詳細説明 - 星技術研究所

CutPRO V11
MODAL のカーブフィット によるモーダルパラメータの計算
星技術研究所、平成 27 年 5 月
1.
概説
MODAL は基本的にカーブフィットのソフトウエアにより、コンプライアンス動
特性 FRF のモーダル解析を行い、モーダルパラメータを求めるソフトウエアで
す。
モーダルパラメータとは、一つの固有振動モードについて次の四つのパラメー
タがあります。
(1)
(2)
(3)
(4)
固有振動数
減衰比
モーダルマス
モーダル剛性
これ等四つの内、(1)、(3)、(4)の間に次の関係式があります。
1 モーダル剛性
2 モーダルマス
従って、(1)-(4)の四つのパラメータの内、基本的に独立なパラメータ
は三つです。
固有振動数(Hz)=
2.
2.1
2.1.1
コンプライアンス動特性 FRF のモーダル解析
MODAL に読み込ませて、カ
ーブフィットの機能を使って行う方法。
CutPRO の中の
MalTF から FRF を
MalTF で FRF を表示し、Send to Modal で MODAL に読み込ませる。
画面左上の“ファイル”メニューからサブメニュー“Send to MODAL” をクリ
ックします。
1
2
2,2 MalTF を使用しないで、加速度計により測定してある FRF を
MODAL に読み込ませて、カーブフィットの機能を使う方法。
2.2.1
MODAL を開く
3
画面左上の“ファイル”メニューからサブメニュー“Send to MODAL” をクリ
ックします。
2.2.2
2.2.3
1次元モード表示を開く
以下モーダル解析を行う手順
4
5
6
3.
1次元モード形表示
7
例題の1次元構造体に等間隔(この例では30mmおき)に番号マ
ークをつける。
有る番号(この例では番号1)の箇所に加速度計を取り付ける。
番号1の箇所から順にインパルス加振を行い、MalTF でコンプライ
アンス動特性 FRF を測定し、結果を順番にファイル保存する。この
例では、Measueement1 から順番に Measurement10 まで10個のファ
イルに保存する。
3.1
番号1の箇所のデータ設定
8
3.2
番号2の箇所のデータ設定
9
3.3
最終箇所のデータ設定とモード形表示
10
4. 2 次元モード形表示
前節の1次元モード表示と同様な手順で行います。
5.
フレキシブルツール計算
11
12
13
14
以上
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