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一一
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京都大学大学院教育学研究科
教育実践 コラボ レーション・ センター
たちを考 える
今、「新 しい家族のかたち」を求めて模索が続いています。これまでのように、「お父さん
とお母さんがいて子どもが育つ」 という家族だけが、「家族」なのではありません。離婚に
よつて片方の親と共に暮らす子どもたち。再婚にともなって新 しいお父さんやお母さんと
いつしよに暮らす子どもたち。そうした中、どのような家族の関わりが 「子どもたちにとっ
て」最善であるのか、私たちは真剣に考える必要に迫られています。
離婚によって我が子といつしよに住めなくなった親 (父 親または母親)も います。離婚 し
ても親であることには変わりありません。一緒に子育てに関わりたいと 「面会交流」を望む
声も増えてきました。しかし離婚した夫婦にとって、これはそう簡単なことではありません。
もちろん子どもにとってもきわめて複雑な関係性ですから、大きな葛藤を体験することも多
いようです。では一体、子どもたちは、どういう「家族」をもとめているのでしょうか ?
「子どもを育てるべき器」としての家族のもつ力が弱まっているとも言われます。では家
族が持 つている 「子どもを育てる力」を高めるために、私たちは何ができるのでしょうか ?
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京都大学教育学研究科では、教育実践 コラボレーシ∃ン・センターを中心として、京都家
庭裁判所とともに、こうした問題に取り組んできました。「理想」の家族を求めても、解決
にはなりません。では、「新しい家族」 とはどのようなものなのでしょうか ?
京都家庭裁判所と教育実践 コラボレーシ∃ン・センターがともに進めてきた試みを紹介 し
つつ、「新 しい家族のかたち」を考えてみたいと思います。
開会挨拶
矢□
子
(京 都大学大学院教育学研究科
敦 子
陳 都大学大学院法学研究科
所
智 (京 都家庭裁半」
コメン ト 西 平
教授 )
F耐
r揮
村 田
木 藤
話題提供
桑原
准教授 )
主任家庭裁判所調査宮 )
直 (京 都大学大学院教育学研究科
教授 )
市 バ ス31・ 201・ 206系 統 京 大正 門前 徒 歩 2分
京 阪電車 出町柳 駅 24出 口 徒 歩 15分
※駐車場 はございません。公共 の交通機 関をご利 用いただ くか、
周辺 のコインパ ー キングなどをご利用 ください。
京都大学教育学研究科 教育実践 コ ラボ レー シ ョン・ セ ンタ ー
〒606‐ 8501 京都市左京区吉日本町 京都大学教育学研究科
TEL&FAX 075-753-3075 http://collabo.educ.kyoto― u.ac.jp/