Ⅰ 教育委員会当初予算の基本的な考え方 県教委では、急激な社会の変化や国の教育改革の動向とともに、本県の子どもたちの 状況も踏まえた上で、平成 25 年 10 月に、本県教育の指針となる「山口県教育振興基本 計画」を策定し、本県教育の振興に向けた様々な施策を総合的かつ計画的に推進してい ます。 また、平成 27 年3月には、新たな県政運営の指針となる「元気創出やまぐち!未来開 拓チャレンジプラン」が策定されたことから、教育振興基本計画の「10の緊急・重点 プロジェクト」の取組内容等とチャレンジプランに掲げる内容との整合性を確保するた めの改定を行いました。 こうした中、県では、平成 27 年 10 月に、人口減少対策に重点的に取り組むため、ま ち・ひと・しごと創生総合戦略を取りまとめ、チャレンジプランと整合性を取りながら、 産業・地域・人材の活力創出に積極的に取り組むこととし、平成 28 年度当初予算におい ては、本年度の取組の上に立って、チャレンジプラン、まち・ひと・しごと創生総合戦 略の実現のため、施策の見直し・充実を図りながら、こうした取組を支える持続可能な 財政構造の確立に向けた一層の財政健全化に努め、 「活力みなぎる山口県」の実現に向け た新たな県づくりを精力的に進めることとされました。 県教委においても、こうした県の予算編成方針を踏まえ、チャレンジプラン、まち・ ひと・しごと創生総合戦略との整合を図りながら、教育振興基本計画に掲げる「10の 緊急・重点プロジェクト」に沿った施策の重点化を図るとともに、本県教育の目標であ る「未来を拓く たくましい『やまぐちっ子』の育成」の実現をめざし、 「知・徳・体の 調和のとれた教育の推進」 「質の高い教育環境づくりの推進」 「生涯にわたる県民総参加 の教育の推進」の3つの柱に沿って体系的、総合的に諸施策を推進していきます。 1
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