大津市葛川 に関する鎌倉時代の古文書を公開しています

資料提供
(県政・南部同時)
提 供 日 :平成 28 年(2016 年)2 月 25 日(木)
部
局:琵琶湖環境部
所
属:滋賀県立琵琶湖博物館
担
当:橋本道範
電
話:077-568-4811
E - m a i l:[email protected]
かつらがわ
大津市葛 川 に関する鎌倉時代の古文書を公開しています
琵琶湖博物館では、トピック展示「修験の聖地と「なりわい」」を開催し
かつらがわ
ています。この展示のなかで、大津市の 葛 川 地域に関する鎌倉時代の古文
書を初めて期間限定で公開しています。
かつらがわ
そうおう
天台修験の道場として名高い葛川は、平安時代の修行僧相応が、地主神で
し こ ぶ ち
ある思古淵明神から譲り受けた聖地として信仰の対象となる一方で、炭焼き
いかだちのしょう
を「なりわい」とする隣の伊香立庄と激しく争いました。
今回の展示では、琵琶湖博物館が所蔵する『青蓮院宮尊円入道親王令旨』
(しょうれんいんのみや・そんえんにゅうどうしんのう・りょうじ)』を初
公開しています。あわせて葛川の関連資料を展示し、修験の聖地であった葛
川でどのように生業が営まれたかを紹介します。
1、 展示名
トピック展示 修験の聖地と「なりわい」―鎌倉時代における葛川の紛争―
2、 会期
平成 28 年 2 月 9 日(火)~3 月 13 日(日)
3、 開催場所
常設展示B「人と琵琶湖の歴史」奥 土蔵風ケース
4、 展示資料
・元徳元年(1329)12 月 20 日、「青蓮院宮尊円入道親王令旨」及び付属品【初公開】
*この令旨は、鎌倉時代の境界争いにおける判決文です
・「江州滋賀郡途中越・伊香立越・仰木越道筋最寄村々凡麁絵図」
・『淡海録』巻二(以上、滋賀県立琵琶湖博物館所蔵)
パネル展示
・重要文化財「葛川与伊香立庄相論絵図」(明王院所蔵)
5、 フロアートーク
3 月 13 日(日)14 時~
展示の内容を担当学芸員の橋本道範が詳しく解説します。
6、常設展示の観覧料金で観覧できます。