BTMU Global Business Insight Asia & Oceania February 26, 2016 Ⅰ.インドネシア:セクター別最低賃金について Forum AMYN … 2 … 4 … 6 … 8 … 10 President Director 高岡結貴 Ⅱ.オーストラリア:事務所などのリース契約の解消 アドバンテージ・パートナーシップ法律事務所 主席弁護士 堀江純一 Ⅲ.インド:建設・開発セクターにおける FDI ポリシーの緩和 ドゥア法律事務所/コンサルティング Ⅳ.各国トピックス 【インドネシア】ネガティブリスト改定、64 分野で外資出資上限を引き上げ 【インドネシア】対外債務の返済で減少、1 月外貨準備高 1,021 億米ドル 【インド】高速鉄道計画始動、新幹線導入決定後初の日印合同会議 【タイ】鉄道技術で物流を効率化=日本の貨物列車を試運転 【ベトナム】自動車産業支援策を発表=国内自動車産業拡大へ Ⅴ.主要各国の経済指標 (インドネシア・マレーシア・フィリピン・タイ・ベトナム・インド) ・本資料は情報提供を唯一の目的としたものであり、金融商品の売買や投資などの勧誘を目的としたものではありません。 本資料の中に銀行取引や同取引に関連する記載がある場合、弊行がそれらの取引を応諾したこと、またそれらの取引の実 行を推奨することを意味するものではなく、それらの取引の妥当性や、適法性等について保証するものでもありません。 ・本資料の記述は弊行内で作成したものを含め弊行の統一された考えを表明したものではありません。 ・本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成されていますが、その正確性、信頼性、完全性を保証するものではあり ません。最終判断はご自身で行っていただきますようお願いいたします。本資料に基づく投資決定、経営上の判断、その他 全ての行為によって如何なる損害を受けた場合にも、弊行ならびに原資料提供者は一切の責任を負いません。実際の適用に つきましては、別途、公認会計士、税理士、弁護士にご確認いただきますようお願いいたします。 ・本資料の知的財産権は全て原資料提供者または株式会社三菱東京 UFJ 銀行に帰属します。本資料の本文の一部または全部 について、第三者への開示および、複製、販売、その他如何なる方法においても、第三者への提供を禁じます。 ・本資料の内容は予告なく変更される場合があります。 1 BTMU Global Business Insight Asia & Oceania Ⅰ.インドネシア:セクター別最低賃金について 概要 セクター別最低賃金は、ある地域の特定業種の業績が良好であると判断されると、その業種について地域 の最低賃金を上回る金額の最低賃金を定めるものである。本来はその地域の最低賃金を 5%以上上回る金額 でなければならず、設定期限については地域の最低賃金と同じ規定が適用されなければならない。 <質問> これまで毎年決められていたセクター別最低賃金が 2015 年には決定していないために労働組合が不平 申し立てをしていると聞きました。ジャカルタ特別州は、セクター別最低賃金が決まるのは 2016 年 1 月 になってからと言っていますが、セクター別最低賃金が定められていない地域は多いようです。セクタ ー別最低賃金の規定はどのようなものなのでしょうか。 セクター別最低賃金の設定が現行法規と異なった状況になり始めてからすでに何年もたっていますが、 セクター別最低賃金とは特定の業種に対してのみ適用される最低賃金のことです。もともと最低賃金は 地域別に定められますが、その地域に所在する特定業種セクターに対して別途定めることができます。 現行法規では、セクター別最低賃金はその地域の最低賃金を少なくとも 5%以上上回ることが規定され ています。ある特定業種セクターの業績がよく、その地域の最低賃金を 5%以上上回る金額の最低賃金を 設定しても妥当だと思われる場合にのみ設定するものです。 「能力のある会社には賃金をたくさん支払っ てもらう」という考え方といえると思いますが、一方で各社の能力を詳細に確認せず、一方的に支払い 能力がある業種であると決められてしまうので、会社によっては困惑することにもなります。近年のセ クター別最低賃金は、規定違反しているケースが見受けられます。地域の最低賃金とほとんど変わらな いセクター別最低賃金もあれば、驚いたことに 2015 年はその地域の最低賃金を下回るセクター別最低賃 金まで設定されました。 また、セクター別最低賃金は地域別最低賃金の一部であるため、州レベルであれば施行(1 月 1 日)の 60 日前までに、県・市レベルであれば施行の 40 日前までに定めなければなりません。