パンフレット - 政策研究大学院大学

TRAINING 2016
TRAINING 2016
政策研 究 大 学 院 大 学・総 務 省 自 治 大 学 校 連 携
医療政策短期特別研修
■ 研修実施期間
2016年7月25日(月)∼ 8月12日(金)
■ 研修場所
主に、政策研究大学院大学(東京都港区六本木)において行います。
■ 定員
30名(自治体職員約25名、シンクタンク職員等約5名)
■ 受講費用
100,000円(税込)
(予定)
■ 出願期日
出願期間 2016年3月7日(月)∼ 4月28日(木)
政 策 研 究 大 学 院 大 学・総 務 省 自 治 大 学 校 連 携
医療政策短期特別研修
2 0 16 年 度
選考結果連絡 2016年5月31日(火)頃
■ 出願方法
所定の申請書類のほかに、所属機関の長の推薦状等が必要です。
出願資格や必要書類等については、募集要項をご覧ください。
HPでもご覧いただけます。
(http://www3.grips.ac.jp/~healthcarepolicy/)
■ 問い合わせ先
政策研究大学院大学 医療政策コース
コースディレクター・教授:島崎 謙治 特任准教授:星田 淳也 事務局職員:橋本 亜伊子
[住所]
〒106-8677 東京都港区六本木7-22-1
[Eメール] [email protected]
[電話]
03-6439-6333
(直通) [FAX] 03-6439-6334
2015 年度医療政策短期特別研修生の声
千葉県健康福祉部 初めて健康福祉部に配属された年の受講でしたが、
早い段階でこの研修を受けられたことは大変幸運だった
健康福祉政策課
と思います。
日本の医療制度と政策について、
歴史や最新の動向まで幅広い講義が体系的に展開され、
その全
今後業務や勉強にあたっていくうえでの指針となりました。
その中でも特に、
フリーアク
青 山 貴 顕 体像を学ぶことができ、
セス、
民間中心の医療供給体制等の日本の医療制度の特徴を歴史的な背景から学ぶことが、
今日の医療政策
を理解するうえで大変重要であることに気づくことができました。
先進地区の実地見学では、
まさに百聞は一見
に如かずで、
現場の雰囲気を肌で感じ、
担当者の話を直接聞くことで、
これまでの漠然としたイメージが具体的
なものとなりました。
講師陣は、
各分野の第一線で活躍されている著名な方ばかりで、
多くの講師陣の講義を短期間に一気に受講
できたことは大変ありがたかったと思います。
また、
研修を通じて培った全国から集まった自治体や関係団体の
同期研修生の皆様との絆も貴重な財産です。
この研修で学んだことを土台にして、
これからの業務に取り組ん
でいきたいと思っています。
本当に濃密な3週間でした。
ありがとうございました。
大津市役所健康保険部 保健所保健総務課
企画総務グループ
(兼)長寿政策課
地域包括ケア推進室
地域包括ケアシステムの構築を進めるにあたり、
市町村ではこれまで直接的な関わりの薄かった医療政策、
特に在宅医療に主体的に取り組むことが求められています。
また、
大津市
(中核市)
は単独で二次医療圏を構成
しているため、
県型保健所がなく県と直接連携し医療提供体制の整備を進めていくことになります。
そうした中、
私自身はこれまで市保健師としての地域保健活動の実践が中心で、
医療政策の全体像が見えず
坂口 和代 戸惑っていました。
しかし、
この研修を受ける機会をいただき、
医療政策の動向や今後の課題・展望について、
実
際に政策立案に関わっている行政官や医療現場の第一線で活躍されている先生方の講義を聴き非常に刺激を
受けました。
この研修では、
政策論と実践論の講義がバランスよく構成されており、
現場経験中心の私には今ま
での経験とリンクさせながら聞くことができ、
さらに今後の実践における課題も見出すことができました。
また、
研修を通して交流した受講生のつながりも貴重な財産となりました。
今後は、この学びを活かして自らの組織や地域において共に協力し合えるネットワークを構築して医療提供体制の整
備に取り組んでいきたいと考えています。貴重な機会をいただいた先生方、受講生、職場の皆様に大変感謝しております。
総務省自治大学校
Local Autonomy College
TRAINING 2016
政策研究大学院大学・総 務 省 自 治 大 学 校 連 携
医療政策短期特別研修
■ 研修の趣旨・目的
■ 医 療 政 策 短 期 特 別 研 修のカリキュラムの概要(2015 年度)
2015年度の時間割、講義講師の一覧はHPでご覧いただけます。http://www3.grips.ac.jp/~healthcarepolicy/
未曾有の超高齢社会への対応はわが国喫緊の課題であり、医療はその重要な柱の1つです。その
研修課目
時限数
日本の医療政策(介護政策を含む)の変遷
5
ちづくり”まで視野に入れた総合的・戦略的な政策展開を図ることです。
そのためには、国はもとより自治体においても、高い見識、
診療報酬制度と政策
1
総合的な企画能力、強いリーダシップと調整能力を有する優秀な人材の育成が不可欠です。本研修は自治体職員等を対象とする3
