22号 - 春江小学校

春江小学校 校長室だより
麻中の蓬
第22号 平成28年2月18日(木)
【再びの雪景色】
学校評価の結果Ⅴ
【給食について】
①少し前に、子どもから給食は前を向いて食べていると聞きました。話していて
食べるのが進まない子がいるからかなと思いましたが、さみしい食事だなと思
いました。やはり、向かい合って食べる方が楽しく、おいしく食べられるので
はないかなと思いました。
②給食にパンを出すのをやめてほしい。先日のオープンスクール時に配られるパ
ンを見たが、あれ1個ではとても満足できる物ではなく、空腹では授業に集中できない。どうして
も出すのなら数を増やすか(一人当たりの)米パンなど満足できる物にしてほしい。朝食にパンを
食べる家族も多いのだから、福井県としてもっと米を活用してほしい。あと食材を全て国産の物に
してほしい。(なっていたら嬉しいです)
給食の献立については、春江坂井給食センターの栄養士の方々が、子ども達の
健康面・栄養価などに配慮して考えてくださっています。給食の量については、
学校給食法第8条第1項の規定に基づいて、児童一人一回当たりの学校給食摂取
基準によって、学年や年齢に応じた標準量で作っていますが、学級ごとに多くし
てほしい、減らしてほしい等の要望に対しては柔軟に対応していただいています。
パン給食は、米飯給食を基本にしながら、子どもの嗜好もある程度取り入れる
ということで、月に1回程度取り入れています。パンの量については、給食センターにお聞きしたとこ
ろ、パンを作る工程でバターなどを使用しているので、1個でも相当のエネルギー量になり、個数を増
やすことは難しいとのことです。因みに基準は、低学年:530kcal、中学年:640kcal 、高学年:750kcal
です。
ご心配の食材は全て国産のものです。安心してください!
給食を前を向いて食べているクラスもあるようですが、食事のマナーを徹底させたい
との考えからです。給食の目標としては、楽しく食事をする、明るい社交性及び協同の
精神を養うことなどがありますが、ついおしゃべりに夢中になってマナーがおろそかに
なったり、食べるのが遅くなったりといった、学級による事情もあります。大分マナー
も身についてきているので、そういった学級でも、グループで食べる機会も増やしていきます。
【学習について】
①宿題をしていても、学校で習ってきたことが理解できていなくて、家でもう一度分
かるまで教えています。一人一人理解する時間が違うので、授業だけで全員が理解
できるようにとは言えませんが、個別に分からない人は質問ができる時間が少しで
もあるといいと思います。他の人の前でははずかしくて聞けないという子もいると
思います。
②親の時代と教え方や式が変わっています。ある程度のことは教えることができます
が、
「学校で教科書で確認するか、それでも分からなかったら友だちか先生に教えてもらいなさい。」
と言っています。先生に聞いたとき、お忙しいでしょうが、きちんと教えてください。
③授業の内容を理解していない事が多く、宿題をしていると「分からない…」「教えて」という会話
が日常となっているのですが「先生に教えてもらうのが一番よいと思うよ。」と声をかけるのです
が、分からないので教えてほしいと言う事を恥ずかしく思っているようで、宿題に毎日時間がかか
っている状態です。どうしても声をかける事ができないときは、連絡帳に理解できないところを書
き込んでも良いでしょうか?
