新大分県農林水産業振興計画(素案)に対する県民意見の募集結果 項目 経営体の経営力強化 ご意見の概要 ●花きは労働力が必要な時期が限られているため、周年で雇用する ことができず雇用の確保に困っています。現在、雇用している人材 も高齢化でいつまで続くか分かりません。経営安定のため、規模拡 大を検討していますが、厳しい状況にあります。部会でもよく話題 となるので、是非、品目を超えた人材確保の取組を県主導で実施し て欲しいと思います。 地域の労働力の確保 県の考え方及び反映状況 ●面積拡大が進み、年間売上が1億円を超す農家が増加すると思われ 消費者のライフスタイルの変化やグローバル化など変化する社会情勢に即応できる経営体の育成 ます。そのため、経営力を強化する必要があると思います。 が必要と考えています。また、本県は中山間地域が多く、規模拡大が進んでいないことから経営力 を強化する取組が必要です。そのため、効率的で安定的な力強い経営体の育成に取り組んでいきま ●リース団地の取り組みを今以上に進めて欲しいです。また、野菜 す。 産地を継承する生産者を育成してもらいたいと思います。また、戦 県民の皆様から頂いた御意見を踏まえ、下記のとおり明記し取り組むこととしています。 略品目については、市場や仲卸、小売りと連携した販売、生産体制 の構築が必要と思います。 【関連項目】 Ⅰ-1❶経営の高次化の推進(P11) ●強い農業とは、規模拡大によってコストダウンすれば良いという ・大規模リース団地の整備や果樹園地流動化などによる園芸経営体の規模拡大 のは間違いで、コストダウンする努力が重要だと思います。 ・集落営農法人や参入企業などが連携したネットワークにより地域農業を支える仕組みづくり ・計画的な事業地の確保や高性能林業機械の活用などによる認定林業事業体の木材生産の効率化 ●生産性の高い認定林業事業体を育成する内容を強く記述してほし ・養殖業における協業化や複合養殖の推進 いと思います。認定林業事業体の組織化や相互の資質向上をするべ Ⅰ-1❷農地の集積、大区画化(P12) きと思います。 ・「 人・農地プラン」による地域の中心となる担い手と農地利用方法の明確化 ・農地中間管理事業などを活用した農地の集積・集約化 ●農業法人数の目標が倍以上となっていますが、既存農家や新規就 ・水田の大区画化や地下水位制御システムの整備、高性能機械の導入などによる効率化 農者、農地などとのバランスを考慮しているのでしょうか?地域で ・地域で作成する「水田フル活用ビジョン」に基づく飼料用米や麦・大豆、園芸品目の導入・ は、法人の参入により農地が減少し、新規就農者の農地確保が困難 拡大などによる水田フル活用の推進 となっています。法人の参入は、遊休農地や耕作放棄地の解消に Ⅰ-1❼経営診断指導による経営力の強化(P12) とって重要だと思いますが、地域住民との間でトラブルもありま ・中小企業診断士などの専門家を活用した経営分析、流通や労務管理に関する研修などによる経 す。 営力の強化 Ⅲ-1❶経営体の育成と法人化(P46) ・認定林業事業体の組織化や合同研修などによる技術力や経営力の底上げ 農山漁村の過疎化・高齢化の進展により、収穫・調製作業を担う労働力の確保が課題となってい ます。そのため、地域が一体となって労働力を融通するシステムの構築が急務であると考えていま す。また、軽作業化システムの開発・改良にも取り組んでいきます。 県民の皆様から頂いた御意見を踏まえ、下記のとおり明記し取り組むこととしています。 【関連項目】 Ⅰ-1❹分業化による経営効率の向上(P12) ・種苗生産や出荷調製などの工程の分業化による効率的な園芸産地づくり ・畜産における後継牛預託システムやキャトルブリーディングステーションなどによる飼養管理 の効率化 Ⅰ-1❺労働力調整システムの構築(P12) ・産地間や営農組織間で相互に労働力を活用する効率的な生産体制の構築 ・作業受託を専門とする組織の育成 ・福祉事業者やNPO法人などと連携した管理・収穫作業などの労働力確保 項目 ご意見の概要 ●新規就農者の確保については、これまでの積極的な取組によっ て、新規就農者数の増加等の成果が上がっています。