2010 年 度 学部 4 年テーマ発表会 お よ び OB 懇 親 会 に 関 す る 報 告 (2010/4/24) 文責:学部 4 年 1. 本多遼 発表前 発表前の研究室の様子です. 資料印刷等,発表準備でやや慌しい雰囲 気でした. 学 部 4 年 生 は 22 日 の 発 表 練 習 も 手 伝 っ て か,落ち着いた様子で直前練習を行って いました. 今年の発表会場です. 想像よりもかなり広い会場でした. 機材をセットした後,発表の練習を行っ たり,食事をとったりしながら時間を過 ごしました. 本番が近付くにつれてどことなく緊張し た雰囲気となってきました. 2. テーマ発表会・特別講演会 三木達也 「低炭素鋼の低サイクルき裂進展速度に 及ぼすすべり帯密度の影響」 ゆっくりとした語り口の堂々とした発表 でした. かなり難しい内容でしたが,今後の研究 ビジョンが見えやすく,良いプレゼンで あったと思います. 成果に期待ができそうです. 外山涼太 「 IH-FPP 処 理 に よ る 鋼 の 疲 労 特 性 改 善 」 流れがよく,話している内容が非常に分 かりやすかったです. 自分で行った実験結果が示されていた点 もよかったと思います. スライドが見やすく,参考になる発表で した. 天野悟志 「 マ ル チ 微 粒 子 ピ ー ニ ン グ (MFPP) に よ る微視組織変化と移着・拡散を利用した 鋼の耐食性改善」 この翌日が誕生日とのことでした. 人一倍練習熱心でしたが,その分落ち着 いて発表できていているように見えまし た. 研究の内容も大変興味深いものでした. 岩橋伸太郎 「レーザー焼結チタン合金の疲労特性改 善」 面白いアニメーションが用いられていま した.非常に分かりやすく,興味のそそ られるプレゼンであったと思います. 特殊な素材を用いる研究なので,それだ けでも面白さを感じます. 本多遼 「レーザによる金属の表面改質加工とそ の特性評価」 私の発表です. 話す速度を抑える予定だったことをすっ かり忘れてしまいました. 私の発表はほとんど背景に関することで あり,実験はこれからになります. そ の 後 , 修 士 1 年 の 濱 田 さ ん , OB の 土 師 さ ん , 岡 本 さ ん の 三 名 に よ る 特 別 講 演 会 が行われました. 濱田さんは韓国でも行ってきた発表を急 遽,この講演会でもやることになりまし た.予定外の発表ということを感じさせ ない見事な発表でした. 英語のプレゼンは触れる機会が少なかっ たので,聞くことができてよかったと思 いました. 土師さんは勤めていらっしゃる東京ガスの 紹介と,そこでの経験について大変興味深 い話をされました. 話のさなかに時々笑いが起こるなど,終始 和やかなムードでプレゼンをされており, そういった面でも勉強になりました. 最後に岡本さんが企業コンプライアンス について話をされました.経験に基づい た実感ある事例など,なかなか聞けるこ とのない話が聞け,貴重な体験でありま した.とてもためになる講演であったと 思います. 発表を行うことも聞くことも含め,今回の発表会は大変良い経験になったと思いま す.発表に関しても研究に関しても,まだ初心者ではありますが意欲的に行っていき たいと思います. 3. OB 懇 親 会 テ ー マ 発 表 会・特 別 講 演 会 の 後 ,OB や 関 係 者 の 方 々 を 交 え た 懇 談 会 が 催 さ れ ま し た . 発表会よりさらに多くの方がいらっしゃっていて驚きました.様々な年代の方からい ろいろな分野の話や経験談が聞け,大変充実した時間を過ごすことができました. 4. 4 年生の感想 最後に私以外の 4 年生の感想を記しておきたいと思います. 【三木】 今までに大勢の前でプレゼンテーションを行う機会などなかったため,とても緊張 しました.前日の夜遅くまで資料を作り,発表練習をしつづけ,何度も修正を加える のはとても大変でした.しかし発表では自分のやりたいこと,やっていることを人に 伝えることがいかに難しいか,また様々な人の意見をいただけることがどれだけ大切 な の か 実 感 す る こ と が 出 来 ま し た .こ れ か ら 先 こ の よ う な 機 会 が 度 々 あ る と は 思 う が , 次からはリラックスして望めたらと思います. 【外山】 研究室に配属され,高サイクル疲労班に入ることになりました.疲労の知識はほと んどなかった私は,研究背景や基本的な知識を原田さんや中原さんに教えていただき ました.今まで人前で発表をしたことがなかったということもあり,発表の準備では かなり手こずってしまいました.しかし,先輩方の助けもあり,なんとか発表をする までに至りました.発表では,緊張してしまい,落ち着いて喋ろうとすることで精一 杯でした.発表には,まだまだ課題があり,今後も練習が必要だと切に感じました. 最後に,今回のテーマ発表は,先輩方に助けていただいたり,同期と励ましあったり することで乗り切ることができました.みなさん,本当にありがとうございました. 【天野】 研究テーマ発表を通じて得られたことは 5 つあります.1つ目は,自分の研究がどの よ う な も の な の か 理 解 す る こ と が 出 来 た こ と で す . 2 つ 目 は , 雰 囲 気 制 御 IH-FP P の 作業を実際に体験できたことと,その後の非処理材表面の観察方法を学ぶことが出来 たことです.3 つ目は,この一年間でどんな意義をもって,どのように自分の研究を 進めていけばいいのかというおおよその見通しをつけることの出来たことです.4 つ 目は,自分の研究内容を初めての人が読んでも分かるような文章を書く技術を学ぶこ とが出来たことです.5 つ目は,自分の研究内容を初めてこの内容を知る人にも理解 してもらえるような,うまい説明の仕方を学ぶことが出来たことです.この 4 月の1 ヶ月間は本当に充実した一ヶ月でした.サポートをしていただいた天野先輩にはとて も感謝しています. 【岩橋】 これまで本格的なプレゼンテーションをしたことがなかったので,今回の発表はと てもいい経験になりました.当日までの資料作成やパワーポイントの作成も不慣れで 大変でしたが,先輩方の指導のおかげで発表に間に合わせることができました.発表 時は露骨に緊張してしまいましたが,今後練習を重ねて克服していきたいです.また 発表後,OBの先輩方から貴重なコメントを頂くことができ,今後の研究課題が見え て来ました.
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