しかしながら、2015 年のジャカルタ特別州セクター別最低賃金は同年 1 月に入ってから決定され、施行日をさかのぼって適 用されました。すでに定められた現行法規を尊重していないような状態になっているといえるでしょう。 セクター別最低賃金はその地域の中にある業種で、他の業種より突出して状況がよい場合に定めるこ とになっています。本来であれば地域の最低賃金を定め、各社の最低賃金はそれぞれの会社の能力や将 来性に基づき、各社の判断に任せるべきですが、最低賃金が大幅に上がっている昨今では各社ができる 限り賃金上昇を抑えようとするため、支払い能力のある業績のよい業種であっても定められた最低賃金 に固執しがちです。そこで政府、労働組合、経営者協会が業績がよいと判断した業種に限定して、より 高額な最低賃金を設定する傾向が見られます。該当する業種がその地域にないと判断された場合は、セ クター別最低賃金は設定されません。 2 BTMU Global Business Insight Asia & Oceania ここで考慮しなければならないのは、セクター別最低賃金を設定された業種に自社が当てはまるかど うかの判断です。ブカシ県で最初に設定されたセクター別最低賃金は「完成品を製造する会社」でした。 そこで「完成品とは何か」という問題が発生しました。政府は「消費者がそのままの状態で使用するこ とのできる製品」と説明しました。バイクは完成品で、タイヤは完成品ではないという分類です。では パソコンは完成品で、プリンターは完成品ではないのか(当時のプリンターはパソコンなしでは使うこ とができなかった)というような論争が発生し、混乱を呈しました。そこでセクター別最低賃金は業種 別協会の業種分類に基づき設定されるように変わってきました。 けれども一概に自動車業界といっても会社の業績は完成品の自動車を製造する会社と、その部品を製 造する 1 次業者、2 次業者では異なります。現在のセクター別最低賃金はこれらの違いを見分けることが できません。利益率の厳しい会社が少なからずあるにもかかわらず「自動車やバイクはよく売れている」 というイメージのみで、ひとくくりにされたセクター別最低賃金の適用を強いられます。これが、イン ドネシアのセクター別最低賃金の現状といえるでしょう。 記事提供:Forum AMYN President Director 高岡結貴 (2015 年 12 月 27 日作成) 3 BTMU Global Business Insight Asia & Oceania Ⅱ.オーストラリア:事務所などのリース契約の解消 概要 経費削減に伴う事務所の移転および現地法人の撤退の際に、事務所のリース契約を解消する必要性が出て きます。 本稿では事務所などのリース契約解消について解説します。 経費削減に伴う事務所の移転および現地法人の撤退の際、通常はリースのアサインメント (Assignment、譲渡)かサブリース(Sublease、転貸)をする必要が生じます。アサインメントであれ ばリース契約の譲渡後、元店子(たなこ)は全く責任を持つ必要がありません。サブリースの場合は店 子のサブリース先が Default(家賃滞納)を起こせば店子の責任になります。従って、大家はアサイン メントを好みません。 1.現地法人の撤退 買収したオーストラリア企業の実績が思わしくなく、そして売却する相手企業も見つからないなど現 地法人を閉鎖せざるを得ない状況となった場合、最後に残るのが事務所、倉庫などのリース契約です。 債務超過に陥っていれば、本社が保証していない限り、家賃を支払う能力がないと大家に交渉すること が可能です。 大家は基本的に契約上のリース最終日までの家賃を支払うよう求めてきます。本社からの保証がオー ストラリア証券投資委員会(ASIC)に提出されている財務報告書などの中に記載されていなければ、 債務超過の場合、大家に対して割引するよう求めることが可能になります。現地法人が倒産すると、他 の無担保債権者と同様に扱われるからです。 2.経費削減のための契約途中の事務所移転 経費削減のための契約途中の事務所移転は債務超過で撤退するわけではないため、大家に対する交渉 力は低下します。法的に店子はサブリース先を見つけるか、新しい店子を見つける必要があります。た だし、通常大家は新しい店子の紹介を好みません。サブリースであれば、サブリース先の支払い義務な どに関して店子が責任を取らなければなりません。従って、優良企業を紹介しない限り新しい店子の紹 介は拒まれるといえます。 サブリース先も見つからなければ、法的には店子は退去後も契約満了まで家賃を払い続ける必要があ ります。つまり、二重に家賃を支払わなければなりません。 退去後、家賃の支払いをしなければ、大家は契約不履行で店子を訴えることができます。しかし、大 家にも法的義務が発生します。大家は自ら新しい店子を見つける努力をしなければなりません。