今後は、新規 就農者の確保と併せて、就農後のフォローアップが大事と思いま す。経営力強化のための研修や、認定新規就農者のネットワーク化 等といった取組を充実して欲しいと思います。 ●当市では、園芸品目の基礎技術等を習得し、直売所等へ出荷する 生産者を育成するためアグリチャレンジスクールを開設していま す。このような取組を参考にして担い手の育成を図って欲しいと思 います。 ●現在の高齢者がリタイヤや生産縮小することを想定して、危機的 状況を深刻に受け止めなければならないと思います。今後、リタイ 新規就業者の確保・育成 ヤする生産者を考慮すると農業者を毎年300人以上の新規就農者や 後継者を確保する必要があります。新規就農者については、農業に 興味がある人は増加しているので集め方をしっかりと行って欲しい と思います。 ●ブドウに新規参入する場合、技術的にも資金的にもハードルが高 いと思います。新植から経済樹齢まで数年かかることから、経営が 安定するまでに相当な苦労が必要です。 県の考え方及び反映状況 本格的な人口減少社会の到来を迎え、新規就業者の確保は、最重要課題の1つであると考えてい ます。特に、県出身者や都市部からのUIJターンなどの確保に取り組むとともに後継者対策にもチャ レンジしていきます。 県民の皆様から頂いた御意見を踏まえ、下記のとおり明記し取り組むこととしています。 【関連する項目】 Ⅰ-2❶新規就業者の確保・育成(P13) ・就農学校やファーマーズスクール、長期林業研修、漁業学校などの研修制度の拡充 ・農業大学校における農業系大学や参入企業と連携した人材の育成 ・産地の担い手としての経営改善計画など経営目標の樹立支援 ・経営感覚の醸成に向けた消費者・実需者ニーズを捉えた流通や販売などのマーケット研修の 実施 Ⅰ-2❷UIJターンの喚起(P14) ・市町村や団体と連携した県内外での就業相談会やセミナーの実施 ・県出身の県外在住学生に対する地域情報や就業支援制度などの情報発信 ・NPO法人などと連携した就業者の確保・支援活動の強化 ・農業大学校での基礎技術を学ぶ農業実践研修や農業体験の実施 Ⅲ-1❺農業大学校などでの人材の育成(P46) ・農業大学校の講座や研修の充実・高度化による地域の期待に応える人材の育成 ●農大などで、地域リーダーの育成、移住者や新規就農者の確保・ 育成などの人材育成ができないでしょうか? ●農業のリーダーは60歳代が中心で、次の世代が育っていません。 地域の未来を担う力強い経営体の育成も重要だと考えています。新規就業者の手本となるような 現在60歳代の農業者が働けなくなると、労働力が一気に減少し、半 経営体の育成にも取り組んでいきます。 分になります。産地を維持していくには、後継者と新規栽培者の確 県民の皆様から頂いた御意見を踏まえ、下記のとおり明記し取り組むこととしています。 保が必要だと思います。 【関連する項目】 ●高齢化などによって離農する農家も多いことから、その農地をス Ⅰ-2❶新規就業者の確保・育成(P14) ムーズに新規就農者に継承できるシステム化を望みます。 ・地域における農地や施設などの情報収集とマッチングによる第3者継承の推進 ・規模拡大や生産性向上などの経営発展支援による親元就農の促進 後継者が残る経営体の育 ●後継者が残る経営をしていくことが重要です。しかし、後継者は Ⅰ-2❹若者に魅力ある就業形態の構築(P14) 成 親の背中を見て育っているため、農業収入=手間賃という意識が強 ・生産技術のマニュアル化や労働負担の大きい作業の機械化などによる働きやすい環境の整備 く、さらに、休みがないため、敬遠されているのが実態です。しっ Ⅲ-1❹産地をマネジメントする若手リーダーの育成(P46) かりとした経営を確立していく必要があります。 ・青年農業者や青年漁業者のプロジェクト活動などによる技術力・経営力の養成 ●後継者については、リタイヤする人を事前に把握してスムーズに 経営スライドができるシステムを構築する必要があると思います。 項目 ご意見の概要 ●TPPによって産地が衰退する可能性がありますが、逆に輸出によ る産地の活性化も可能性があると思います。