Ⅳ 普及啓発活動 家庭、地域、学校における子どもの読書活動を推進していくためには、様々な機会と場を とらえ、子どもの読書活動に関する理解を図り、社会全体の機運を醸成することが必要です。 そのために、より多くの機会を捉え子ども読書活動の推進に関する普及と啓発に関する活動 を行っていきます。 1 主な普及啓発活動 (1)「子ども読書の日」「文字・活字文化の日」の活用 子ども読書の日(4月23日)、文字・活字文化の日(10月27日)を普及啓発 のための中心として、関係する諸機関は情報発信や啓発、広報活動を積極的に進め ます。 (2)ブックリストの作成・提供 子どもの成長に合わせたブックリストの作成、見直し、配布を行います。 また、学習や行事など様々な機会を捉えて、読書とつなぐための活動を行います。 (3)「早ね早おき朝ごはん・どくしょ」運動の普及 塩尻市では、国民運動である「早ね早おき朝ごはん」に「どくしょ」を加え、市 民運動にしています。これを合言葉に、子どもの発達支援の一環として、生活の中 に規則正しい読書時間を盛り込む市民運動を積極的に進めます。 (4)家庭、地域、学校等が一体となった読書活動の取り組み 全校一斉読書や読み聞かせ活動の充実、推進、こんにちは絵本や塩尻市PTA親 子文庫を通じた「家読」の推進などによる子どもを取り巻く読書環境づくりを進め ます。 (5)各種イベントを通じた読書活動の普及 図書館やボランティアによるおはなし会、ブックトーク、ビブリオバトル※1など を通して読書に親しむ機会を広げます。 (6)講演会や優れた取り組み情報の提供 子どもの読書推進活動において、各種機関の職員やボランティアの意識や知識の 向上は不可欠です。本の著者などから直接お話を聞いたり、学校や関係機関等での 先進的な取り組み情報に触れたりする機会を積極的に設け、スキルアップに努めま す。 (7)子ども読書活動推進計画の普及 概要版パンフレットを活用し、読書活動推進の普及活用に努めます。 ※1 京都大学から始まった、スポーツ感覚の書評会。発表者は言葉のみで本の魅力を伝え、もっとも読みたいと思われた本がチ ャンプ本となる。「知的書評合戦」とも呼ばれている。 21
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