④学習アップ作戦の時期も普段と変わらずテレビを見ており、反省文に「テレビを見過ぎたので次回
は気をつけます」と書いておきながらも、同じ事の繰り返しなので、あまり意味がないように思い
ます。
⑤学習習慣アップ作戦の時に、いつもは一ヶ月に1回だけど、一番終わりの日(金曜日)の時に、家
庭学習三原則に丸を付けるのはどうでしょうか。
⑥授業参観などで、道徳の授業を見ても、ありきたりなことを言っているだけで、
まったくおもしろくありません。ほかの授業も特に工夫もなく、子どもを授業に
引き付けるものがないように思います。先生方も大人にうまく媚びている子ども
を感じの良い子と勘違いしてる事が多いように思います。そういう子どもは、け
っこう先生の知らないところでひどいことを言ったり、ひどいことをしてます。
そういう事にもっと気付いてほしいです。高学年になってからまったく信頼でき
る先生に出会えません。残念です。
学習の定着のためには家庭での学習は欠かせません。保護者の支援でなお理解で
きないところがあれば、本人が聞くのはもとより連絡帳などで知らせて頂ければあ
りがたいです。
学校で学習したことがその日のうちにきちんと理解できているかどうかは個人差
があるのは確かで、担任としては、個に応じて休み時間などにも学習指導にあたっ
てはいますが、全員を見切れていないという現状はあるかもしれません。
授業では理解したつもりでいても、いざ自分一人でやってみると分かっていない
ということもあると思います。お子さんが自分で担任に「分からないところを教え
ほしい」と伝える力も是非つけてほしいとは思いますが、宿題で間違っていれば、理解していないとい
うことが担任も分かりますし、そこで、個別に指導することができます。今後も児童の理解度に気を配
りながら授業をしていくように努めたいと思います。
今後大学の入試制度が変わることで、小学校でも授業改革が進められていきま
す。一斉授業ばかりではなく、アクティブラーニングと言われる能動的な学習方
法を、今までよりも多く取り入れていくことが求められています。
春江小学校としても、よく分かる授業・楽しい授業づくりをめざして、授業研
究・授業改善を進めていきたいと思います。
学習習慣アップ作戦と家庭学習三原則については、来年度に向けて見直しをす
る方向で現在話合いをしています。
家庭での学習習慣については、学校が強制して身につけさせられるものではあ
りません。学校としては、家庭学習をする上で、何をどのようなめやすでさせればよいのか分からない、
家の人の言うことはなかなか素直に聞かない、各家庭で違いがあると徹底させにくい、というような各
家庭での悩みに対応して、一定のめやすを示し、家庭での学習習慣が定着するように促しています。
家庭でのことですので、保護者の方のご理解とご協力がなければいくら学校で指導しても身につきま
せんので、学校の取組を最大限利用して、家庭が主体的にお子さんの家庭学習の習慣化を図っていただ
ければと思います。
家庭でのことは家庭に任せておいて欲しいという声が大多数であれば学習習慣ア
ップ作戦のような取組も不必要かと思います。
そうは言っても、子どもたちは、小学校を卒業したあとも、中学、高校で学習を
続けていきます。その基礎を培うのは今です。小学生の段階で、いかに自分をコン
トロールする力をつけ、きめられたことをきちんと学習し、さらに進んで学ぼうと
する態度を身につけられるかどうかは、今後にも大きく影響していくともいえます。
学校では、ご家庭と協力しながら、確かな学びにつながる取組を続けていきたいと
思っています。
【NIE(Newspaper In Education)について】
①新聞をとってない家庭ありますか?以前はとっていなくて、何度も祖父母の家に足を運びました。
(今はとっている家庭も少なくなっているのではないでしょうか?)とっていない家では、不便さを
感じました。
②NIE:3・4年生の方が現在よりも多く取り組まれていたと思う。記事集め、家庭での話も回数
が多かった。
③NIE:子どもから聞いたことがない。
④1年生で新聞を使った授業はまだ無いと思いますが、児童クラブでは「の」の字探しをしたと楽し
そうに話していることがありました。
⑤1年生の授業で新聞を使ったと聞いたことがなかったから。
⑥NIEの指定校だと聞いていますが、児童の頑張った記事(ex、絵画、習字、
市民マラソン、そろばん)について、先生方が各児童に対し声かけをしていない
ように思います。「頑張った結果を見たよ」という「見ているよ」を伝えてあげる
ことはとても大切だと思います。クラスで発表してあげたら、ますます児童も励
みになると思うのですが。
⑦NIEは、夏休みの宿代時に使用しているイメージしかないです。普段は、子ど
もからの話の中に、その内容がないです。
NIEに関しては、各学年ごとに、各教科おいて活用すると効果的な単元で取り
入れて学習しています。年間を通して、季節に関する国語の単元で季節を感じる記
事を集め、俳句作りやかるた作りをしたり、社会科見学終了後に新聞作りをしたり
しています。低学年でも、国語「修飾語」の学習で、新聞記事の写真を活用したり、
見出しを考えたりする学習をしています。今後も、朝学習の時間に新聞を広げて気
になる写真を探し、隣同士で話をしたり、新聞を使った遊びや文字・言葉探しをし
たりすることもNIEなんです。今後も、朝学習の時間に、NIEを行う曜日を設
定したり、気軽にできるNIEに取り組んだりしていきたいと思います。学校だけではなく、御家庭で
も、新聞を広げて会話を交わす時間をつくっていただけるとありがたいです。
①については、昨年度の学校だより37号でもお答えしましたように、NIEは
新聞記事の言葉の意味を調べたり、各地のニュースを地図に表したりする活動を
授業中に取り入れる等、新聞を学校や家庭で教材にしようという活動です。子ど
もの頑張った記事を見るかどうかとは直接は関係ありません。
でも、先日の20号でもお答えさせて頂きましたが、励みになることは確かです
ので、活躍の記事の情報ははいくらでもお寄せください。担任も誉める材料になります。