リビングデイサービス チャペルアワー 今月の讃美歌 『きよし このよる』

今月の讃美歌
『きよし
リビングデイサービス
2015 年 12 月 1 日号
このよる』
平日 毎日 14:15~15:30
920-0953 金沢市涌波 4-6-23
1
きよし このよる ほしは ひかり
すくいの みこは まぶねの なかに
ねむりたもう いと やすく
2
きよし このよる みつげ うけし
まきびと たちは みこの みまえに
ぬかずきぬ かしこみて
3
きよし このよる みこの えみに
めぐみの みよに あしたの ひかり
かがやけり ほがらかに
アーメン
チャペルアワー
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今週の聖書のお話
『 たった一人で、神に感謝した男』
イエス・キリストの、旅の途中のお話です。
髪は伸び放題、破れたボロボロの服を着た 10 人の
重い皮膚病の男たちが、よろよろとイエスに近づいて
きて、「俺たちの病気を治してください」「病気が治
るまで、家にも仕事にも戻してもらえないんです」と
叫びました。
イエスは、男たちに言いました。「すぐに、祭司の
)
ところへ行きなさい。そこで病気が治ったことを認め
てもらって、家に帰るお許しをもらいなさい」
この讃美歌は 1818 年 12 月 25 日に、オーストリアの
聖ニコラウス教会で初演されました。
クリスマスイブの朝に突然、教会のオルガンが故障して
鳴らなくなり、困り果てたモール神父が、音楽の先生グル
ーバーさんに、ギターで伴奏できる曲を書いてほしいと頼
み込んで、作ってもらった曲だと言われています。
男たちは、まだ病気が治っていないのに、そんなこ
とを言うイエスをちょっと不思議に思いました。でも、
救い主イエスが、そう言うのなら、きっとその通りに
なるだろうと信じて、10 人は祭司のところへと歩き出
しました。(2 面につづく)
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すると、その道の途中で、本当に 10 人全員の病気が
治ったのです。9 人は喜び勇んで、そのまま祭司のとこ
ろへ行き、許可をもらって、もとに家に戻りました。
さて、残りの 1 人はどうしたでしょう?
その 1 人は、祭司のところへ行くまえに、イエスのと
ころへ飛んで帰って、足元にひざまずいて、感謝を捧げ
たのです。
イエスはこう言って、その男を優しく送り出しまし
た。「さあ、立ち上がって行きなさい。あなたの信仰が、
今月の祈り
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『病者の祈り』
成功するために、神に強さを求めたのに、
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謙虚になるように、弱さを与えられた。
大きなことをしたいから、健康を求めたのに、
より良いことをするように、病気を与えられた。
幸せになるために、財産を求めたのに、
かしこくなるために、貧しさを与えられた。
あなたを救ったのだよ」
9 人は体だけは清められて、元通りの生活に戻りまし
た。たった 1 人で、イエスに感謝を捧げた男は、体だけ
でなく、心も清められて家に帰り、それまでとは全く違
う、新しい人生を始めたのです。
(新約聖書ルカによる福音書 17 章 11~19 節から小坂直樹が意訳した)
賞賛を得るために、権力を求めたのに、
神を信じるために 弱さを与えられた。
人生を楽しむために、すべての物を求めたのに、
すべてを楽しむ、つつましい人生を与えられた。
求めたものは、何一つ与えられなかった。
でも、わたしが言葉にしなかった祈りを、
神は、すべてかなえてくださった。
『あなたは?』
あなたも、9 人の男のように、感謝を言い表すことを
わたしは、ほかの誰よりも祝福されている!
忘れていることはないでしょうか。たった 1 人でイエス
に感謝した男は、その後どんな人生を送ったでしょう
(ニューヨークのリハビリ研究所の受付の壁にある作者不詳の詩を
か。みんなで話し合ってみましょう。
小坂直樹が意訳した)
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