つまり、 広告を出したり、代理店に依頼したりしなければなりません。ここが大家との交渉のポイントになりま す。 大家は法的義務として、退去する店子が契約満了までの家賃を全額支払ったとしても契約期間中は常 に新しい店子を見つける努力をしなければなりません。そこで、退去後の家賃を前金として支払うなど の交渉により、少ない金額での契約解消を目指すべきではないでしょうか。 4 BTMU Global Business Insight Asia & Oceania 3.契約解消後 契約解消(早期退去)が決まったら、次の段階は登記所に契約解消の登記をすることです。次に重要 なことは本件に関して訴訟行為はしない旨の契約書を交わすことです。 記事提供:アドバンテージ・パートナーシップ法律事務所 主席弁護士 堀江純一 上智大学理工学部物理学科、ニュー・サウス・ウェルーズ州法務省司法研修所、ニュー・ イングランド大学院商学修士課程卒業。資格はオーストラリア国連邦弁護士、日本国外 国法事務弁護士等。アドバンテージ・パートナーシップ法律事務所は主席弁護士である 堀江純一氏により開設。 (2015 年 12 月 28 日作成) 5 BTMU Global Business Insight Asia & Oceania Ⅲ.インド:建設・開発セクターにおける FDI ポリシーの緩和 概要 概要 インド商工省の産業政策促進局は 2015 年 11 月 24 日、2015 年プレスノート 12 をリリース、インドの外国 直接投資に関する規制緩和について発表した。本稿では、その中でも重要な変更があった建設・開発セクタ ーにおける主な変更点について概説する。 モディ政権は、これまで幾度となく、 「インドにおけるビジネスの容易化」"Ease of doing business in India" を実現すべく、外国直接投資(FDI:Foreign Direct Investment)ポリシーの緩和に取り組んできた。 インド商工省の産業政策促進局(Department of Industrial Policy & Promotion)は、2015 年 11 月 24 日 に 2015 年プレスノート 12 を発表し、インドにおける外国直接投資に関する多くの分野の規制を緩和した。 重要な変更があったセクターは建設・開発セクターである。 変更点と分析 A.最小床面積規制の廃止 建設・開発のためのプロジェクトは、最小床面積が 2 万平方メートルでなければならないという規 制は廃止された。 大都市においては、2 万平方メートル以上の床面積を確保することは困難であり、外国資本の開発 事業参入は難しいことが多かったが、この規制が廃止されることにより、外国資本の参入が容易とな るため、インド全土において開発が加速するであろう。 B.最小外国直接投資額に関する規定の廃止 プロジェクトの開始から 6 カ月以内に 500 万 US ドルの外国直接投資を調達しなければならないと の規定が廃止された。 これにより、投資家は必要なタイミングに必要な額だけ投資できることになった。 C.ロックイン規定の導入 外国直接投資をする投資家は、現在、次の場合に投資資金を回収して撤退することができる。 1. プロジェクトの完成 2. 主要なインフラ(道路、給水設備、街灯、排水設備、下水設備)の完成・開発 3. 各投資家が投資をしてから 3 年間の経過 プレスノート 12 による修正がなされる前までは、1 と 2 の場合にのみ出資持分を譲渡することで投 資資金を回収して撤退することが可能であったが、同修正により 3 が付け加えられ、撤退がより容易 になった。 以前のポリシーでは、 「プロジェクトの完成」または「主要なインフラの完成・開発」と出資持分の 6 BTMU Global Business Insight Asia & Oceania 譲渡・撤退が結び付けられていた。このような条件のため、プロジェクトや主要なインフラの完成が 遅れた場合、投資家に何ら落ち度がなかったとしても、撤退することができなかった。このような問 題を解決するべく、プレスノート 12 ではプロジェクトや主要なインフラが完成しているか否かに関わ らず、ロックイン期間の 3 年間が経過していればインドの企業に出資持分を譲渡し、撤退することが できると規定された。これにより投資家は極めて柔軟な投資が可能となり、このセクターにおける外 国直接投資は加速するであろう。 なお、プレスノート 12 には、日本企業のような非居住投資家は、ロックイン規定の規制を受けるこ となく、また外国投資促進委員会(FIPB)の事前の承認を得ることなく、他の非居住投資家へ出資持 分を譲渡することが可能である旨が規定された。