ご利用者様及び関係各所へご報告 平成 27 年 6 月 30 日 セルフサポート株式会社 平素、皆様には大変お世話になり、またご指導の程頂いております。 この度、セルフサポート 訪問介護部所におきまして、支援先のご利用者様宅で窃盗既遂がありまし たことをご報告いたします。 昨年 9 月 9 日 ご利用者様(以下 A 様)自宅にて、弊社のアルバイト職員が、清掃業務についていた ところ、A 様財布から現金 11,000 円を抜き取りましたが、A 様が不審に思い職員に問いただしたとこ ろ「とってしまいました」と供述。その後支援センターに A 様御自身でご連絡され、支援センターより 弊社へご連絡頂き、その日、役員 2 名がアルバイト職員へ詰問致したところ「財布より抜き取り、本人 さんに問いただされました」と確認、翌日支援センターの担当の方へのご報告と共に、今後の動向と解 決に向けて話し合いを致しました。 窃盗を行った職員と共に役員 2 名が所轄の警察署へ出頭し事件担当官に、これまでの経緯セルフサポ ート株式会社(まごのて西陣)との関係を申し伝えています。 A 様には直接の謝罪と今後について話を致しました。 A 様は「今後の当該職員はどうなるのですか?」 と、ご自身よりもヘルパーを心配し我々にお聞きになられ、 「私自身はわかった、後は支援センターさん と話をしてください」と仰られましたので、その後は支援センターとお話し、検察からの連絡を待つ事 で外部的には一旦情報を収集する事になりました。 その後は窃盗既遂がかかっている職員が支援していた訪問先に出向き、今回の事をお話しさせて頂く と共に、それまで窃盗及びそれに準じた事の有無をお聞きしましたが、該当はありませんでした。 当然ですが、全職員にも今回の件を話しております。 ① 今後どのように再発防止をするのか? ② 当該職員の処遇をどのようにするのか? ③ 他のご利用者の方への報告はどの様にするのか? 等、様々な意見がでました。 *後述にて記載しています。 その後、しばらく検察からの連絡はなく年を明け、平成 27 年 3 月 19 日 支援センター担当者様・被 疑者親族・被疑者・弁護士・A 様同席のもと示談が成立とのご連絡を頂きました。 検察より弁護士を通じ、起訴猶予処分が決定との事も聞きました。 今回の件にて法的な事項につきましては上記のとおりでございます。が、介護の事業に従事している 以上、職員への今後支援のあり方、社会に向けて今回の事件の公表、それにそれからの防止策と再度職 員への倫理教育の推進を図り、これから皆様には二度と同じことが起きないようご安心して頂くべく進 んでまいりたいと思っております。 今後のセルフサポート株式会社として以下の事を社長以下職員一同、カリキュラムを通して再発防止 と倫理観を守っていきたいと考えます。 再発防止策 再発防止に向けて全職員を対象にした「コンプライアンスおよび職業倫理」に関する研修を、定例研 修会の時間を設け計画的・継続的に実施します。 定例会議には管理者が出席して、職員の就業の状況、サービス提供内容等について職員から聞き取り を行い、業務内容全般を把握することにより不正行為を未然に防ぐ体制を構築します。 勿論の事ですが今回の件につきましては全職員に通達し、介護職員は介護を必要としている方の支援 が目的であり、生活の向上が最たる人である旨、指導しております。 以下、全事業所実施をする 基本的人権の擁護(5 月・6 月・7 月) すべての人の基本的人権を擁護するとともに、利用者の利益を代弁する役割を担える人材を養成します。 利用者の自己決定の尊重と自立支援(8 月・9 月 10 月) 地域で心豊かに暮らせるよう利用者の自己決定を最大限尊重し、自立支援に向けて介護サービスを提供 する人材を養成します。 プライバシーの保護(11 月・12 月・28 年 1 月) 利用者のプライバシーを保護するため、介護サービスの提供で知り得た個人情報を守り、職務としで遂 行できる人材を養成します。 専門サービスの提供(2 月・3 月・4 月) 1と2をふまえて、介護サービスの専門性を理解し 知識・技術の研鑚に励み、豊かな感性と洞察力、倫 理的自覚をもって専門サービスを提供できる人材を養成します。 以上、介護事業所としての自覚をさらに向上させ、社会に対し今後このような事が起こらない様、企 業としてまた、介護に従事するのものとして「基本」とは何かを忘れることなく、介護していく事を誓 います。 今回直接被害に合われた A 様、当該職員が支援に行かせていただいている支援先・その他のご利用者 様、各関係機関各所・弊社社員の皆様には大変御迷惑をおかけしたことを陳謝いたします。 今後とも、セルフサポート株式会社一丸となり再発防止に尽力したいと思います。 皆様のご指導の程重ねてお願い申し上げます。 セルフサポート株式会社 代表取締役 勝原 千絵
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