慶應義塾大学

2016 増田塾
入試解答速報
慶應義塾大学(2/13) 経済学部
― 慶應義塾大学 ―
2 月 13 日 経済学部 英語
解 答
Ⅰ
1. 2
6. 3
2. 2
7. 2
Ⅱ
11. 4
16. 3
Ⅲ
21. 4
26. 2
31. 2
3. 5
8. 3
4. 5
9. 2
5. 4
10. 1
12. 3
17. 2
13. 4
18. 2
14. 2
19. 4
15. 2
20. 5
22. 3
27. 4
23. 1
28. 4
24. 2
29. 2
25. 4
30. 2
Ⅳ
【解答例】
A.
Hiroshi went to America but has not come back yet. I wonder what happened to him?
B.
He says his dream is to become a movie actor but, in Japan, a lot of bothersome
human relationships tend to get in his way.
C.
I assume that what he desperately wants to do is not to sit on an easy road but to
pursue some kind of fame.
Ⅴ
【解答例】
I think the Japanese government should not legalize same-sex marriage. I have a
reason for that opinion.
First and the utmost, the biggest problem of the same-sex marriage is that two
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persons of the same sex can't produce a child, biologically. That is, legalizing
the same-sex marriage means that Japan will have less population in the future
than it would if it were not legalized. As everyone knows, Japan is facing the
serious problem of the population decrease and, in fact, how much population a
certain country has has a lot to do with how much strength, economically and
politically, the country could have.
It has much to do with how much presence Japan will be able to keep in the
international world. So, we Japanese should stop the tendency of the population
decrease. “According to Tasker and Golombok(1997), one-fourth of young adults
raised by lesbian mothers had engaged in a homosexual relationship.”
” This result
suggests that once we accept the same-sex marriage, the tendency is likely to be
passed on to the next generation, which could result in the further population
decrease. In this sense, legalizing the same-sex marriage is dong something
completely contrary to what we should do now.
For this reasons, I think Japan should not legalize the same-sex marriage.
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解 説
Ⅰ
1.
文の形に注目すればすぐに答えが見つかる問題である。第 2 段落第 1 文は The major
religions of the world have long agreed that と書かれていて、空所を含む第 3 文は
Other major religions also [ 1 ] that と書かれている。この二つの文の形から、空所に
入れるべき単語は “agreed” に近い意味を持つ単語であると考えられる。したがって選
択肢 2 を正解とする。
2.
第 3 段落第 6 文の In other words に注目する。
「言い換えると」とあるので、第 6 文の内容
が前にある文と同じ内容になるような文を空所に入れれば良いと分かる。第 4・5 文には「結
婚手当は選択によって与えられ、社会は同性婚カップルにその手当を与えないと選択でき、
どのように国家が国を統制するか、そしてどのように国民に恩恵を与えるかということは政
治的論点だ」とある。つまり筆者は、手当という利益は選択によって得られるものなのだと
主張していると分かる。したがって選択肢 2「結婚は権利ではなく、人々が獲得する特権な
のだ」を正解とする。著者の中心的な論拠の一つが宗教であることは本文全体から読み取れ
る。したがって、選択肢 3「経済的にあまりに重要であるので、宗教に委ねておくわけには
いかない」などと考えるとは思えない。
3.
has undermined the institution of marriage in
4.
空所の後ろに that 節があるため、その前に入れる動詞は思考発言系の動詞であると推測で
きる。この時点で選択肢 2 と 5 に絞ることができ、またこの文の主語が research「調査」
であることから選択肢 5 を正解とする。
5.
空所があるのは、「調査」が示す具体的なデータに関する記述の部分であるため、空所の後
にある young adults は “データを取るために選ばれた若年成人” であると考えられる。
したがって選択肢 4 を正解とする。
6.
残りの選択肢と、この文のテーマから推測すると空所に選択肢 3 を入れて「合法化された同
性婚」とするのが適切である。
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7.
