資料第2号 アクションプラン及び進行管理の見直しについて(PDFファイル

資料第 2 号
アクションプラン及び進行管理の見直し(案)
前回協議会で示した見直しの方向性
前回協議会では、アクションプランの実施状況及び代表指標の推移における進捗評価と課題
抽出を踏まえ、アクションプラン及び進行管理における見直しの方向性を示しました。
■■■■
進捗評価及び課題整理結果を踏まえた見直しの方向性 ■■■■
1) アクションプランの方向性
区民、事業者の意識向上を高められるよう、区のアクションプラン「地球温暖化対策の普及啓発・
推進」を強化します (最優先) (平成 27 年度以降に予定している事業の着実な実施、新規・拡大の検討など)
2) 進行管理の方向性
区民・団体、事業者のアンケートにおける分かりやすさや選択肢の設定を工夫します (優先)
3) 代表指標の方向性
関連する今後の動向に引き続き注視します (適宜)
前回協議会や分科会開催を踏まえた追加的な視点
前回協議会でいただいた主なご意見や分科会(大規模事業者、環境団体)での意見交換結果
を踏まえ、アクションプランや進行管理等にさらに追加すべき視点を整理しました。
△△△△
次年度からの計画推進に向けて追加を検討する視点 △△△△
前回協議会での主なご意見:協、分科会(大規模事業者)での意見交換結果:分(大)
分科会(環境団体)での意見交換結果:分(団)
1) アクションプランに関する視点
協 1「できそうなものがあれば取り組みたい」と考えている区民等を動かす具体的な方策が必要。
協 2 住民や事業者への普及啓発として、行政が密に向き合い、省エネ機器の普及啓発などを実施することが必要。他
の団体との連携・活用も余地がある。
協 3 区民には「節電」が最も取り組みやすいため、無駄な電気使用削減を啓発する必要がある。
協 4 小学校で省エネナビの実証を行ったところ、節減効果があったため、エネルギーの見える化は効果的である。
分(大)1 区内で先進的な地球温暖化の取組を進める大規模事業者と区による協働・連携による取組を実施し、見本と
して示すことが必要。
分(団)1 環境団体などのネットワーク構築を強化するための、交流機会の創出が必要。
2) 進行管理に関する視点
協 5 中小規模事業者や家庭などの対策促進にもつながるような分科会設置も必要。
分(大)2 継続的に実施してきた大規模事業者セミナーでは、興味・関心をもってもらう新たな仕掛けが必要。
3) 代表指標に関する視点
協 6 基準年度の電力排出係数で固定した二酸化炭素排出量も参考として把握することも必要。
1
アクションプラン及び進行管理の見直し(案)
見直しに向けたアプローチ
アクションプラン及び進行管理の見直しにあたっては、前回協議会で示した方向性に基づき、
これらに関連する協議会での主なご意見や分科会での意見交換結果による追加的な視点を組
み入れることで具体的な内容を検討しました。
見直しの方向性
追加の視点
(協議会の主なご意見、
分科会での意見交換結果)
アクション、進行管理の見直し
図 3-1
見直しに向けたアプローチ
見直し結果
上記のアプローチにより、アクションプラン及び進行管理に関する具体的な事業やプロジェ
クト等の内容を見直しました。
(1) アクションプラン
【新規】都の啓発事業と連携
協 1、協 2、協 3
クール・ネット東京の「家庭の省エネアドバイザー」事業等を活用して、区の啓発事業(ク
ールアースフェア等)の際に、講師派遣及び個別相談窓口設置を依頼して、省エネ対策のアド
バイス及び都の地球温暖化対策メニュー(家庭向け・中小企業向け)の普及啓発の場を広げま
す。
【新規】見える化による節電意識の啓発
協 1、協 3、協 4
使用電力量の見える化を実現した「エコタップ」を区民等に配付し、節電計画を立ててもら
い、省エネルギーに取り組んでもらいます。
報告書を区に提出した区民等には、配付したエコタップを贈呈するとともに、一定以上削減
できた場合に抽選で省エネルギー関連商品をプレゼントすることで、さらなる省エネルギーの
取組を促進します。
2
【レベルアップ・強化】親子環境教室
協 1、協 2、協 3
環境問題に対する意識の高揚を図るため、学習機会の提供を目的として区内の親子を対象に
環境教室を実施します。これまでより開催回数を増やし、より多くの親子への普及啓発を図り
ます。
【新規】区内大規模事業者と地球温暖化対策ポスターの共同作成・公表
分(大)1
区内において積極的・先進的に地球温暖化対策に取り組んでいる大規模事業者と区との共同
による取組紹介ポスターを作成し、公表(各所で掲示)します。
中小規模事業者への参考にしていただくことや、区や事業者が一丸となって地球温暖化対策
を推進していることを区民などにアピールする効果を期待します。
【新規】ネットワーク構築に向けた意見交換の場の提供
分(団)1
さまざまな団体のネットワーク構築を強化し、連携によるさらなるアクションプランの実施
を促進するため、区の環境イベント等における連携や意見交換の機会の創出などを図ります。
(2) 進行管理
【新規】分科会の継続的な開催とさまざまな主体への展開検討
協 5、分(大)2
これまでに継続的に実施してきた大規模事業者セミナーでは、従来の会議形式・意見交換形
式にとらわれない新たなアプローチを検討するとともに、新たな主体間を対象とした分科会の
展開も検討していきます。
【新規】二酸化炭素排出係数を基準年度で固定した参考値による推移の把握
協6
昨年度の計画中間評価時及び今年度の進行管理時においてもエネルギー消費量の推移を参
考として示すことで、区民や事業者などの努力による削減の状況を把握してきましたが、排出
係数を本計画の基準年度(2005 年度)に固定した二酸化炭素排出量の推移も参考として把握
していきます。
【レベルアップ・強化】アンケートにおける工夫
区民や事業者などのアクションプランは、1つ1つの取組みの難易度が異なるため、難易度
が高いもの(家の大きさや世帯構成が似た世帯と自分のエネルギー消費量を比較)等は、アン
ケートの設問における取組例などについて、より身近で取り組みやすく、分かりやすい例を追
加する等の工夫をします。
3