Medical code導入後の 退院時リハビリテーション指導料算定の取り組み リハビリテーション科 清水 涼子 サーバー室 東 佑太郎 はじめに 経営分析システム「Medical Code」は、院内に 埋もれているさまざまな経営課題の解決を支援 するシステムとして平成26年に導入された。 この導入に伴い院内各部門での管理加算などに 重点項目を置き見直しを行った。退院時リハビリ テーション指導料を項目とし、導入当初の算定率は 約85%そのため算定率向上のための取り組みを 行ったので報告する 退院時リハビリテーション指導料算定の要件 患者の退院時に当該患者又はその家族等に 対して、退院後の在宅での基本的動作能力若 しくは応用的動作能力又は社会的適応能力の 回復を図るための訓練等について必要な指導 を行った場合に算定する。 当該患者の入院中主として医学的管理を行った医 師又はリハビリテーションを担当した医師が、患者の 退院に際し、指導を行った場合に算定する。 医師の指示を受けて、保険医療機関の理学療法士、 作業療法士又は言語聴覚士が保健師、看護師、社 会福祉士、精神保健福祉士とともに指導を行った場 合にも算定できる。 退院日に1回に限り算定する 平成26年リハビリ症例数・退院時リハビリ指導料算定数 60 (件) リハビリ症例数 退院時指導数 6件 50 40 30 20 10 0 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 活動内容 ≪算定漏れの要因の把握とその対応≫ 休日中の退院で算 定できなかった •休日退院に際して、連絡体制を整へ事前に準 備する •算定できる施設を明確にし、情報共有した 転院先が算定でき る施設だった •算定可能施設 •特別養護老人ホーム・居宅施設・ショートステイ •算定不可能施設 介護老人保健施設 退院時リハビリテーション指導料算定フロー 1 •入院患者様の退院日決定 2 •各病棟から医事課・リハビリ科へ退院日連絡 3 •医師より退院時リハビリ指導料処方 4 •退院日に退院時リハビリテーション指導料算定入力 5 •算定されていない場合は医事課からリハビリ科へ連絡 6 •会計 平成26年リハビリ症例数・退院時リハビリ指導料算定数 60 (件) リハビリ症例数 退院時指導数 0件 6件 50 40 30 20 10 0 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 3件 退院時リハビリテーション指導料算定率の推移 100 (%) 平成26年4月~12月の算定率 95 95 93 96 98 100 98 100 94 90 85 85 算定率 80 75 算定率 4 月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 85 93 95 98 96 100 98 100 94 平成27年 リハビリ症例数・退院時リハビリ指導料算定数 80 (件) 70 70 60 68 61 54 60 53 50 40 30 20 10 0 4月 5月 リハビリ症例数 退院時指導数 6月 退院時リハビリテーション指導料算定率の推移 平成27年4月~6月の算定率 100 (%) 98 97 98 4月 98 5月 97 6月 98 80 60 40 20 0 算定率 まとめ 院内での各病棟看護師、医事課との情報共有や連 携によって算定率の向上を図ることができた。 算定件数はけして多くはないが、落穂拾いの意識で今 後も院内のスタッフと共に協力していきたい。 ご清聴ありがとうございました。
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