選択肢 1 の内容は第 5 段落第 3 文に完全に合致している。しかし、問題で要求されているの
はあくまで“語られていない信念”は何かであるから、選択肢 1 は本文で明記されている以
上不可である。第 5 段落第 4 文の疑問文に注目すると、この疑問文は反語として捉えるのが
適切である。反語は筆者の強い主張を表す重要な表現である。
「これ(子どもは母親と父親を
必要とする)を否定する法案を本当に採用すべきなのだろうか(いやそんなはずはない)」と
あり、筆者は同性婚の合法化に反対であると読み取れる。したがって筆者の“語られていな
い信念”は、選択肢 2「同性愛はできる限り思いとどまらせるべきだ」だと分かる。
Ⅱ
11.
落ち着いて文型を考えれば間違えない問題である。空所の後ろに名詞があるので whose を入
れると whose+名詞の形になり、それ以後の文型も S が欠ける不完全文になるので、選択肢
4 を正解とする。
12.
第 2 段落第 2 文に「同性婚は異人種間の結婚が受けるものと同じ保護を受けるべきだ」とあ
り、第 3 文に「同性婚は現代の公民権を求める重要な争いの一つだ」とある。したがってこ
の内容を合わせたものである、選択肢 3「同性婚はちょうど異人種間の結婚と同じような公
民権に関わる問題だ」を正解とする。選択肢 4 も解答候補に上がる選択肢ではあるが、文末
にある racial equality に関する言及は本文にはない。
13.
空所 B の前後に因果関係は読み取れないので、選択肢 1・2・3 を入れることはできない。し
たがって選択肢 4 を正解とする。
14.
直前にある mistakenly からも分かるように、筆者は右翼的思想を持つ政治家が「誤って」
家族の大切さという言葉を用いていると考えているのだと推測できる。したがって選択肢 2
を正解とする。
15.
第 5 段落第 2 文に「同性婚が禁止されている所では、離婚率はより高そうでさえある」とあ
る。また第 3・4 文に「同性婚が 2004 年にアメリカで初めて同性婚を認めたマサチューセッ
ツでは、2010 年にアメリカで最も低い離婚率を記録し、離婚率は 2003 年から 2010 年の間
に 21%下落した」とあるが、この記述から「同性婚の合法化と離婚率低下には明らかな因果
関係が存在する」とは判断できないので、選択肢 3 は選べない。したがって選択肢 2「同性
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婚を合法化することによって離婚の数を減らす、とデータが示している」を正解とする。
16.
第 6 段落第 2 文が根拠である。「結婚は子どもを持ち、育てるため“だけ”に存在するとい
う人もいる」とあるので、子どもの問題を強調していると考えられる。したがって選択肢 3
を正解とする。選択肢 1 と迷う人もいたと思われるが bring を空所に入れると「同性婚に反
対の人は大抵子どもの問題を持ち出す」となり、このように記述するためには、同性婚に賛
成の人は子どもの話を持ち出さないという前提が必要である。しかし同性婚に賛成の筆者は
第 7 段落で養子として子ども引き取る話題を出しているので選択肢 1 は不適切である。
17.
so far as to V「V しさえする」
18.
nothing more than ~「~にすぎない」
19.
まず第 8 段落第 5 文が根拠である。Time passes, attitudes change, and societies evolve
とあり、この部分は第 1 文の as society’s attitudes evolve の言い換えであると考えら
れる。したがって空所に入る言葉を特定する際に手がかりとなるのは、第 5 文のセミコロン
以下であると考えられる。laws ought to reflect 〜とあるので、選択肢 2 と ought to と
同意表現である should を含む選択肢 4 が候補に残る。選択肢 2 を空所に入れると「結婚は
再定義されるべきであり、これから必ず再定義される」となるが、「これから必ず再定義さ
れる」とわかっているのならば、「再定義されるべきだ」と述べる必要がない。一方、選択
肢 4 を入れると「結婚は再定義されるべきであり、再定義されることは可能である」となり、
文脈上こちらの方が適切である。したがって選択肢 4 を正解とする。
20.
