平成28年2月 一般財団法人日本産業協会 平成28年度 消費生活アドバイザー資格試験 概要 当協会は、平成28年度より消費者安全法(平成21年法律第50号。以下、「法」という。)及び 消費者安全法施行規則(平成21年内閣府令第48号。以下「規則」という。)に基づいて実施される 消費生活相談員資格試験の登録試験機関並びに指定講習実施機関となるための申請を行います。 当協会が、消費生活相談員資格試験の登録試験機関並びに指定講習実施機関となった場合、消費 生活アドバイザー資格試験の概要は以下の通りとする予定です。 消費生活アドバイザー資格試験の具体的内容は、登録試験機関並びに指定講習実施機関となった 後に、リーフレット等を作成し公表させていただきます。その際、一部変更となる場合もあります。 Ⅰ 1. 登録試験機関 試験業務の実施 (1) 試験名 消費生活アドバイザー資格試験 (消費生活相談員資格試験) 当協会は、法で定める消費生活相談員資格試験を兼ねる形で消費生活ア ドバイザー資格試験を実施します。 (2) 合格者が取得でき る資格等 消費生活アドバイザー資格と消費生活相談員資格の両方を同時に取得で きます。 ・ 消費生活アドバイザー資格とは、内閣総理大臣及び経済産業大臣の 事業認定資格です。 ・ 消費生活相談員資格とは、法第10条の3で定める消費生活相談員 資格試験に合格した者であることを証明する資格です。 なお、平成28年度より資格取得に際して実務経験は不要とします。 (3) 試験の実施時期、 試験地、合格発表 以下の通りとします。 ① 第1次試験 ・ 日 程: 平成28年10月2日(日) ・ 試験地: 札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、高松、福岡 那覇(隔年) ・ ② 合格発表:平成28年11月4日(金) 第2次試験 ・ 日 程: 平成28年11月26日(土)、(27日(日)) ※ 東京及び大阪は、一部の受験者の面接試験が11月 27日(日)となる場合があります。 ・ 合格発表:平成29年2月1日(水) 1 (4) 試験問題の範囲及 び合格水準等 試験の範囲及び合格水準については、平成27年度の消費生活アドバイ ザー資格試験と同程度とすることを想定しています。また、第1次試験(択 一試験)と第2次試験(論文試験及び面接試験)に分け実施します。 ① 第1次試験 (択一試験(択一及び〇×式試験) 全55問) a 商品等及び役務の特性、使用等の形態その他の商品等及び役務の消費 安全性に関する科目 b 消費者行政に関する法令に関する科目 c 消費者のための経済知識に関する科目 d 消費生活一般に関する科目 ② 第2次試験 e (論文試験及び面接試験) 消費生活相談の実務に関する科目 ◉ 論文試験 (2題 試験時間は各60分) ・ 概ね、第1次試験筆記試験 b・d の範囲より4題、c の範囲より 4題出題。 ・ 各範囲毎に1題、合計2題を選択して記述。 面接試験 (1人 10分程度 面接委員と個人面接) ◉ ・ 消費生活アドバイザー及び消費生活相談員として必要な、見識、 相応しい態度、積極性等について審査。 (5) 受験資格 受験資格条件はありません。 (6) 受験申請の方法 ① 受験要項 ◉ 協会のホームページ等により公表 平成28年6月1日(水)~平成28年8月31日(水) ② 受験申請 ◉ 当協会に郵送 受験要項の受験申請書をダウンロードし、所定の事項を記載の上、 当協会に郵送。 ◉ 受験申請書の受付期間 ・ 通常受験者 平成28年7月15日(金)~平成28年8月31日(水) ・ 第1次試験免除者 平成28年9月1日(木)~平成28年9月8日(木) (7) 受験票の発行 受験申請書を受理した後、受験地、受験番号その他必要な事項を記載し た受験票を郵送します。 (8) 受験手数料 15,660円(税込)とします。 受験手数料には、登録管理手数料を含めています。 2. 試験の免除制度 (1) 第1次試験の免除 前年度第1次試験に合格したものの第2次試験で合格の基準に達しなか った受験者については、翌年度に実施する試験の受験を申請した場合に限 2 り、第1次試験の免除を受けることができます。 但し、平成28年度試験においては、第1次試験免除制度を適用した第 2次試験合格者は、消費生活アドバイザー資格しか取得できません。 