資料 2 創薬等支援技術基盤プラットフォーム事業の課題について 1.事業の趣旨 技術や施設及び設備等を外部研究者等に共用することや共同研究を行うこ とにより、外部の研究者等の研究を支援すること、将来の共用や技術支援を目 指した技術や施設及び設備の更なる高度化のための研究開発を実施すること の2つの役割が求められます。 また、それらの役割の比率は、課題に参画する課題管理者と課題管理協力者 の機関単位でのエフォートの総和を 100%とした場合に、 「支援」への配分を 50% 以上とすることが求められます。(公募要領より) 2.中間評価の指摘(平成 26 年 8 月に中間評価を実施) 文部科学省内に設置した「創薬等支援技術基盤プラットフォーム事業」評価 委員会でまとめた報告をもとにライフサイエンス委員会で「創薬等支援技術基 盤プラットフォーム事業」の中間評価を取りまとめた ○ 進捗状況及び評価 解析拠点、制御拠点、情報拠点の運営体制が整備され、支援実績の増加、 著名な雑誌への論文掲載、特許につながるような成果も数多く創出され、 事業全体としては高く評価できる。 個別の指摘としては次のようなものであった ① 事業全体での特許戦略を定めること ② 創薬・医療技術シーズを着実に医薬品等へ結び付ける重点テーマに 資源を集中させること ③ 事業内の複数課題の連携を積極的に強め、従来にはない組合せによ る支援体制を構築すること ④ 統合的な支援が実施できる体制整備に期待 ⑤ 計算科学と他領域の融合を戦略的に進めること、融合領域を担う人 材育成に期待 ⑥ 特別重点テーマを選定するなど、事業としての明確なゴールを設定 すること ⑦ 情報拠点には、情報発信・共有、提供だけではなく、解析拠点や制 御拠点の活動が活性化するための取組等を強化すること -1-
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