における系統コードの集約および発電所マスターの変更申請について

1
特例発電BG(FIT特例①)における系統コードの集約
および発電所マスターデータの変更申請について
電力広域的運営推進機関
平成28年2月17日
目次
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.系統コードの集約と発電所マスターデータの変更申請
Ⅲ.系統コードの集約申請の方法
Ⅳ.発電所マスターデータ変更申請の方法
2
Ⅰ.はじめに
3
本資料は、特例発電BG(FIT特例①)における系統コードの集約および発電所マス
ターデータの変更申請の方法についてご説明するものです。
なお、集約方法は、供給区域によって取扱いが異なりますので、以下の公表資料を
併せてご確認をお願いします。
「FIT特例制度を適用する場合の計画値同時同量制度について」
URL:http://www.occto.or.jp/jigyosha/koikirules/files/kentou_unyou_fit_r.pdf
「広域機関システムによるFIT特例①の計画作成について」
URL:http://www.occto.or.jp/oshirase/hoka/2016_0201_fit_tokurei_1_keikaku_sakusei.html
○集約・変更申請及びお問い合わせは、下記窓口までお願いします。
なお、ご質問事項はメールにてお願いします。
電力広域的運営推進機関
運用部
連系線管理グループ
 登録申請専用メール:[email protected]
 問い合せ専用メール:[email protected]
4
Ⅱ.系統コードの集約と発電所マスターデータの変更申請
1.系統コードの定義
5
本資料の説明のため、系統コードを以下の分類に定義します。
系統コードの分類
内 容
個別コード
発電所の発電地点毎に発番した系統コード
群コード※
低圧の複数の発電所の発電地点を束ねた1つの系統コード
集約コード
複数の発電所の発電地点を束ねた1つの系統コード
計画入力コード
FIT特例①の特例発電BG(以下「FIT特例①BG」)の太陽光・風力において、
一般送配電事業者が計画値を入力するための専用の系統コード
※ 低圧群コードは、従来どおり電源種別毎に発番が必要です。
発電所マスターデータの申請方法は、広域機関のHP公表資料「マスターデータ登録のお願い」及び
「別冊(マスターデータ項目一覧)」を参照ください。
URL : http://www.occto.or.jp/keito/renkeisen/2016_0126_master_data_touroku.html
2.FIT特例①BGの集約・計画入力コード
FIT特例①BG(太陽光、風力)
(集約コード)
複数の発電地点を束ねた1つの系統コードです。一般送配電事業者が計画値を入力する
ために用います。個々の発電地点の系統コード発番は不要です。
(計画入力コード)
一般送配電事業者が計画値を入力するための専用の系統コードです。個々の発電地点の
系統コードも発番が必要です。
FIT特例①BG(水力・地熱・バイオマス)
(集約コード)
複数の発電地点別の系統コードを束ねた1つの系統コードです。個々の発電地点の系統
コードも発番が必要です。(集約を行わず個々の発電地点の系統コードを使用すること
も可能です。)
※供給区域によって取扱いが異なります。供給区域毎の具体的な集約コードと
計画入力コードの取扱いは、P7・P11を参照ください。
6
3.系統コード集約および発電所マスターデータ変更申請
7
供給区域毎の系統コード集約および発電所マスターデータ変更の申請は、以下の5つの
パターンとなります。
パターン
系統コードの集約申請
発電所マスターデータ変更申請
供給区域
A
特高~低圧の複数の発電所をまと
めた1つの系統コード(集約コー
ド)を発番申請
-
沖縄
B
高圧・低圧の複数の発電所をまと
めた1つの系統コード(集約コー
ド)を発番申請
-
四国
C
計画入力用の系統コード(計画入
力コード)を発番申請
-
北海道
北陸
D
低圧群の系統コードがある場合は
申請は不要、ない場合は計画入力
用の系統コード(計画入力コー
ド)を発番申請
E
-
中部はパターンAからパターンDへ
変更となってます
-
中部、関西、
中国
代表させる発電地点の系統コー
ドの発電所マスターデータの同
