平成28年度高齢者生きがいづくり・生活支援活動人材育成等事業委託

平成28年度高齢者生きがいづくり・生活支援活動人材育成等事業委託仕様書
1
目的
高齢者が住み慣れた地域で自立した生活を継続できるよう支援するため、高齢者の生き
がいづくり・生活支援活動に参加する担い手の育成及び市町村に配置される生活支援コー
ディネーター等に求められる住民ニーズの把握方法等について習得することを目的とする。
2
委託期間
委託契約締結の日から平成 29 年3月 31 日(金)まで
3 委託業務内容
(1)研修等の企画
(2)受講者の募集
(3)講師の選定並びに依頼
(4)研修資料の作成・配布
(5)アンケートの実施・取りまとめ
(6)県への報告(受講者名簿、実施計画書及び事業実績書の作成等)
(7)上記のほか、本事業の目的を達成するために必要な業務
4
研修等の内容
研修の概要は別記「高齢者生きがいづくり・生活支援活動人材育成等研修概要」のとお
りとするが、事前に研修内容、講師、講義時間等を記載した実施計画書(任意様式)を提
出すること。
なお、事業実施の詳細については、別途県と協議すること。
5 県への報告等
(1)受託者から県に対する報告等
受託者は、研修開始前に、研修内容、講師、講義時間等を記載した事業計画書(任意
様式)を作成し県に提出すること。また、事業完了後は速やかに完了報告書及び事業実
績書を県に提出するものとする。
(2)県による実施状況の把握等
県は必要に応じて、受託者に対し、研修の実施状況について報告を求め、実施状況を
把握するために立入検査を実施し、適当でない事項については、改善指導を行うことが
ある。
6
留意事項
(1)受講料は無料とする。
(2)研修日程は、受講生、講師等の利便性を考慮し適切に設定すること。
(3)受講生に対し、中立・公平な立場で研修を実施すること。
(4)受託者は、個人情報取扱事務に従事している者に対し、当該個人情報の安全管理が図
られるよう必要かつ適切な監督と行うこと。当該職員の退職後にあっても同様とする。
(5) 受託者は、業務従事者を雇用する際は、労働基準法等の労働関係法令を遵守すること。
(6)本業務の実施にあたって、不明確な点や改善の必要があると認めた場合は、県と協
議を行うこと。
(別
記)
高齢者生きがいづくり・生活支援活動人材育成等研修概要
1
高齢者生きがいづくり・生活支援活動入門講座
概ね 55 歳以上の方を対象に、高齢社会の現状や、生きがいづくり・生活支援活動の必要
性等について学ぶ入門講座を開催する。
(1)内容
「高齢化の現状と課題」、「生きがいづくり・生活支援活動の先進的事例紹介」、「生き
がいづくり・生活支援活動に関する講演会」等
(2)開催場所
県内4地域(村山、置賜、最上、庄内)
(3)開催方法
8月 31 日(水)までに各地域で 1 回開催(4時間程度)
(4)受講対象
公募又は市町村からの推薦により申込みのあった概ね 55 歳以上の
一般県民
※市町村職員にオブザーバーとして参加を求める。
(5)受講定員 各地域 50~100 名程度
2
高齢者生きがいづくり・生活支援活動実践講座
高齢者の生きがいづくり・生活支援活動を実施するための運営能力や新たな活動の企画
立案能力を醸成する実践的な連続講座を開催する。
(1)開催場所
県内2地域(村山・置賜ブロック、最上・庄内ブロック)
(2)開催方法
12 月中旬までに開催
(3)受講対象
1の講座受講者等
※市町村職員にオブザーバーとして参加を求める。
(4)受講定員 各ブロック 30 名程度
※受講者の決定に当たっては、「1 高齢者の生きがいづくり・生活支援活動入門講座」
の受講者を優先すること。
※講座の実施に当たっては、講座の内容を勘案し、受講者を複数のグループに分け実施
すること。
① 現地研修(2日以内)
・生きがいづくり・生活支援活動の実践事例の視察及び体験
※視察等については、視察先の受入れ規模等を勘案しつつ、2日以内で実施すること。
② 活動拠点運営能力養成講座(1日)
・生きがいづくり・生活支援活動拠点(以下「活動拠点」という。)の運営に必要な知
識の習得に向けた研修の実施。
・地域住民参加型のワークショップの開催運営に必要な知識の習得に向けた研修の実
施。
③ 活動拠点の模擬運営
・円滑な実践に資するため、模擬の活動拠点を設けその運営を体験する。
※活動拠点の模擬運営については、地域の高齢者等の参加を伴ったものにすること。
(ア)活動実施計画の作成(1日)
模擬運営における活動の検討及び実施に向けたスケジュール、役割等の確認。
(イ)模擬運営(1日)
模擬運営を行う。
(ウ)振り返り(1日)
模擬運営の実施結果を受講者が評価・検証し、今後の活動へどのように繋げるか
を振り返る。
※実質的な体験を可能にするため、受講生を少人数のグループに編成して行うこと。
※「(イ)模擬運営」については、受講生が模擬運営に向けた準備を行うため、
「(ア)活動実施計画の作成」から、十分な間隔をあけること。
3
フォローアップ研修
実践講座受講後に実施した活動等について、課題とその解決策を検討、整理し、今後の
取組みについて検証する。
(1)内容
「研修全体の振返り」、「実践講座後の受講者の活動から見えてきた課題の整理、改善方法の
検証」、「研修後の活動状況について」 等
(2)開催場所 山形市又はその周辺市町村
(3)開催方法 平成 29 年3月 31 日(金)までに実施(4時間程度)
(4)受講対象
2の講座受講者
※市町村職員にオブザーバーとして参加を求める。
(5)受講定員 60 名程度
4
生活支援コーディネーター等スキルアップ研修
市町村に配置される生活支援コーディネーター等の地域での課題抽出と課題解決を目的
とした協議体の運営(ファシリテーション)能力の向上を図る。
(1)内容
「グループワークからの課題・意見抽出の手法」、「議論の可視化及び合意形成の手法」、「実
践グループワーク」 等
(2)開催場所 山形市又はその周辺市町村
(3)開催方法 12 月中旬までに開催(連続した2日間で計 10 時間程度)
(4)受講対象
(5)受講定員
市町村に配置される生活支援コーディネーター(予定者を含む)及び市町
村職員等
50 名程度