介護報酬制度と政策
1
週間の短期研修ですが、通り一遍の講義ではなく、演習等も組み合わせながら、超高齢社会と医療問題の本質の把握、国の政策の
医療政策の理念・展望・課題等
2
人口推計の手法
1
老年学から見た高齢者の特性 1
認知症の実態・対応及び政策課題
1
地域医療提供体制と医療計画論
1
介護保険制度と介護保険事業計画 1
疾病予防とデータヘルス計画
1
高齢社会における住宅政策 1
課長・主幹など若手幹部クラスを想定していますが、積極的な学習意欲と高い企画・立案能力を有し、将来当該自治体の医療
医療費適正化計画
1
政策を担うことが期待できる者であれば、年齢・役職は問いません。なお、本研修の主たる対象者は自治体職員ですが、
シンク
国民健康保険をめぐる動向
1
医療に関する各種調査データ
1
疾病構造・医療資源(医師数等)の将来推計方法
1
DPCおよびレセプトデータの活用方法
1
在宅医療の実践と展望
1
病院経営の課題と今後の方向性
1
研修生には研修開始前に一定の予習(研修生が属する自治体の医療計画や参考図書を読むこと等)をしていただくほか、研
公立病院改革と地域医療の方向
1
修開始時に問題意識の発表、研修修了前に研修成果の発表を行っていただきます。
新公立病院改革と新たな財政措置
1
全日本病院協会の医療政策ビジョンと自治体への期待
1
現場での疾病予防活動について
1
医療需要予測と医療改革
1
看護政策・訪問看護
1
長野県の保険医療について
1
北海道の医療・介護提供体制の現状と課題
1
大学病院(急性期病院)の改革
1
飯伊地区包括医療協議会の取組
1
寿都における家庭医の実践
1
先駆的な地域連携事例
1
その他特別講義等
3
具体的な問題事例を通じ、原因の分析・政策課題の抽出、解決方策の企画立案
2
(2)
テーマ別グループ討議
受講生の関心事項等を踏まえテーマを設定しグループ討議
2
(3)実地見学(9)
柏市(医療等の総合的・計画的整備)
4
(プレ講義及び現地の関係者との討議を含む)
和光市(介護保険のモデル)
5
(4)個別発表(5)
研修当初に受講生が問題意識を約5分で発表 2
研修末期に受講生が研修成果を約15分でプレゼンテーション
3
ガイダンス 1
修了式
1
際重要なことは、
狭義の医療に限定せず、
保健・介護・福祉・住宅・就労などの関連領域さらには“ま
Ⅰ.講義(38) 総論(12)
(1)医療政策概論(9)
(2)人口構造の変容と
政策課題(3)
変遷・理念・課題、
具体的な政策展開の方法等につき体系的な研修を行います。
また、
地域医療構想の策定、
地域包括ケアの推進、
国
民健康保険法の改正など医療制度改革が矢継ぎ早に進められていますが、本研修ではこうした政策課題への対応についても講義
します。
なお、
この研修は、
厚生労働省及び総務省の協力の下に政策研究大学院大学と自治大学校が連携して実施するものであり、
研修の講師は、
医療政策を専門とする大学教授・研究者や第一線でご活躍の医療関係者のほか、
中央官庁の幹部職員が務めます。
■ 研修の対象者
各論(26) (1)計画・政策論(6)
医療政策の総合的な企画立案を担う都道府県又は市町村の職員を対象とします。現職が医療
関連部門であるかどうかは問いません(企画・総務・財務部門等の職員も歓迎します)。役職は
(2)医療の分析手法と
活用方法(3)
タンクや医療関係団体等の職員も対象とします。
■ 研修の内容・進め方
本研修は、医療政策のポイントを押さえた講義と、事例演習、グループ討議、実地見学などの
(3 )政策展開の
方法・実践(17)
演習を組み合わせ、3週間という短期間で高度な医療政策の企画立案能力を修得できるよう、
体系的なカリキュラムを用意しています。なお、本研修は、研修生の自己研鑽や問題発見能力の向上も重視していますので、
医療政策の企画立案に必要な課目を用意した体系的なカリキュラム
[各論]
❶医療供給制度と医療計画論、介護保険事業計画論等の計画・政策論
❷レセプトや DPC データを用いた地域医療の分析・活用方法
❸ネットワーク化論、在宅医療の展開、公立病院改革等の政策展開の方法・実践論等
医 療 政 策 の 企 画・立 案 能 力 の 向 上
❶事例演習 具体的な問題事例を通じ、原因の分析・政策課題の抽出、解決方策の企画立案
演 習
❷テーマ別グループ討議 受講生の関心事項等を踏まえテーマを設定しグループ討議
❸実地見学 柏市(医療等の総合的・計画的整備)
和光市(介護保険のモデル)
❹個別発表 研修当初に受講生が問題意識を約5分で発表
研修成果発表
予習および問題意識の発表
講 義
[総論]
❶医療政策概論
❷人口構造の変容と政策課題
Ⅱ.演習(18)
(1)事例演習
Ⅲ.その他(2)
研修末期に受講生が研修成果を約15分で
合計
プレゼンテーション
(注)
1時限は90分。
講義は1日当たり原則として4∼5時限。
実地見学は1日
(現地集合・現地解散)
。
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