時最大受電電力の変更申請を希
望する場合に、発電所マスター
データを変更申請
東北、東京、
九州
※供給区域・電源種別・電圧階級毎の申請が必要な系統コードはP11をご参照ください。
4.発電所マスターデータの同時最大受電電力
8
集約・計画入力コードの登録、発電所マスターデータの変更※1申請時における発電所マスター
データの「同時最大受電電力」は、以下に従い入力してください。
電源種別
供給区域
北海道、中部、北陸、
関西、中国、四国、沖縄
対称コード
同時最大受電電力欄への
入力内容
集約コード
計画入力コード
「999,999,999」を入力してく
ださい。
代表させる発電地
点の系統コード
代表させる発電所の同時最大受電
電力の合計値を入力※2してくださ
い。
沖縄
集約コード
集約する発電所の同時最大受電電
力の合計値を入力してください。
四国
集約コード
「999,999,999」を入力してく
ださい。
太陽光・風力
東北、東京、九州
水力・地熱・バイオマス
※1 計画値を配分する場合は、変更申請の必要はありません。
発電所マスターデータで管理されている同時最大受電電力を超過しないようご注意ください。
※2 代表させる系統コード以外の発電計画値をゼロとして入力する場合に、代表させる系統コードの発電
所マスターデータの同時最大受電電力の変更申請を行うことが可能です(低圧群の系統コードで代表
させる場合は、低圧群の系統コードの同時最大受電電力は「999,999,999」で設定されているため、
発電所マスターデータの変更申請は不要です)。
5.コード登録・マスターデータ変更の申請期日
集約・計画入力コードの登録、発電所マスターデータ変更の申請締切日は、
3月15日(火)です。
翌日計画(4月1日分)のステータス1の提出期限(3月30日12時)までに
集約・計画入力コードの登録または発電所マスターデータ変更が必要となります
ので、締切日までの申請をお願いします。
○集約・計画入力コードの登録、発電所マスターデータ変更には5営業日程度
必要となります。
○集約・計画入力コード登録、発電所マスターデータ変更が終了する前に月間、
週間計画を提出される場合は、全ての個別地点で発電計画の作成が必要となり
ます。
9
10
Ⅲ.系統コードの集約申請の方法
1.系統コードの供給区域毎の取扱い
11
集約・計画入力コードが必要な供給区域は下表のとおりです。
( )は必要な場合のみ申請
パ
タ
ー
ン
FIT特例①BG
電源
種別
供給区域
FIT特例①BG以外
太陽光・風力
特高
水力・地熱・バイオマス
低圧※1
高圧
特高
集約
A
個別
(個別)※3
C
D
E
中部
関西
中国
東北
東京
九州
群
個別
個別
群
個別
(個別)※3
北海道
北陸
(集約)※6
計画入力用※2
個別
個別
群
個別
個別
群
個別
個別
群
個別
個別
群
個別
個別
群
(計画入力用)※4
個別
特高・高圧・低圧※1
(集約)※5
集約
四国
低圧※1
個別
沖縄
(個別)※3
B
高圧
火力・太陽光など
個別
中部はパターンAからパターンDへ
変更となってます
群
FIT特例①BG
水力、地熱、バイオマス
と同じ取扱い
(補足説明)
12
※1 従来通り、低圧の複数の発電地点を低圧群として系統コードを1つ発番します。
ただし、電源種別(太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス、その他電源)毎に発番します。
※2 発電地点別及び低圧群の系統コードとは別に発番します。
※3 部分買取や発電地点別の発電計画値が必要な場合のみ発番します。
※4 低圧買取の無い小売電気事業者に発番します。
※5 発電地点を集約して計画値を提出する場合に、発電地点別のコードとは別に発番します。
ただし、集約できるのは高圧のみで、電源種別(太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス、
その他電源)毎に集約となります。
※6 発電地点を集約して計画値を提出する場合は、発電地点別のコードに替えて発番します。
高圧と低圧の集約も可能です。
ただし、電源種別(太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス、その他電源)毎に集約します。
【※1の具体的なイメージ】
【※3の具体的なイメージ】