筆者は結婚に関する法律が改正されることを望んでいるので、選択肢 A は筆者の意見と一致
する。また、選択肢 B は第 7 段落 3・4 文の記述と明らかに合わない。選択肢 C は第 4 段落
第 3 文の記述と一致する。したがって選択肢 3 を正解とする。
Ⅲ
21.
空所の後ろに were obliged to do so「そのようにするよう義務付けられた」とあるので、
選択肢 1「実際(投票)したいと思っていた全ての人々」は文脈上ありえない。また選択肢 2
「法的に許可されていない国民」が投票できるはずもない。先行詞が Wealthy adult male
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citizens であるため、選択肢 3「人口の大多数」もありえない。したがってこのような消去
法から選択肢 4 を正解とする。
22.
第 2 段落第 1 文「義務投票はどうみても新しい問題ではない(昔からある)」とあり、次の第
3 段落第 1 文には Today「今日」とある。このつながりから「昔から現在まで義務投票の問
題が存在し続けている」と推測できれば、選択肢 3「相当な議論の題材のままである」が正
解だと分かる。
23.
この設問は第 4 段落の筆者の“主張”のまとめを要求していることに注目する。第 4 段落第
1 文の疑問文はこの段落のテーマを示している。「義務投票は経済的に豊かな国にだけ制限
される必要があるのか」がこの段落のテーマである。第 6 文に筆者の“主張”を示すディス
コースマーカーである however があり、その文を読むと「しかし興味深いことに、義務投票
は経済的に豊かな国々に制限はされない」とある。したがってこの段落で筆者の主張は「義
務投票は経済的に豊かな国々にも豊かではない国々にも適応されている」と分かる。この内
容に最も近いものは選択肢 1 である。選択肢 2 の内容は確かに本文に記述があるが、筆者の
“主張”であるとは判断できない。
24. 25.
第 5 段落第 1 文に「義務投票が魅力的である理由は 3 つある」とあり、第 2 文に Firstly 第
6 文に Finally があるので、空所 24 か 25 に Secondly が入ることになる。文脈を考えると
空所 24 に Secondly が入る。また空所 25 の後ろの内容が「一部の地域においては、敵対す
る投票者集団に投票させないことは与党の関心事である」とマイナスの内容が続くため、空
所 25 に選択肢 4 Unfortunately を入れる。
26.
第 7 段落は「義務投票させることには問題がつきものだ」という内容で、様々な問題点が挙
げられている。第 8 段落文頭にある another problem は第 7 段落で述べられた以外の問題
点を示すと考えられる。空所の後ろに making ignorant or uninterested voters vote「無
知で無関心な投票者に投票させる」とあるので「無知で無関心な投票者に投票させることで
起こる他の問題」という内容になるよう選択肢を選べば良いと分かる。選択肢 2 を入れると
「無知で無関心な投票者に投票させるという考えに他の問題が存在する」となり文意が通る。
27.
第 7 段落第 3 文に「意見を表明するよう求めることは、言論の自由に対する基本的人権に矛
盾する」とある。そして第 4 文に「もし意見を述べないことを好む場合、自分の意見を選択
するよう強いることは公平なのだろうか?」と問題提起があり、それに対して第 5 文で「そ
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れでも白紙票を投じることもできる」と解決策が提示されている。解決策が提示されている
問題は選択肢 4 の「投票しない権利は人に与えられた基本的自由となり得る」だけである。
29.
第 9 段落第 1 文からも分かるように、筆者は義務投票に賛成の立場を示している。したがっ
て making everybody vote is unlikely to help solve current political problems「義
務投票を強いることが現在の政治的な問題を解決することの助けにはならないようだ」は筆
者の主張とずれる。
30.
南米諸国の経済成長と義務投票の因果関係は本文には記述されていない。
31.
第 8 段落最終文にオーストラリアが経験した問題に関する記述があるので、本文の内容とは
一致しない。
Ⅳ、Ⅴ
解答参照
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