すなわち、外国企業がインドの企業に出資持分を譲 渡するのではなく、他の外国企業に出資持分を譲渡して投資資金を回収する場合にはロックイン期間 の規制を受けずに、また事前の承認を受けることもなく、いつでも撤退が可能となった。 結論 プレスノート 12 による FDI ポリシーの変更は、開発・建設セクターを外資に開放するものであり、 モディ政権の掲げる“小さな政府で最大の統治”に合致する政策である。 これにより、外国企業は中小規模の投資が可能となり、また事情の変更による撤退という選択肢も 取りやすくなった。このため、企業はこれまでより積極的にリスクを取れるようになったといえよう。 このような変化は、投資やテクノロジーをインドに引き付け、インド経済が世界経済に融合するため の極めてダイナミックな一歩となるだろう。 *********************************************** 本稿は、上記のテーマに関し理解を得る目的に限定して提供することを意図するものであり、その他の目的のため に参考とすべきではない。従ってドゥア・アソシエイツは、本稿を使用することによって発生する経済的な損失、 損害についていかなる者に対しても責任もしくは債務を負うものではない。 記事提供:ドゥア法律事務所/コンサルティング デリー、グルガオン、チェンナイ、ムンバイ、プーネ、バンガロールに事務所を構える弁護士 事務所。現在、約 240 名の弁護士およびスタッフが所属し、9 名のプロフェッショナルからな る日系ビジネスチームが日系企業のインドビジネスを日本語でサポートしている。 (2016 年 1 月 19 日作成) 7 BTMU Global Business Insight Asia & Oceania Ⅳ.各国トピックス 【インドネシア】ネガティブリスト改定、64 分野で外資出資上限を引き上げ 2 月 11 日、インドネシア政府は経済政策パッケージ第 10 弾として、投資規制分野(いわゆるネガティ ブリスト)の改定を発表、64 分野で外資による出資規制を緩和した。ネガティブリストの改定は 2 年ぶり。 64 分野のうち、レストラン、スポーツセンター、映画館などの分野では外資の 100%の出資を認める。 また、ディストリビューター(商社、卸売業)における外資出資比率が、33%から 67%に引き上げられた。 インドネシア政府は今回の規制緩和により、外国からの投資を呼び込み、国内経済を活性化することを 目指している。 (詳細は BTMU Global Business Insight 2016 年 2 月 12 日 臨時増刊号「インドネシア:外資出資規制緩和 (ネガティブリスト改定)」をご参照下さい。http://www.bk.mufg.jp/report/insasean/AW20160212.pdf) 【インドネシア】対外債務の返済で減少、1 月外貨準備高 1,021 億米ドル インドネシア中央銀行は、1 月末時点での外貨準備高が 2015 年末時点の 1,059 億 3,100 万米ドルから 4% 減の 1,021 億 3,400 万米ドルであったと発表した。 中銀は対外公的債務の返済で外貨需要が高まったことが、 外貨準備高減少の主な要因としている。 1 月末時点の外貨準備高 1,021 億米ドルは、輸入代金と対外債務返済額の 7.2 ヶ月分(輸入のみの額では 7.5 カ月分)で、国際通貨基金(IMF)が安全基準とする 3 ヶ月を大きく上回っている。 【インド】高速鉄道計画始動、新幹線導入決定後初の日印合同会議 新幹線方式導入が決定しているインドの高速鉄道計画が始動した。2 月 14 日、ムンバイで開かれた日本・ インド両政府の初会合には両国関係各省の幹部が参加し、資金・技術・人材育成などについて意見交換を 行った。日本の外務省によると、今後のスケジュールについても協議が行われた。次回の会合は 5 月か 6 月頃に行われる予定。 インドの高速鉄道計画は、昨年 12 月に行われた日印首脳会議で日本の新幹線方式採用が決定、ムンバイ -アーメダバード間約 500km の路線に導入される。また、日本は総事業費 9,800 億ルピー(約 1 兆 8,000 億円)の最大約 81%を円借款で手当てすることで事業を支援する。 【タイ】鉄道技術で物流を効率化=日本の貨物列車を試運転 2 月 5 日、タイ西部ラチャブリ県ノンプラドック-首都バンコク間で日本の小型コンテナを積載した貨 物列車を試運転し、実用性の検証が行われた。タイ国鉄(SRT)が通常利用するコンテナが 40 フィート(約 12 メートル)なのに対して、今回試験運転された日本式の小型コンテナは 12 フィート(約 3.6 メートル)。 小ロットの貨物を他の貨物と混載することなく 1 つのコンテナに集約することで輸送効率を高め、コスト 削減も期待される。 