「言う」と「話す」

お
お
の
で
ん
大野田
武蔵野市立大野田小学校
平成26年度 №3 6月号
℡ 0422-51-0511
http://www.musashino-city.ed.jp/~gakkou007/
<教育目標> ◎深く考える子 ○明るく思いやりのある子 ○強くたくましい子
「言う」と「話す」
校長 坂 西
圭 子
5月 16 日・17 日の学校公開・道徳授業地区公開講座にご来校いただき、ありがとうございました。お天気に
も恵まれ、大勢の方(2日間で 1300 名)にご参観いただきうれしく思います。
まず何よりすばらしいなと思ったことは、保護者の方のあいさつです。教室近くの廊下では声を潜めて、あ
るいは黙礼で、ホールや階段ではにこやかにと場に応じたごあいさつを皆様からいただきました。なんだかそ
れだけで心が軽くなる思いでした。
2点目は自転車での来校です。初日の 16 日(金)は、正直言って校庭の北側にかなり並んでいたので、明日
はどうなることだろうと教職員で心配していました。しかし、17 日(土)は参観者数が 800 名超だったにもか
かわらず、昨年度の 3 分の1にも満たない台数でした。学校公開のご案内に「子供たちの遊び場確保と体育授
業を考慮し、自転車でのご来校はできるだけお控えいただきますようにお願いいたします。
」という一文を入れ
ただけです。それぞれのご事情がある中、意図をご理解いただきご協力をいただけるということが、そのよう
な配慮ある行動からうかがえ、大変心強く、ともに子供の成長を支え合えるという確信につながりました。
さて、その学校公開に本校第9代校長でいらっしゃる高野篤人先生がご来校くださいました。先生は御年 88
歳になられるそうです。2時間じっくりと授業を参観され、講演会までご参加くださいました。先生といろい
ろとお話をする中に「
『言う』と『話す』は違うからね。
」というお言葉がありました。なるほどと思いました。
『言う』は、独り言(一人言)のように相手がいなくてもできることです。自分の感情や思いを一方的に音
声で伝えるようなイメージさえあります。しかし、
『話す』は、相手(他者)があって始めてできることです。
高野先生の言葉にはっとさせられました。私は「話しているだろうか、言っているだけではないだろうか」
と。相手に伝わるようにしなければ、一人言で終わってしまいます。
「廊下は歩きます!」といくら走っている
子供に言っても、それは言っただけです。子供が立ち止まって、自分を振り返ったり、次はこうしようと考え
たりしたときに、
「話した(指導した)
」ことになります。
「言ったつもりにならないで、話すこと」
「
『どうしたの?』と子供の気持ちを受け止めつつ、相手に寄り添
う練習を学校でも(それは道徳を中心に)家庭でもしていくことが子供の成長には大切」そ
れは道徳授業地区公開講座として大熊雅士先生の講演会にご参加くださった 200 名の保護
者・地域の皆様が、確実に受け取ってくださったメッセージだと思います。
大切な子供のそばにいる私たちの言葉が、子供の心に届いているかを振り返りつつ、一緒
に歩めたらと思います。6月は宿泊行事が多く、さらに教育活動を充実させたい時期です。
変わらぬご協力をよろしくお願いいたします。
6月 行事予定
2日(月)プレセカンドスクール終わり4年(5 月 31 日(土)~)
委員会活動
3日(火)4年振替休業日、あじさい読書旬間(~13日(金))
5日(水)セーフティ教室5・6年、むらさき学級
6日(金)セカンドスクール説明会5年
9日(月)四中見学会 6年
宿泊学習事前検診(むらさき・いぶき学級)
10日(火)合同宿泊学習(むらさき・いぶき学級)(~12日(木))
セーフティ教室 4年
12日(木) セーフティ教室 2年
13日(金)避難訓練、 宿泊学習事前検診(6年)
教育実習終わり
16日(月)日光移動教室6年(~18日(水))
水泳指導 始め
新しく入ったむらさき学級の
17日(火)セーフティ教室1・3年
介助員の方を紹介します。
19日(木)安全指導、 食育の日
小渕 智子(月~水)
20日(金)地区班編制(6校時)
横山 雅子(木、金)
23日(月)クラブ活動
教育相談週間 (~27日(金)まで)
(5年 6月9日(月)~13日(金))
24日(火)セカンドスクール事前検診(5年)
26日(木)セカンドスクール5年(~7 月2日(水))
27日(金)救急救命講習 6 年
30日(月)保護者会 3・4年、いぶき学級