なお、平成28年度試験における第1次試験の免除の詳細につきまして は、「4. (2) 有資格者等に対す 平成28年度限りの特例措置」をご確認ください。 ① 受験申請者が次の いずれかに 該当する場合には、第2次試験のうちの る試験科目の一部 面接試験を免除 します。 免除 ・ 受験申請書を提出する際現に、消費生活相談の事務に従事している者 ・ 受験申請書を提出する際現に、消費生活相談員として任用されること が既に決まっている者 ・ 受験申請書提出日から遡って5年間において、消費生活相談の事務に 通算して1年以上従事していた者 ② 受験申請者が次の いずれにも 該当する場合には、第2次試験のうちの 面接試験を免除 します。 ・ 消費生活アドバイザー資格、消費生活専門相談員、消費生活コンサル タント資格のいずれかの資格を有する者 ・ 景表法等改正等法附則第3条第2項に規定する講習会の課程を修了 した者 3. 合格通知書と資格証の交付 (1) 合格通知書の交付 消費生活アドバイザー資格試験合格者には、合格通知書を交付します。 (2) 資格証の交付 消費生活アドバイザー資格試験合格者には、消費生活アドバイザー資格 と消費生活相談員資格の両方を証明する資格証を1枚で交付します。 なお、資格証は規則第8条の6で規定する消費生活相談員資格試験合格 証を兼ねています(消費生活相談員資格は更新制度がありません)。 消費生活アドバイザー資格者としての登録管理手数料は、受験手数料に 含んでおり、不要とします(消費生活アドバイザー資格は5年更新制です)。 4. 平成28年度限りの特例措置 (1) 第1次試験免除者 平成27年度の消費生活アドバイザー資格試験で、第1次試験に合格し に対する特例措置 たものの第2次試験で合格の基準に達しなかった受験申請者が、平成28 年度に第1次試験免除制度を適用し、第2次試験のみを受験し合格した場 合、消費生活アドバイザー資格しか取得することができません。 そのため、「第1次試験免除制度を適用せず」、第1次試験から受験する ことができる特例措置を設け、その内容は以下の通りとします。 ① 第1次試験免除制度の適用を受けることができる受験者が、平成28 年度の第1次試験を受験し、不合格となった場合は、あらためて第1次試 験免除制度の適用を受け、第2次試験のみ受験することができます。 ② 受験手数料は第1次試験の15,660円(税込)のみとし、第1次試 験免除制度適用のための受験手数料は不要とします。 3 ③ 但し、第1次試験免除制度を適用した場合の第2次試験合格者は、消 費生活アドバイザー資格しか取得できません。 (平成28年度の第1次試験に合格した場合、「第1次試験免除制度を適 用せず」 、そのまま第2次試験を受験することが可能です。その後第2次試 験で合格の基準に達した場合は、消費生活相談員資格も取得することがで きます。また、第2次試験で合格の基準に達しなかった場合については、 平成29年度に実施される試験の第1次試験免除の対象者となります。) 5. テキスト (1) 通信講座 通信講座は、当協会が主催し、学校法人産業能率大学が実施しています。 平成28年度からは、パソコン、スマートフォン、タブレットでも学ぶ ことができます。 ① 基礎コース ・ ② Ⅱ 第1分冊 消費者問題、行政知識 ・ 第2分冊 法律知識 ・ 第3分冊 経済一般と経済統計の知識、企業経営の一般知識 ・ 第4分冊 地球環境問題・エネルギー需給、生活知識1 ・ 第5分冊 生活知識2 小論文講座 指定講習実施機関 1. 指定講習の内容 (1) 目的 景表法等改正等法附則第3条第2項の規定に基づき、事務に従事した経 験の無い場合でも適切に消費生活相談に応じることができるよう指定講習 を実施します。 (2) 科目 ① 商品等及び役務の特性、使用等の形態その他の商品等及び役務の消費安 全性 ② 消費者行政に関する法令 ③ 消費生活相談の実務 ④ 消費生活一般 ⑤ 消費者のための経済知識 (3) 実施方法 DVDで実施します。 2. 指定講習会の運営 (1) 実施時期 指定講習実施機関として指定され次第、対応可能とします。 (2) 受講手数料 1科目あたり、2,700円(税込)とします。 (3) 修了証、受講証明書 指定講習の修了者に修了証を、指定講習受講者に講習科目ごとの受講証 明書を交付します。 4
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