小売βのFIT特例①BG
小売βの集約コード
太陽光
集約コード
A風力
電源種別が混在する場合
集約はできません
風力
小売α
小売β
(部分買取) (部分買取)
B風力
(全量買取)
C風力
(全量買取)
個別に発電計画の入力が必要であるため
部分買取している場合は集約できません
2.集約申請フロー(1)
13
集約・計画入力コードの専用申込書を添付して、マスターデータ申請を行ってください。
✔ 集約・計画入力コードの専用申込書は広域機関HPよりダウンロードしてください。
✔ マスターデータ申請は広域機関HPで公表している「マスターデータ登録のお願い」を
参照願います。
✔ 申請者は、計画値同時同量は発電契約者、実同時同量は契約者となります。
例:集約コード設定(新規)申込書
対象供給区域:中部、四国、沖縄
 申込書にて集約・計画入力コードに含まれている
“系統コード(電源)の内訳”を管理します。
 申込書は広域機関HPよりダウンロード願います。
集約コード設定(新規)申込書
【FIT特例①(太陽光・風力)】
申請年月日
申請番号(広域機関システムWeb画面参照)
適用開始日
2016年2月10日
00315100800002
2016年4月1日
※広域機関システム運用開始までは申請番号は不要です。
申請者情報
フリガナ
氏名
郵便番号
所在地
連 会社名
絡 所属・役職
先 電話番号
FAX番号
E-mailアドレス
コウイキ タロウ
広域 太郎
135-0061
東京都江東区豊洲6-2-15
電力広域的運営推進機関
運用部 連系線管理グループ
03-6632-0906
03-3520-8713
[email protected]
新規
①広域機関HPより集約申込書をダウンロード
※申請内容の「発電所マスター」部分は、発電所マスターの申請内容と同内容を記載してください。
申請内容
電源種別
FIT特例制度①対象
代表(所属)事業者名
発
代表(所属)事業者コード
電
所
電源所属エリア名
マ
同時最大受電電力[kW]
ス
タ
集約コード(系統コード)
ー
集約名(発電所名)
1
3XXX1
太陽光
対象
電力広域的運営推進機関
4XXX3
東京
999,999,999 ※計画入力用のため、最大値を入力
3XXXX ※一般送配電事業者が入力
広域機関東京FIT特例1(太陽光)
2
3
4
5
3XXX2
3XXX3
②広域機関へ発電所マスターデータ申請、集約申込書を送付
備考
③集約・計画入力コードは、発電所マスターデータ登録完了
通知及び集約申込書にコードを記載してお知らせします
電源の内訳
(系統コード)
電源の内訳などに変更がある場合
変更・削除
注1)部分買取や発電地点別の発電計画が必要な場合は、当該発電所を集約することはできません。
注2)集約する電源数が多い場合は、同等の様式を別紙として添付をお願いします。
④広域機関へ発電所マスターデータの変更申請(電源の内訳
など)及び集約申込書(変更・削除)を申請
2.集約申請フロー(2)
14
(1)広域機関システム計画受付開始(2月22日)以前
事業者様
広域機関
一般送配電事業者
広域機関ホームページ
申請書ダウンロード
申請書
①発電所マスター
②集約コードまたは計画入力コード
①発電所マスター申請
②集約コード申請
(計画入力コード)
メール
受付・コード発行依頼
受付
申請書
①発電所マスター
②集約コードまたは計画入力コード
コード発行
メール
マスター登録完了通知
マスター登録
申請書(※系統コードを記載してメール送付します)
①発電所マスター
②集約コードまたは計画入力コード
2.集約申請フロー(3)
15
(2)広域機関システム計画受付開始(2月22日)以降
事業者様
広域機関
一般送配電事業者
広域機関ホームページ
申請書ダウンロード
集約コードまたは
計画入力コード申請書
Web画面
①発電所マスター申請
②集約コード申請
(計画入力コード)
受付・コード発行依頼
受付
ボタン
発電所マスター
メール
集約コードまたは
計画入力コード申請書
コード発行
自動メール
マスター登録完了通知
マスター登録
メール
集約コードまたは計画入力コード申請書
(※系統コードを記載してメール送付します)
3.発電所マスターデータ記載方法(1)
発電所マスター
No
入力者
16
事業者様
広域機関
一般電気事業者
項目名
内容
1
系統コード