そのためにはGAPの 取得が必要となります。グローバル化に対応した環境づくりに取り 組む必要があると思います。 輸出を後押しする認証制 度の推進 ●国内の競争だけではなく、海外にも目を向けるべきと思います。 国内市場では多少の変動はあっても安定してしまっている。大きく 拡大し、海外で飛躍する可能性を目指すべきではないでしょうか。 ●ぶどうが新たな戦略品目となり大変期待しています。6次産業化 に対する取組の記述がないように思うので是非記載してください。 県の考え方及び反映状況 世界の食関連市場が拡大する中、積極的に海外のマーケットを獲得する取組も必要と考えていま す。 県民の皆様から頂いた御意見を踏まえ、下記のとおり明記し取り組むこととしています。 【関連項目】 Ⅰ-3❶新規輸出国の開拓(P15) ・戦略的に輸出拡大に取り組む「輸出戦略品目」の選定 ・関係団体と一体となった輸出国の開拓や百貨店・量販店などを拠点とした販売活動の強化 ・商社との連携や物流ネットワークの活用などによる販路開拓 Ⅰ-3❷生産技術や貯蔵・加工・出荷体制の構築(P16) ・輸出国の残留農薬や医薬品使用などの検疫基準に適合する生産体制の確立 ・グローバルGAPや水産エコラベルなどの海外で通用する認証の取得拡大 ・輸出規制に対応したHACCP認証などを取得可能な加工施設の整備促進 Ⅰ-3❹輸出にチャレンジする経営体・関係団体の育成(P16) ・新たに輸出に取り組む経営体への優良事例の紹介や商品開発などに対する支援の充実 ・新たに輸出に取り組む経営体や加工業者などを対象とした輸出研修会やテスト販売などの実施 ライフスタイルの変化などにより、食品の最終消費形態の約8割が加工品や外食となっています。 そのため、消費者や実需者からのニーズに対応し、食品加工業者等と連携した商品づくり、産地づ くりに取り組んでいきます。 ●白ねぎの収穫量は7,000t程度ありますが、出荷できないねぎが1割 県民の皆様から頂いた御意見を踏まえ、下記のとおり明記し取り組むこととしています。 発生した場合、700t程度を加工・業務用に利用できるのではないで しょうか?地域で出荷できないねぎを集めて加工等で付加価値をつ 【関連項目】 けて販売する取組や加工施設の建設等に対し支援して欲しいと思い Ⅰ-4❶食品産業などのニーズに対応した生産体制の強化(P17) 6次産業化への取組推進 ます。 ・加工・業務用ニーズの把握と農林水産業者とのマッチングによる新たな産地づくり ・食品産業が求める安全性や衛生管理などに対応する生産・出荷体制の構築 Ⅰ-4❷新たな商品開発や販路拡大(P17) ・6次産業化にチャレンジする農林水産業者やスキルアップを目指す加工グループを対象とした新 商品開発研修や施設整備の推進 ・新商品の開発や生産拡大に向けた加工・貯蔵施設などの整備 項目 ご意見の概要 ●生産性の高い農林水産業を実現する取組を記載して欲しいと思い ます。果樹で生産基盤を進める施策を盛り込んでもらいたいと思い ます。 県の考え方及び反映状況 「The・おおいた」ブランドを確立するためには、生産性を高め、効率的で安定した生産体制の構 築が必要です。併せて、特徴ある商品づくりやPR活動に加え、消費者ニーズへの迅速な対応が必要 と考えています。 県民の皆様から頂いた御意見を踏まえ、下記のとおり明記し取り組むこととしています。 ●畜産業の衰退が懸念されるので増頭などの対策を講じて欲しいと 思います。 【関連項目】 Ⅱ-1-②❶県内外へ向けたPRの強化(P23) ●大分県オリジナル品種の育成と商標登録を進めてもらえないで ・野菜ソムリエや日本茶インストラクター、大分乾しいたけ食の伝道師などを活用した消費者目 しょうか? 線の情報発信 Ⅱ-1-②❸地産地消の推進(P24) ●安心、安全な食品の確保が必要だと思います。 ・県産農林水産物を活用した料理教室や商品開発コンテストの開催、料理レシピの公募などの消 費者参加型の取組推進 ●輸入品の増大に対抗するためGAPの取得が必要になると思いま Ⅱ-2産地間競争に勝ち抜く生産力の強化(P25~40) す。 ・定植から収穫までの機械化一貫体系の導入による露地野菜産地の拡大 ・果樹の早期成園化技術の普及や園地流動化などによる規模拡大の推進 ●コントラクターの育成が進んでいますが、相当量の粗飼料が県外 ・肥育牛預託貸付制度によるおおいた豊後牛の増頭の推進 The・おおいたブランド に流通しているのが実情です。県産粗飼料の県内流通を一層進めて ・優秀な遺伝子を有する受精卵の移植やSCD遺伝子型を活用した牛群改良などによるおおいた豊 もらいたいと思います。 後牛の品質向上 の確立 ・農地の集積・集約化による経営規模の拡大やほ場の大区画化、畦畔緑化などによる生産コスト ●生産者と消費者の距離をもっと縮めて欲しいと思います。また、 の大幅な削減 栄養士との連携によって生産者独自のレシピを広くPRすることがで ・森林GISの活用による適正な森林管理や計画的な木材生産の推進 きることにつながると思います。 ・作業道や人工ほだ場の整備、機械化などによる原木しいたけ生産の省力化・効率化の推進 ・ブリとヒラマサの複合養殖によるブリ類の周年出荷体制の確立 ●きのこ類について、基本方針に「省力化、効率化を進める」とあ Ⅱ-3❶「安心いちばんおおいた産農産物認証制度」などの普及・定着(P41) りますが、具体的に何をやっていくのでしょうか。例えばアシスト ・「安心いちばんおおいた産農産物認証制度」の生産者への普及・定着と消費者への認知度向上 スーツや伐採機械などが活用できないでしょうか? Ⅱ-3❷安全・安心の見える化(P42) ・JGAPやグローバルGAPなどの取得促進 ・流通拠点施設や加工施設におけるHACCPなどの導入促進 Ⅲ-3❷低コスト生産技術の確立(P49) ・アシストスーツや下刈りロボットなど作業負担を軽減する技術の開発・改良 Ⅲ-3❸新品種・魚種の開発、導入(P49) ・県オリジナル品種や新技術など「知的財産」の取得による県産農林水産物の競争力強化 ・育種改良選抜によるスーパー種雄牛の造成 ●今回、新たに「茶」が戦略品目になり感謝と期待しています。茶 については、ドリンク茶とリーフ茶に2極化していますが、リーフ茶 が売れなくなって困っています。何か手を打たないと茶の生産者は さらに少なくなります。 ●県産のお茶(農産品)をもっと県民に使ってもらえるような「地 産地消」の施策が弱いと思います。 消費拡大など地産地消の 推進 ●地産地消の推進や直売所の強化について取組を進めて欲しいと思 います。 ペットボトルなどの飲料商品が拡大していることから、ドリンク茶(ペットボトル用茶)の生産 を拡大していきます。一方、家庭における茶の消費が減少する中、リーフ茶(急須で淹れる茶)の 品質向上・消費拡大に取り組みます。 また、県内には直売所が242箇所あり、売上高は140億円を超えており、地産地消の更なる取組の 強化が必要と考えています。また、観光業との連携にも取り組んでいきます。 県民の皆様から頂いた御意見を踏まえ、下記のとおり明記し取り組むこととしています。 【関連項目】 Ⅱ-1-②❶県内外へ向けたPRの強化(P23) ・野菜ソムリエや日本茶インストラクター、大分乾しいたけ食の伝道師などを活用した消費者目 線の情報発信 Ⅱ-1-②❷直売所の魅力の強化(P24) ・直売所での朝市やイベントの開催などによる生産者と消費者との交流促進 Ⅱ-2-④❶戦略品目の生産力の強化(P32) ・加工施設の整備による消費者ニーズに対応したティーバックや粉末茶など新たな需要拡大 項目 帰農者の確保 ご意見の概要 ●この危機的状況をチャンスにするには、定住促進などの施策との 連携が必要と思います。例えば、「社長になって子どもを伸び伸び と何人でも育てられる大分県」といったキャッチコピーで政策を進 める。農業で生計が立てられるようにバックアップをして成功事例 を作っていく。若者が移住してくる政策や農業経営が成功するため の手助けなど全国に先駆けた政策が必要だと思います。 ●農業地域の衰退を防ぐため、都市部でリタイヤした人を帰省して 育成してはどうでしょうか。 ●少子高齢化社会を迎え、急激に人口が減り農業労働力の減少は避 けて通れない課題と思います。耕作放棄地はより一層拡大するた め、農地中間管理事業に柔軟性を持たせた農地流動化が図られる対 策を講ずる必要があると思います。 