竹を使い、挟まれてみるという体験でした。 竹を挟まれる位置に置き、実際に 1tのある物を吊り上げたら竹は粉々になりました。吊り 上げ作業は今の現場でも行っている作業なので決して他人事ではありません。なので吊り 上げ作業をする場合は、指を挟まれる位置に絶対に持っていかないことや、オペの人と明 確な合図・誘導し、多数で吊り上げる際には声を掛け合い作業したいと思いました。 最後にこの安全体感教育を終えて、まずどんな作業でも危険があるという認識を再確認 できましたし、何よりも様々な状況での危険を知るという事が自分の中で大きく得る事が できました。今後はこの体験を生かし、自分自身の命を守ることは当たり前のことですが、 周りにいる人にも気を使い、みんなでルールを守って今までよりも更に安全作業が出来る ようにしたいです。
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