日本の貨物列車の試運転は 2 月中に 2 路線で実施され、今後はインドシナ半島の主要都市を結ぶ南部経 済回廊の輸送手段のひとつとして導入が検討される見通し。 8 BTMU Global Business Insight Asia & Oceania 【ベトナム】自動車産業支援策を発表=国内自動車産業拡大へ ベトナム政府は、2 月 4 日付で首相決定 229 号(229/QD-TTg)を公布・施行した。国内自動車産業拡 大や市場開拓の為の支援策で、国内で生産される自動車のうち優先車種と定める車種に対して金融支援や 税制優遇などが供与される。 国内企業による自動車の部品生産や組立への投資は、ベトナム開発銀行(VDB)から融資を受けること ができる他、グローバルな自動車供給チェーンの一翼を担う国内企業は輸出信用を得る資格が与えられる。 また、自動車や自動車部品の生産・組立を目的として輸入された固定資産に対しては、工業団地・経済 特区・ハイテクパークで輸入関税率が優遇されることも明らかになった。 本首相決定で規定した政策は最低 10 年間有効となる見込み。 (各国トピックスの出所)各国政府・業界団体発表、各種報道 9 BTMU Global Business Insight Asia & Oceania Ⅴ.主要各国の経済指標 インドネ シ ア 単位 2013 2014 2015 2015/2Q 2015/3Q 2015/4Q 実質GDP成長率 % 5.6 5.0 4.8 4.7 4.7 5.0 インフレ率 % 6.4 6.4 6.4 7.1 7.1 4.8 貿易収支 百万米ドル -4,077 -2,199 6,613 2,082 2,741 369 経常収支 百万米ドル -29,109 -27,516 -4,250 -4,011 政策金利 % 7.50 7.75 7.50 7.50 7.50 7.50 外国為替相場 対米ドル 10,438 11,881 13,127 13,863 13,766 (出所:三菱東京UFJ銀行経済調査室、インドネシア中央銀行など) No v- 1 5 マ レーシ ア 単位 2013 2014 実質GDP成長率 % 4.7 6.0 インフレ率 % 2.1 3.1 貿易収支 百万米ドル 22,437 25,078 経常収支 百万米ドル 11,205 14,473 市場金利 % 3.32 3.86 外国為替相場 対米ドル 3.150 3.273 (出所:三菱東京UFJ銀行経済調査室、マレーシア中銀など) 2015 2015/2Q 2015/3Q 2015/4Q 5.0 4.9 4.7 4.5 2.1 2.2 3.0 2.6 5,553 5,373 2,072 1,247 3.84 3.69 3.74 3.84 3.907 3.659 4.058 4.283 No v- 1 5 フィリ ピン 単位 2013 2014 実質GDP成長率 % 7.1 6.1 インフレ率 % 2.9 4.2 貿易収支 百万米ドル -5,713 -3,296 経常収支 百万米ドル 11,384 10,917 市場金利 % 0.00 1.42 外国為替相場 対米ドル 42.45 44.40 (出所:三菱東京UFJ銀行経済調査室、IMFなど) 2015 2015/2Q 2015/3Q 2015/4Q 5.8 5.8 6.1 6.3 1.4 1.7 0.6 1.0 -384 -3,882 2,994 658 1.84 2.14 1.51 1.84 45.50 44.67 46.05 46.87 No v- 1 5 タイ 単位 2013 2014 2015 2015/2Q 2015/3Q 2015/4Q 実質GDP成長率 % 2.8 0.9 2.8 2.8 2.9 2.8 インフレ率 % 2.2 1.9 -0.9 -1.1 -1.1 -0.9 貿易収支 百万米ドル 6,661 24,583 34,593 7,860 9,616 9,637 経常収支 百万米ドル -5,169 15,418 34,830 6,119 7,225 13,046 政策金利 % 2.25 2.00 1.50 1.50 1.50 1.50 外国為替相場 対米ドル 30.72 32.48 34.26 33.25 35.25 35.83 (出所:三菱東京UFJ銀行経済調査室、タイ中央銀行、国家経済社会開発委員会など) No v- 1 5 ベトナム 単位 2013 2014 2015 2015/2Q 2015/3Q 2015/4Q 実質GDP成長率 % 5.4 6.0 6.7 6.5 6.8 7.0 インフレ率 % 6.6 4.1 0.6 1.0 0.5 0.3 貿易収支 百万米ドル 0 2,368 -4,111 -1,230 -361 199 経常収支 百万米ドル 7,745 9,508 1,267 金利 % 7.00 6.50 6.50 6.50 6.50 6.50 外国為替相場 対米ドル 21,030 21,199 21,923 21,713 22,150 22,429 (出所:三菱東京UFJ銀行経済調査室、ベトナム統計局、中央銀行、IMFなど) No v- 1 5 インド 単位 2013 2014 2015 実質GDP成長率* % 6.9 7.3 インフレ率 % 6.0 2.0 貿易収支 百万米ドル -135,798 -137,301 経常収支 百万米ドル -32,358 -26,731 政策金利 % 8.00 7.50 外国為替相場 対米ドル 60.47 61.15 *『実質GDP成長率』は新(2011年)基準且つ、市場価格ベース。 (出所:三菱東京UFJ銀行経済調査室、RBI、中央統計局など) No v- 1 5 2015/2Q 2015/3Q 2015/4Q 7.0 7.4 7.3 -2.3 -4.6 -2.2 -32,194 -35,059 -31,730 -6,128 -8,214 7.25 6.75 6.75 63.46 64.98 65.92 10 De c - 1 5 4.9 -408 3.4 -236 7.50 13,679 7.50 13,845 De c - 1 5 2.6 2,372 2.7 3.77 4.315 3.84 4.280 De c - 1 5 1.1 -977 1.5 1.77 47.01 1.84 47.23 -1.0 2,086 2,997 1.50 35.79 De c - 1 5 -0.9 3,220 4,879 1.50 36.01 De c - 1 5 0.3 263 0.6 -563 6.50 22,429 6.50 22,503 De c - 1 5 -2.0 -10,473 -0.7 -11,664 6.75 66.14 6.75 66.58 Jan - 1 6 備考 前年(同期)比 4.1 消費者物価指数(CPI)、前年(同期)比 7.25 BI金利、期末値 13,887 期中平均 Jan - 1 6 備考 前年(同期)比 消費者物価指数(CPI)、前年(同期)比 3.79 銀行間(3カ月物)、期末値 4.340 期中平均 Jan - 1 6 備考 前年(同期)比 1.3 消費者物価指数(CPI)、前年(同期)比 1.68 TB、期末値 47.51 期中平均 Jan - 1 6 備考 前年(同期)比 -0.5 消費者物価指数(CPI)、前年(同期)比 1.50 翌日物レポ金利、期末値 36.14 期中平均 Jan - 1 6 備考 前年(同期)比 0.8 消費者物価指数(CPI)、前年(同期)比 -200 6.50 リファイナンスレート、期末値 22,407 期中平均 Jan - 1 6 備考 前年(同期)比 -0.9 卸売物価指数(WPI)、前年(同期)比 6.75 レポレート、期末値 67.30 期中平均 (作成日:2016年2月24日) BTMU Global Business Insight Asia & Oceania (編集・発行) 三菱東京 UFJ 銀行 国際業務部 (照会先)橋本 昌太郎 北村 広明 (e-mail): [email protected] ・本資料は情報提供を唯一の目的としたものであり、金融商品の売買や投資などの勧誘を目的としたものではありません。 本資料の中に銀行取引や同取引に関連する記載がある場合、弊行がそれらの取引を応諾したこと、またそれらの取引の実 行を推奨することを意味するものではなく、それらの取引の妥当性や、適法性等について保証するものでもありません。 ・本資料の記述は弊行内で作成したものを含め弊行の統一された考えを表明したものではありません。 ・本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成されていますが、その正確性、信頼性、完全性を保証するものではあ りません。最終判断はご自身で行っていただきますようお願いいたします。本資料に基づく投資決定、経営上の判断、そ の他全ての行為によって如何なる損害を受けた場合にも、弊行ならびに原資料提供者は一切の責任を負いません。実際の 適用につきましては、別途、公認会計士、税理士、弁護士にご確認いただきますようお願いいたします。 ・本資料の知的財産権は全て原資料提供者または株式会社三菱東京 UFJ 銀行に帰属します。本資料の本文の一部または全部 について、第三者への開示および、複製、販売、その他如何なる方法においても、第三者への提供を禁じます。 ・本資料の内容は予告なく変更される場合があります。 ~アンケート実施中~ (回答時間:10 秒。回答期限:2016 年 3 月 26 日) https://s.bk.mufg.jp/cgi-bin/5/5.pl?uri=PG26FV 11
© Copyright 2025 ExpyDoc