県の考え方及び反映状況 田園回帰や移住の動きが高まっています。そのため、地域での受け皿や活躍の場を地域全体で構 築していきます。 県民の皆様から頂いた御意見を踏まえ、下記のとおり明記し取り組むこととしています。 【関連項目】 Ⅲ-2❶移住者や帰農者の拡大(P47) ・集落出身者に対する共同作業や集落行事などへの参加促進を通じた帰郷の推進 ・移住希望者などに向けた都市部での定期的な就業相談会等の実施 ・移住者などを受け入れるための農地の確保や生活環境の整備 Ⅲ-2❷アクティブシニアなどの活躍による地域力強化(P47) ・アクティブシニアが有するネットワークや知見を活かした地域資源の掘り起こしや商品づくり 高齢化が進み、耕作放棄地の拡大が危惧されます。生産基盤の整備による遊休農地の活用を進め ていきます。 県民の皆様から頂いた御意見を踏まえ、下記のとおり明記し取り組むこととしています。 【関連項目】 Ⅰ-1❷農地の集積、大区画化(P12) ・農地中間管理事業などを活用した農地の集積・集約化 ・水田の大区画化や地下水位制御システムの整備、高性能機械の導入などによる効率化 Ⅳ-2❹耕作放棄地の活用促進(P56) ・耕作希望者による遊休農地の有効活用に向けた情報提供と再生整備の推進 耕作放棄地や遊休農地の 活用 ●「中山間地域の特性を活かした付加価値の高い産品」とは何で しょうか?高齢化が急速に進む中山間地域で栽培が可能なのでしょ うか? ●戦略品目の見直しで品目が増加しましたが、地域で盛んに栽培さ れている地域限定品目や戦略品目に準ずる品目を別途設けることは ないでしょうか? 中山間地域の特性を活か ●園芸戦略品目は増えていますが、水田の活用を誘導するため、露 した産地づくり 地野菜について記載してもらえないでしょうか? ●国の予算が、大規模化や低コスト化などの対策に集中する中で、 「担い手不在集落の営農を支える仕組みづくり」を是非お願いしま す。 本県は、約7割が中山間地域であるため、地理的条件に応じた産地を形成することが重要であると 考えています。そのため、戦略品目の競争力強化に加え、地域の特産品についても地域特性を活か した産地づくりに取り組んでいきます。 県民の皆様から頂いた御意見を踏まえ、下記のとおり明記し取り組むこととしています。 【関連項目】 Ⅱ-2-①❷効率的な生産体制の構築(P26) ・農地集積や水田の畑地化などの生産基盤整備による大規模露地野菜産地の育成 Ⅱ-2-④❷多様な品目の推進(P32) ・シチトウイやサフラン、そばなど地域固有品目の栽培支援 ・薬草・薬木の栽培適性試験に基づくマニュアル作成などによる新たな産地育成 Ⅳ-2❶中山間地域の生産活動の活性化(P55) ・地形や気候などを活かしたサフランやわさびなどの付加価値の高い産品づくり ・実需者が求める農山漁村に潜在する資源の商品化 ・担い手不在集落の営農を域外の経営体が支える仕組みづくり ●大規模経営だけでなく家族経営に対しても目を向けた計画をお願 いします。 自然環境対策 ●海の環境保全関連について項目立てをして欲しいです。新たに漂 流ゴミ、海底ゴミ、干潟、定期調査などの項目を明記してもらいた いと思います。 農林水産業の生産活動には、大分県の豊かな自然環境を保全・継承する役割があると考えていま す。農林水産業者と一体となって自然環境に配慮した生産活動に取り組んでいきます。 県民の皆様から頂いた御意見を踏まえ、下記のとおり明記し取り組むこととしています。 ●ブリを養殖に対する有害生物(クラゲ、クドア、ナルトビエイ) の除去について記入して欲しいです。また、流木などのゴミ対策を 記載してもらいたいと思います。 【関連項目】 Ⅲ-3❹気象変動などへの対応強化(P49) ・台風や大雨時に発生する流木や漂流物などの迅速な回収・廃棄 Ⅳ-2❻豊かな海域の保全・継承(P56) ・藻場や干潟などの保全・再生による豊かな沿岸環境の整備 ・海底の堆積物除去・耕うんによる漁場環境の改善 ・漁業活動に影響を与える有害生物などへの対策の強化
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