平成28年度 タンパク質同定用 ソフトウェアの保守 仕 様 書

平成28年度
タンパク質同定用
ソフトウェアの保守
仕 様 書
※本仕様書は、予告なしに修正又は訂正する場合があります。
その際は、当機構ホームページ上にて仕様書の修正又は正誤表等を
公示いたしますので、必ずご確認下さい。
独立行政法人製品評価技術基盤機構
1.目的
独立行政法人製品評価技術基盤機構(以下「当機構」という。)バイオテクノロジー
センター(以下「バイオセンター」という。)では、保有する微生物株の学術・産業へ
の利活用を促進するため、有用な微生物について発現タンパク質を同定するプロテオー
ム解析を行っている。また、近年はこれらの技術を用いた、法令順守及び社会的リスク
の低減のための技術開発も行っているところである。
プロテオーム解析は、タンパク質を酵素により断片(ペプチド)化し、質量分析する
ことにより得られたアミノ酸配列データからタンパク質を同定する。質量分析装置で測
定したタンパク質のアミノ酸配列を、タンパク質同定用ソフトウェア MASCOT
(Matrix Science 社製)を用い、コンピュータによりデータベース検索し、タンパク
質を同定している。
当該ソフトウェアは、その信頼性の向上のため、セキュリティ機能の強化、検索機能
の追加などのバージョンアップが行われている。保守契約の締結を行わなければ、これ
らの新機能を入手することはできない。また、バージョンアップにあたり、不具合が発
生した場合には緊急に対応をする必要があり、専門的な知識と技術が要求される。これ
らのことから当該ソフトウェアについて保守契約を行うものである。
2.対象ソフトウェア
タンパク質同定用ソフトウェア MASCOT(Matrix Science 社製) 1式
3.所有計算システム
現在は、4CPU の計算ノード 1 台と制御用ノード 1 台による計算システム(平成25
年度導入)で、閉鎖されたネットワークシステムに接続され、管理端末により管理され
ている。
なお、システムは平成27年末の MASCOT 推奨スペックを満たしている。
(1)ソフトウェア名:MASCOT バージョン 2.5
(2)ソフトウェア利用権:4CPU 分
4.保守内容
バージョンアップ及び不具合発生時の対応を行うものとし、実施内容は次のとおりと
する。
(1)バージョンアップ
ソフトウェアのバージョンアップがあった場合には速やかにバイオセンター安全・
解析課担当職員(以下「担当職員」という。
)と実施時期を協議しバージョンアップ
作業を行うこと。また、バージョンアップ版のメディア(CD-ROM 等)を提供する
こと。利用権は使用者に帰属させること。
(2)不具合発生時の対応
不具合が発生した場合、その都度対応し、適切な処置をとること。修正プログラム
が発表された場合は、修正プログラム(CD-ROM 等)のメディアを提供すること。
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5.その他
(1)保守作業は、原則として当機構執務時間内(平日 9:00~17:00)に行うものとし、
これを超える場合は担当職員の指示に従うこと。
なお、平日とは、行政機関の休日に関する法律第 1 条に定める日及び当機構の創
立記念日(毎年 5 月 1 日)を除く日とする。
(2)保守作業上知り得た事項について、いかなる場合にも第三者に漏らしてはならな
い。
(3)保守作業に係る一切の費用を含むこと。
(4)保守作業終了後の動作確認を行い、担当職員の承認を得ること。
(5)バージョンアップ等により操作方法が変更した場合、変更部分のマニュアルを提
供し、日本語でオンサイトでのトレーニングを行うこと。
(6)使用方法及びシステム運用に関する質問を受ける、電話、FAX 及び電子メール
の一元窓口を設けること。
(7)契約終了時に、年間保守作業報告書を提出すること。
(8)仕様書に明記されていない場合又は疑いを生じた場合は、担当職員と協議するこ
と。ただし、軽微なものについては、担当職員の指示に従うこと。
6.窓口体制
本ソフトウェアの保守及びその他の事項の対応を行うために設けた窓口は日本語に
て対応し、その対応時間は下記のとおりとする。
(1)電話窓口対応時間:
平日 9:00~17:00
(2)FAX 又は電子メール窓口対応時間: 24 時間 365 日
7.保守期間
平成28年4月1日(金)~平成29年3月31日(金)
8.作業場所
東京都渋谷区西原2-49-10 独立行政法人 製品評価技術基盤機構
別館3階 プロテオーム解析室
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