一般送配電事業者が指定する系統コード(集約コードまたは計画入力コード)
2
電源所属エリア名
電源の所属エリア(北海道/東北/東京/中部/北陸/関西/中国/四国/九州/沖縄)
3
電源種別
電源の種別(非調整電源/FIT特例1/FIT特例2)
4
電圧種別
集約・計画入力コードの場合に以下の電圧種別を選択してください
・FIT特例①BG(太陽光、風力)
:「特別高圧」
・FIT特例①BG(水力・地熱・バイオマス):「高圧」
5
契約開始日
システム上「2016/04/01」を設定していますので変更しないでください
6
適用開始日
システム上「2016/04/01」を設定していますので変更しないでください
7
適用終了日
No.1の系統コードの使用終了年月日(終了予定が無い場合は入力不要)
8
同時最大受電電力
・FIT特例①BG(太陽光、風力)
:最大値「999,999,999」を入力してください
・FIT特例①BG(水力・地熱・バイオマス):
供給区域(沖縄)⇒契約上の同時最大受電電力の集約した発電所の合計値を入力
してください
供給区域(四国)⇒最大値「999,999,999」を入力してください
9
発電所名
集約コード名または計画入力コード名
例:広域東京FIT特例1PV
10
発電所名略称
集約コード名または計画入力コード名
例:広域東京F1PV
11
代表事業者コード
・計画値同時同量:発電契約者の事業者コード
・実同時同量:契約者の事業者コード
3.発電所マスターデータ記載方法(2)
発電所マスター
入力者
事業者様
17
広域機関
一般電気事業者
No
項目名
内容
12
代表事業者名称
No.11の事業者名
13
郵便番号
No.9に含まれる発電所の所在地の郵便番号(1発電所を自由に選択してください)
14
住所
No.9に含まれる発電所の所在地(1発電所を自由に選択してください)
15
連絡者氏名
No.11の連絡者名
16
連絡者所属
No.11の所属
17
連絡者電話番号
No.11の電話番号
18
連絡者FAX番号
No.11のFAX番号
19
連絡者メール
No.11のメールアドレス
20
所属事業者コード
No.11と同じ事業者コード
21
所属事業者名称
No.11と同じ事業者名
18
Ⅳ.発電所マスターデータ変更申請の方法
1.発電所マスターデータの変更申請(1)
19
同時最大受電電力の変更のための発電所マスターデータの変更申請方法は、広域機関のHP公表
資料「マスターデータ登録のお願い」及び「別冊(マスターデータ項目一覧)」を参照して申
請してください。
【参考】翌日発電計画における発電計画値と同時最大受電電力の整合性チェックイメージ
ステータス1
系統コード
発電
計画
G1
G2
G3
太陽光
太陽光
太陽光
BG計
発電計画で1番左端の系統コードに計画を入力
発電所マスター
系統コード
BG計
発電地点における
契約上の同時最大受電電力
G1太陽光
ステータス2
発電
計画
一括入力値(一般送配電事業者が入力)
G1
G2
G3
太陽光
太陽光
太陽光
一括
入力値
5,000kW
同時最大受電電力(kW)
1,000
一般送配電事業者が一括入力値を「5,000」kWと設定
ステータス3
系統コード
発電
計画
BG計
G1
G2
G3
太陽光
太陽光
太陽光
G1
計画値
5,000kW
G1
計画値
0kW
G1
計画値
0kW
翌日発電計画の提出
小売電気事業者で一括入力値の配分を行わず、そのまま
翌日発電計画が提出されると、整合性エラーとなります
G1太陽光の同時最大受電電力の超過 1,000kW<5,000kW NG
G1の同時最大受電電力を代表させる発電所の同時最大受電電力
の合計値に変更することが可能です
1.発電所マスターデータの変更申請(2)
20
供給区域が東北・東京・九州で、代表させる発電地点の系統コードの発電所マスターデータの
同時最大受電電力の変更申請を希望される場合は、以下に従い入力してください。
発電所マスター
No
4
8
項目名
内容
電圧種別
発電所毎の電圧種別(低圧/高圧/特別高圧)を入力してください
同時最大受電電力
・FIT特例①BG(太陽光、風力):代表させる発電所の同時最大受電電力の合計値を入力して
ください
低圧群コードで代表させる場合、低圧群コードの同時最大
受電電力は「999,999,999」が設定されています
※上表以外の入力項目はP16・P17をご参照ください。