シーズ名 簡易画像検査機器 氏名・所属・役職 森岡 貴勢・医学研究科 救急医学・臨床研究医 <概要> 我が国では、阪神淡路大震災や東日本大震災を経験したことにより、DMAT 編成や災害医療に対する教 育や研修などが盛んに行われるようになった。今後、東海や南海など大地震が起こる可能性が高いと予 想されており、各医療圏において災害時に必要な知識や技術、物資の収集は必須となっている。特に、 災害現場において、限られた医療資源を有効に利用するためには、各避難者の迅速かつ正確な医療情報 把握が必須となる。しかし実際は、問診や身体診察のみで把握することになり、体内での臓器損傷や出 血などの把握は推測に過ぎないものとなっている。小型化された簡易超音波検査機器の使用で、ある程 度の画像評価はできるものの骨を透過できず、正確さにおいてはやや劣る部分はある。そこで、MRI の 原理を応用するような形で頭部を含む全身の臓器損傷や出血など病態の把握を可能とする小型画像検 査機器の開発を期待する。 <アピールポイント> 今回の小型画像検査機器が開発されれば、画像診断能力の上昇により、災害現場での医療資源の有効 利用だけでなく、病院や医院で安価で容易に臨床診断可能となる。そうなれば、不必要な CT や MRI な どの高価な画像検査を必要とせず、医療資源の有効利用とともに国民医療費削減を可能とすると考え る。 <利用・用途・応用分野> 病院や災害現場など医療現場での利用 <関連する知的財産権・引用文献・学会発表など> なし <関連するURL> http://ocu-ccmc.jp/ <他分野に求めるニーズ> なし キーワード 画像診断、臨床応用、医療資源
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