京都ジョブパーク事業 大学生・留学生支援業務(その2)仕様書 1 2 趣旨 コミュニケーション能力等の社会人スキルが乏しいなど、就職活動に困 難性を有する大学生等(以下、特記がない限り、大学生、短期大学生、高 等専門学校生、専修学校生、一部の既卒者等)に対して、その特性に配慮 した職業訓練を実施することにより、就職活動の円滑化と就職の早期実現 に資することを目的に、京都ジョブパーク事業の大学生・留学生支援業務 (その2)を委託するものである。 委託業務名 京都ジョブパーク事業大学生・留学生支援業務(その2) 3 京都・新卒就職応援セミナー業務 (1) 訓練の実施場所 原則京都府内(大学の活用も含め受託事業者で確保のこと。) (2) 訓練対象者及び訓練人員 ○対象者:コミュニケーション能力等の社会人スキルが乏しいことに より就職内定を得ることが出来ていない大学生等とし、次の いずれにも該当する者とする。 ① 公共職業安定所に求職申込みを行っている者 ② 公共職業安定所長による「職業訓練受講推薦要領(昭和 61年1月8日付け)」に定める受講推薦を受けた者 ○人 員:50名 (3) 訓練の種類及び訓練期間 ○訓練期間:平成28年4月∼平成29年3月の間で1コース当たり 1ヶ月程度を目安として受託事業者が2コース以上設定 ○訓練の種類:集合訓練と職場実習 (4) 訓練時間及び訓練内容 ① 総訓練時間は80時間を標準に少なくとも60時間を確保するこ ととし、コミュニケーション訓練、技能訓練、企業実習及び模擬面 接等を組み合わせて実施するものとする。なお、企業実習について は、総訓練時間の2割未満として設定し、指導担当者(実習先従業 員等)を配置して行うものとする。 <80時間の場合の標準例> ・コミュニケーション訓練 24時間 ・技能訓練 36時間 ・企業実習 15時間 ・模擬面接 5時間 ② 1日の訓練実施時間は6時間までとし、1単位時間を45分以上 60分未満とする場合にあっては、当該1単位時間を1時間とみな すものとする。 ③ 実習先企業は、受託事業者が開拓し、企業に再委託して実施する ことを原則とする。 ④ 入校式、修了式は訓練時間に含めない。 -1- (5) 受講者数 委託訓練を行う1単位の受講者数は、10名∼25名を標準とし、 受託事業者の能力及び訓練効果が認められる人数で適宜受託事業者に おいて設定するものとする。 (6) 訓練内容等 ① コミュニケーション訓練については、職場で一般的に想定される 対人コミュニケーション場面を設定し、グループワークの中で、受 講者自身によるロールプレイや意見交換を行いながら、職場で必要 となる対人コミュニケーションスキルを習得させる。 ② 技能訓練については、実際の職場を想定した環境設定での作業を 通じ、仕事のイメージの明確化やコミュニケーションの実践を図る とともに、作業量や作業時間の目標設定、作業内容に難易度の幅を もたせること等により、「できること・できないこと」、「得意なこと ・苦手なこと」について、受講者自身の自己理解を促す。 ③ 企業実習は、コミュニケーション訓練及び技能訓練で習得したス キルの応用・定着を図るため、当該企業の業務に関する作業実習を 経験させる。 ④ 模擬面接等は、個別及び集団での場面を適宜設定して実施する。 4 その他訓練実施に係る委託業務内容 (1) 実習先企業の確保・マッチング業務 実習受入企業の確保のため、京都ジョブパークの「企業支援コーナ ー」、「はあとふるコーナー」等と積極的に連携を図るとともに、自身 が持つネットワークを十分活用すること。 また、企業と訓練生のマッチングについては、受入企業に対して、 訓練生の特性に合った職域の提案や助言を行うこと。 (2) 当該受講者に対する指導・援助及び訓練修了後の就職支援について は、京都ジョブパークや訓練生が在校する大学等と十分な連携を図る こと。 (3) 安全衛生については、十分配慮するとともに、訓練期間中における 受講者の負傷、あるいは事業所の設備や顧客に損害を与える事態に備 え、受託事業者の負担により保険に加入すること。 5 訓練の受講者への就職支援の実施及び広報に関すること。 訓練の受講者に対する個別相談対応などの就職支援を、京都新卒応援ハロ ーワーク、京都ジョブパークはあとふるコーナー及び中小企業人財確保セン ター等と連携して実施すること。 また、受講者の確保に向け、大学及び大学生等への広報・説明を実施す ること。 6 委託料 (1) 訓練に係る委託料は受講者1人当たり9万円(消費税外税)を上限と する。 (2) 5に係る委託料は4,329千円(消費税込)を上限とする。 (3) 受講者が中途退所等により、委託契約書で定めた総訓練時間を全て -2- 受講しなかった場合の委託料の算定は、次のとおりとする。 ① 実施した訓練時間数が、総訓練時間数に対して8割以上である場 合は、委託料の減額を行わないものとする。 ② 実施した訓練時間数が、総訓練時間数に対して8割に満たない場 合は、1人当たりの委託契約額を総訓練時間数で除して委託時間額 (円未満切り捨て)を算定し、これに訓練を実施した時間数を乗じ ることにより算出された額をもって支払額とする。 ③ インフルエンザ等の感染症に感染し他の受講者の健康に被害を与 え得る受講者が、京都高等技術専門校の長の指示により出席停止と なった場合、または自宅待機が必要であると京都高等技術専門校の 長が認める場合は、当該受講者が訓練を欠席した時間については訓 練時間から除くものとする。 6 人員配置体制 上記訓練が実施できる充分な人員配置とすること。 7 実施報告等 次の書類を京都府の指示等に基づき作成し、円滑な業務の推進に努めるこ と。 ・ 訓練実施状況報告書A(総括報告書) 8 ・ 訓練実施状況報告書B(個人別報告書) ・ 欠席・遅刻・中抜け・早退届(必要に応じ証明書等を添付) ・ 訓練終了報告書 ・ 受講者能力習得結果報告書 個人情報の保護 「京都ジョブパーク」の運営業務を通じて取得した個人情報については、 京都府個人情報保護条例及び京都ジョブパーク諸規程等その他関係法令に基 づき、適正に管理し、取り扱うこと。 9 委託対象経費 訓練実施に当たり必要な経費(人件費含む。) 10 業務完了報告 本業務が完了したときは、直ちに次の事項を記載した業務完了報告書を京 都府に提出すること。 (1) 本業務の実施結果 ① 実施事業の概要(本事業で実施した訓練の内容、手法及び効果の 分析を含む) ② 各月開始者ごとの次の内容を含む本委託訓練の実施状況 ア 応募者数 イ 開始者数 ウ 修了者数 -3- エ 修了者のうち内定者(就職者)数 オ 中退者数 カ 中退者のうちの内定者(就職者)数 (2) 本業務に要した経費内訳 11 その他 (1) 上記各条件に違反した場合は、契約書の規定に基づき委託業務の一 部または全部を解除し、委託料を交付しないまたは交付している委託 料の一部若しくは全部を返還させる場合がある。 (2) 京都府事業の受託であることを理解し、法令を遵守し適正に業務を 執行するとともに、京都ジョブパークが定める諸規程、理念及び行動 指針を遵守すること。 (3) 以下の項目に該当し京都府の指導にもかかわらず受託事業者の積極 的な改善が図られなかったものと京都府が判断した場合には、委託料 の10分の1を上限として、委託料を減額することがある。 (4) ア 目標数が未達成 イ 企画提案内容のうち、評価に関する部分で不履行が発生 設定目標(3の(2))は、京都府が本業務遂行上必要として設定し た数値であるが、受託事業者が設定目標以上の提案を行った場合につ いては、協議の上で、当該提案値に変更することがあり得る。 (5) 国及び京都府が事業を展開する場合は、京都府が受託事業者と協議 の上、新たな業務が加わることがある。 (6) その他、契約書及び事業仕様書に定めのない事項や細部の業務内容 については、京都府が受託事業者と協議して決定するものとする。 -4- (別紙) 京都ジョブパーク基本方針等 1 京都ジョブパーク基本方針 京都ジョブパークの理念及び行動指針に基づき、次の基本方針により業務 にあたること。 (1)個々の利用者(求職者・企業など)の視点に立ち、京都ジョブパーク の全てのサービスメニューをもって、常に最適なサービスを提供すること。 (2)ハローワーク及び京都府の職業紹介業務と連携し、積極的に求職者の 内定確保に努めること。 (3)障害者や就職の難しい若者等に対し就労から定着までの一貫支援に努 めること。 (4)各コーナーが連携して京都の中小企業の人材確保・職場定着に努める こと。 (5)京都府、京都ジョブパーク全コーナー及び京都ジョブパークの関係機 関等と常に連携・協力すること。 (6)(1)∼(5)を達成するため、業務執行の状況を常に点検し、業務・ サービスレベルの改善・向上に努めること。 ○京都ジョブパーク理念 京都ジョブパークは、人と社会の架け橋となり、働く喜びを実感できる 希望の京都をつくります。 ○京都ジョブパーク行動指針 ・利用者起点 私たちは、常に利用者を起点とし、熱意と誠意をもって行動します。 ・チームワーク 私たちは、持てる力を結集し、最善のサービスを提供します。 ・イノベーション 私たちは、社会やニーズの変化を先取りし、進化を続けます。 ・快適環境 私たちは、整理整頓と清潔な身だしなみで、快適環境をつくります。 ・コンプライアンス 私たちは、法令と信頼を守り、情報管理を徹底します。 2 京都ジョブパーク事業の体制 次のコーナー等の事業をもって、京都ジョブパークとする。 ○ 総合プロデュース(総合受付) -5- ○ 就業サポートセンター (若手人材担当、中核人材担当、熟練人材担当、京都わかものハロ ーワーク) ○ 学生就職センター (インターンシップ担当、大学生担当、留学生担当、新卒応援ハ ローワーク) ○ はあとふるコーナー(はあとふるジョブカフェ) ○ UIJターンコーナー ○ マザーズジョブカフェ ○ 農林水産業コーナー(農林水産業ジョブカフェ) ○ 福祉人材コーナー(福祉人材カフェ) ○ 自立就労支援コーナー(京都自立就労サポートセンター) ○ 生活相談コーナー ○ 京都JPカレッジコーナー ○ ハローワークコーナー ○ スキルアップ相談窓口 ○ きょうと新卒サポートチーム ○ 中小企業人財確保センター (人財確保チーム、緊急支援チーム) 3 ○ 京都ものづくり企業人財確保プロジェクトオフィス ○ 京都障害者雇用企業サポートセンター ○ 京都府無料職業紹介コーナー ○ 北京都ジョブパーク 京都ジョブパークの目標設定 平成28年度の京都ジョブパーク運営目標を達成するため、積極的に業 務運営及び改善提案を行うとともに、主体的に京都ジョブパークのコーナ ー間で連携を図ること。 ・ 京都ジョブパーク新規登録求職者数 16,500人 ・ 京都ジョブパーク年間延べ相談件数 140,000人 ・ 京都ジョブパーク就職内定者数 うち、正規雇用での就職内定者数 ・ 個別・ミニ企業説明会参加企業数 ・ 支援企業数 11,000人 7,000人 600社 3,500社 うち、新規支援企業数 1,150社 ・ 求職者CS調査の平均点(10 点満点) 8.5点以上 ・ 企 8.0点以上 業CS調査の平均点(10 点満点) -6- 4 京都ジョブパークの開設時間 ○午前9時∼午後7時(土曜日は午前9時∼午後5時) 日曜、祝日、年末12月29日∼年始1月3日は休み ○一部コーナーは午前9時∼午後5時、土曜日休み ※ ただし、緊急時等には、開設日の時間外、土曜、日曜、祝日、年 末年始に対応する場合がある。 -7-
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